笑顔でハイヒール♪

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100万回生きたねこ

2010年11月07日 23時09分10秒 | 本のお話
100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
佐野 洋子
講談社


作者の佐野洋子さん、亡くなったのですねぇ。

この絵本のねこは、
100万回生きて、100万回死んで、100万回飼い主が泣いて悲しんで
100万回生き返って、
でも、
ねこは、悲しくもなかった。
死ぬのなんて、平気。
もう100万回も死んだんだから。
死ぬことなんてこわくもなかった。

最後にねこは、のらねことして、生き返る。
はじめて自分のねこになる。

そして、白い猫と出会って、白い猫を好きになって、
子猫を授かる。

自分よりも、白い猫と子猫たちを愛するようになって、
永遠に白い猫のそばにいたいと思う。

でも、白い猫はある日、死んでしまう。

ねこは、100万回生きても死んでも一回も泣かなかったのに、
初めて悲しくて悲しくて、100万回泣く。

そして、ねこは死んでしまう。


これはねぇ~~~、
人によって、ちがう解釈で、感動する。

読む人によって、違う感動がある本って、名作だと思う。


幼稚園の先生をしていたとき、この絵本を読むと必ず泣いていた私。

子どもたちは、し~~~~~んと聴いていた。


「ねこ、しんだの?」


そう聴かれて、涙目でうなづいたなぁ~・・・。

コメント (5)
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