ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

マッチポイント

2006-08-19 | 観 Movie Museum
持って生まれた”強運”で
いわゆる逆・玉の輿に乗った男。

「玉の輿」を辞書で調べたら

-昔、貴人が乗った美しい乗り物-とあり、

もうひとつ

-身分の低い女性が結婚により富貴な身分になること-とあった。

「富貴」???
<ふうき>- 財産があって地位が高い事- だそうだ。

まさにその逆、
男性バージョンの話なのである。

マッチポイント


今までのウディ・アレン監督の作品とは
少し趣が変わったか?


高級会員制テニスクラブのしがないコーチから
たまたまレッスンをした男性の妹に見初められ
(見初めるとは死語?!)

とんとん拍子に結婚まで進み
上流階級へと入りこんでいくが、

その前に現れる魅力的な兄の婚約者に
あっという間に心を奪われる。

この婚約者というのが、

もしこれが自分の友達だったら
絶対に彼には会わせたくないタイプの

小悪魔系女子。

彼女が歩くと、けものみちの様に
濃厚フェロモンが漂う。

ああいうのに男は弱いんだよねえ。

そのフェロモン小悪魔の放った強烈な台詞

「男はみんな私に夢中になるの。
あなたもそうなるのが怖いのでしょう」

一緒に観た友人に、今度彼に
どこからくるんだその自信風で言ってみればと薦めると

「うん。間違いなくドツかれるね」と一言。


裕福で贅沢な暮らしと
出世を保障された妻との生活と

理屈じゃないんだ本能で惹かれちゃうんだよ小悪魔に!
の間で揺れる逆玉男の結末は・・・。


テニスのマッチポイントで
ネットの上すれすれにボールが当たると

相手のコートにぽとりと落ちるか
自分のコートにぽとりと落ちるかで

勝負の結果が正反対になる。


「運」の強さは生まれ持つものもある気がするが

「運」を呼びよせる強さと勝負強さは
努力でものにする後天的なものじゃないかと思った

暑い暑い恵比寿の休日。

ランチは「ノミの市」にてタップリ。


そして本日うれしい収穫。
ランチの後暑い恵比寿の街を歩いていたら

カリスマパティシエ
Toshi yoroizuka」のお店を発見。

チョコが光ってた・・・。

混んでいて今日はテイクアウトで断念したが
次回は店内で食スベシ。