matta

街の散歩…ひとりあるき

愛宕(おたぎ)念仏寺

2016年12月31日 | 歴史
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

愛宕(おたぎ)念仏寺に千二百躰の羅漢さん。

羅漢さんとは・・・
「阿羅漢、また阿盧漢、略して羅漢。
無学、不生、無生、殺賊、また應供。
小乗の修行者が到達する最終の地位にして、
これを不生、または無生というは、
再び生死の境界に生まれざるが故なり。
殺賊とは煩悩の賊を滅盡せる意。
應供とはここに至れば無量の功徳を具して、
他の供養に応ずるの資格あるの意なり」
          (『禅宗辞典』より)


愛宕(おたぎ)念仏寺のルーツをたどれば
奈良時代の建立であったが、廃寺と復興、
再興を重ね…なおも廃寺となっていた。
そして昭和55年より境内全域の復興にあたり
一般の参拝者自身の手によって千二百羅漢が
彫られたのだとのこと。


ちょうど今年いっぱい。
これにて 京都の寺社めぐりを終えます。
来年もまた
よろしくお願い申しあげます。


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あだし野 竹の小径 六面六体地蔵さま

2016年12月30日 | 歴史
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

西院の河原から寺務所
本堂をめぐり
うっそうとした「竹の小径」がつづく。



その小径をのぼりきると「六面六体地蔵さま」が。

「お地蔵様はあらゆる所におまつりされて
あり一番身近に拝むことのできる佛様です。
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人道・天道の六つの
世界を六道といいます。
この六面六体地蔵はそれぞれにお地蔵様が
居られ人々を救われる姿を現したものです。
水をかけてお参りしていただくのは、水に
よって罪障を洗い流していただく意味が込
められています。
天道から人道へ時計の針が回るように順に
おまいりしてください。お地蔵様を拝む時
『オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ』と言
っておまいりします。」
 (高札『六面六体地蔵さまについて』より)

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あだし野 念仏寺に向かう

2016年12月29日 | 歴史
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

「あだしのは化野と記す。
『あだし』とははかない、
むなしいの意で、又『化』の字は
『生』が化して『死』となり、
この世に再び生れ化る事や、
極楽浄土に往生する願い
などを意図している。
 この地は古来より葬送の地で、
初めは風葬であったが、
後世土葬となり人々が石仏を奉り、
永遠の別離を悲しんだ所である。」
   (『あだし野念仏寺』拝観栞より)
その、あだし野へむかう。
いまや きれいな参道なり。



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二尊院 紅葉の馬場

2016年12月28日 | 歴史
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

二尊院 紅葉の馬場。
参拝は十一月六日のこと
紅葉がはじまったばかり。
そのうっすらの紅葉のなか
たいへんおちついていて
こころやすらぐ参道だった。



二尊院。
本尊に釈迦如来と
阿弥陀如来の二尊を祀る。
「釈迦如来は、人が誕生し
人生の旅路に出発するときに
送り出してくださる
『発遣(ほっけん)の釈迦』。
阿弥陀如来は、その人が
寿命をまっとうしたときに
極楽浄土よりお迎えくださる
『来迎の弥陀』という。」
   (二尊院の案内栞より)


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落柿舎 平澤興句碑

2016年12月27日 | 歴史
落柿舎 平澤興句碑
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

春の雨
天地(あめつち)ここに
俳人塔
        平澤興句碑

雨…あめ…天
天と地をつなぐ雨
天と地…理といのち、新羅万象
ここに俳人塔あり
と いうことだろうか…。

平澤興
京都大学第十六代総長(1957〜63年)、医学者
浄土真宗の篤い信者でもあったという。
句碑は俳人塔竣工祭のおりの作。



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