国の重要無形民俗文化財にも指定されている『小迫の延年(おばさまのえんねん)」というお祭りに
ダンナに連れて行ってもらいました。
パンフレット
パンフレット
以下、宮城県栗原市のホームページからの抜粋です。
延年とは、平安から室町にかけて、僧侶や稚児たちが寺院で盛んに行っていた遊演舞台の総称のひとつですが、小迫の延年は、国の重要無形民族文化財にも指定されており、由来、保存スタイルとも固有のものが見られます。
小迫祭りは、三迫総鎮守の社として崇拝されている白山神社の例大祭で、春の農耕期を前に豊作を願って行われてきました。
祭りでは、獅子舞(ちゃれこ舞)、献膳、御山開き・御法楽、入振舞(長刀舞)、飛作舞(胡蝶舞・青陽舞)、田楽舞が行われ、源平合戦を擬した馬乗渡しで終わります。
古来、この馬乗渡しの扇の的を手に入れたは豊作であるといわれ、必死に的の奪いあいが行われてきたため、一名「ケンカ祭」ともよばれています。
祭りの当日は、那須与一の扇の的射にあやかり宮城県北・岩手県南から数百人の選手が技を競う弓道大会、吟道大会が開催されるほか、地場産品まつりも同時開催され好評です。
昭和54年2月3日、重要無形民俗文化財として国の指定を受けました。祭典は、旧3月3日でしたが、現在は4月第1日曜日に開催されています。
以上
これを読んだのは、お祭りが終わってから。
現地に着いてすぐ見た女子高生たちの弓道大会
凛々しくて、とても美しい。
次に見たのが、出番を待つお馬さんたち
この子、待ちくたびれて、既に飽き飽きしちゃって
前足で土を蹴りながら、首をしきりに振っていました。
馬が首をしきりに振るのは
もうヤダァとのアピールだそうです。
大きな扇の的を運びます。
獅子舞(ちゃれこ舞)
白山神社の神を2人の蛇の女神さんたちが取り合うコミカルな踊り
坂上田村麻呂と妻の鈴鹿御前の優美な舞
豊作を願う田楽舞
花笠を被っています。
踊り終わったら、この花笠を観客に投げます。
これをゲットすると良い事があるそうで
人々、特に子供達は争ってとりあいます。
ダンナはこれをゲット。
いよいよ、馬上渡し
源頼朝以下源氏の武士たちの登場。
お馬さんたち、お待たせ〜
たてがみをキレイに編み込みしてもらって
出番ですよー。
那須与一が扇に矢を射ます。
矢は見事、扇を突き抜けました。
(動画を撮りましたが、投稿の仕方が分からない)
この後、この扇を取り合うけんか祭りとなるそうですが、
今回はヘルメットをかぶった男性達が友好的にみなで扇を押さえていました。
争いの感じはなかったです。
(チョット期待外れ)
最初から最後まで、2時間半ぐらいかかりますが
比較的暖かく戸外でも楽しめました。
お祭りというか、屋外ステージで演劇を楽しんだような感じでした。
もっと広く知られて、沢山の人が見にきたら良いのにと
思いました。
神社ですから、周りは杉林。
頭上のスギ花粉が気になりましたし
身体も冷えたので
ホントは日帰り温泉につかりたかったけど諦めて
早々に帰宅して
ダンナのマンションのお風呂にゆったり浸かりました。
極楽極楽。
「なにが ええねん?」「なにがよい?」おばさまのお話?と
おまつりなのね・・・・失礼いたしました!笑
歴史あるお祭りっておもしろいですね
北海道ではなかなかお目にかかることはできません・・・・
東北は農業に関わる祭りが地域ごとに沢山あるようで、
まだ地元にいたころ、20kmは山の向こうの知らない土地
でしたね。
ところで実家の裏(表か)釣山公園という桜の名所が
あります。全山ソメイヨシノで圧巻です。見晴らしもよく、
磐井川と束稲山、市街が一望です。もしお時間ありまし
たらお寄りください。4月末あたりが満開になると思い
ます。
私なんか「おばさまの怨念」なんて
おどろおどろしいこと思いました。
怨念どころか、コミカルで洒落っ気のある
楽しいお祭りでした。
いつぞやは南部せんべいご馳走様でした。
関東地方のお花見は終わりに近づき
次は東北地方に北上ですね。
桜を追いかけて北まで旅したいなあ。
釣山公園、わたしは今年はシーズンに行かれないけど
ダンナに教えてあげようっと。
ありがとうございました。