会社を半休して「インゴ・マウラー展」へ出かけた。
なんて。
そんな訳ないか。
夕方から用事があったので
その前の時間調整。
平日昼過ぎの美術館は、外の喧騒が嘘の様な
ゆるゆるした時間と心地よい気だるさがある。
美術館の入口で初老の男性に
「ちょっと、そこのあなた」と声をかけられた。
「やだ!?こんな所でナンパかしらん?」と思いきや
おもむろにインゴ・マウラー展の
チケットを突き出し
「チケットあるから。チケット。」と
「これあげるから、いいから、いいから、あげるから」を
繰り返し強引に渡されそうになる。
うっ・・なんてこった。
今日に限って既に前売り券を購入済。。。
「残念ながら持ってます」としょんぼり
ご辞退申し上げた。
インゴ・マウラーはドイツの照明デザイナーである。
彼の40年間に渡る活動や作品を
展示した初の本格的個展。
名前はいまいちなじみがなくても
作品を見ると「おっ!これもそうだったのか!」と思う。
この人の作品は全て、照明とは一見関係のない
日常生活で使うあらゆるものが
デザインに取り入れられている。
お皿やカップやティーポットを割って
組み立てたシャンデリア風のペンダント《ポルカ・ミゼリア!》
*イタリア語で”オイオイなんてこった!”という意
これは当初作品名がなかったらしいが
ミラノの展示会でこの作品を見た人が
驚いてあげた声を
「それいいじゃなーい」と作品名にしたというアバウトさ。
電球に羽毛を取り付けたランプ《バーディー》や
最近話題のLED
白色の発光ダイオードが278個も埋め込まれた
透明のテーブルとベンチは
まるで星屑の中にいるようだった。
何十年もの間、クリエイティブに作品を継続して
世の中に発信し続けていかれるのは
いつまでも頭の中が新鮮で
錆び付かないからだろうかと
カンパリソーダの瓶を重ねたランプ
《カンパリ・ライト》を
錆び錆び頭で見上げて思う
ゆるゆるな午後。
なんて。
そんな訳ないか。
夕方から用事があったので
その前の時間調整。
平日昼過ぎの美術館は、外の喧騒が嘘の様な
ゆるゆるした時間と心地よい気だるさがある。
美術館の入口で初老の男性に
「ちょっと、そこのあなた」と声をかけられた。
「やだ!?こんな所でナンパかしらん?」と思いきや
おもむろにインゴ・マウラー展の
チケットを突き出し
「チケットあるから。チケット。」と
「これあげるから、いいから、いいから、あげるから」を
繰り返し強引に渡されそうになる。
うっ・・なんてこった。
今日に限って既に前売り券を購入済。。。
「残念ながら持ってます」としょんぼり
ご辞退申し上げた。
インゴ・マウラーはドイツの照明デザイナーである。
彼の40年間に渡る活動や作品を
展示した初の本格的個展。
名前はいまいちなじみがなくても
作品を見ると「おっ!これもそうだったのか!」と思う。
この人の作品は全て、照明とは一見関係のない
日常生活で使うあらゆるものが
デザインに取り入れられている。
お皿やカップやティーポットを割って
組み立てたシャンデリア風のペンダント《ポルカ・ミゼリア!》
*イタリア語で”オイオイなんてこった!”という意
これは当初作品名がなかったらしいが
ミラノの展示会でこの作品を見た人が
驚いてあげた声を
「それいいじゃなーい」と作品名にしたというアバウトさ。
電球に羽毛を取り付けたランプ《バーディー》や
最近話題のLED
白色の発光ダイオードが278個も埋め込まれた
透明のテーブルとベンチは
まるで星屑の中にいるようだった。
何十年もの間、クリエイティブに作品を継続して
世の中に発信し続けていかれるのは
いつまでも頭の中が新鮮で
錆び付かないからだろうかと
カンパリソーダの瓶を重ねたランプ
《カンパリ・ライト》を
錆び錆び頭で見上げて思う
ゆるゆるな午後。