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街の散歩…ひとりあるき

二十四孝Ⅰ…『北斎漫画』八編

2019年08月19日 | 絵画・彫刻
二十四孝Ⅰ…『北斎漫画』八編

二十四孝■にじゅうしこう
中国の孝行にすぐれた二十四人

1. 大舜(しゅん)
両親兄弟に疎まれながらも孝行息子
田を耕しに行くと象が手助け
天子も感心し娘を娶らせ王位を譲った
2. 曽参(そうしん)
曽参の留守中に友人が訪ねてきた
貧しくもてなしもできず母爪を噛んでいた
曽参、胸騒ぎがして家にもどって事情がわかった
親孝行故に感じとったのだろう…と
3. 漢文帝(かんのぶんてい)
母の薄太后に孝行うつくし
食前の毒味をしたほどだという
4. 閔 損(びんそん)
継母と腹違いの兄弟にひどい扱いをうけながらも
父に告げ口もせず、むしろ継母たちを弁護した
5. 仲由(なかよし…子路しろ)
母のため、米を背負って百里歩いた
6. 董永(とうえい)
父一人子ひとり、貧しく脚の悪い父をいたわる
感じ入った天が織姫を妻につかわした
7.郯子(たんし)
目を患う両親のため
目に効くという鹿の乳を危険をおかして採ってきた
8.江革(こうかく)
母一人こひとり
老いたる母が揺れるの厭い牛馬を使わず
自ら車の長柄を引いて母を運んだという
9.陸績(りくせき)
六歳のとき人に頂いた蜜柑が美味しく
加えて三つ袖に入れて帰ろうとした
が、袖からこぼれ落ちてしまった
母のために持ち帰ろうとした、と。
10.寉山南(かくさんなん)
唐婦人のことか
姑に歯がないので乳を与え
毎朝、姑の髪を梳くなど、さまざまに仕えた
11.呉猛(ごもう)
八歳の呉猛、蚊帳も買えないほど貧しく
自分の着物を親に着せ
自分は裸で蚊に刺されつづけた…
12.王祥(おうしょう)
魚が食べたいという母のため
行った河が凍てついていたため
裸になって氷を溶かし
獲った魚を持ち帰ったという



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