にわか雨だ!
干し物、干物みんな取りこめ!
子供までもが一体感。
戸板のようなものに
ならんでいるのはアワビだろうか。
土間がそう広そうにないから
棟割長屋のひとつだろう。
四畳半一間に小さな土間だけ。
これが店子の住まいだった。
おっかさん、諸肌脱いで
なんと、おおらかなこと!
釣。
綱吉の「生類憐れみの令」
うち「釣魚釣船禁止令」も含まれた。
が、綱吉が亡くなる(1709)とともになくなり
その後、街中に釣の人気が出たという。
ここは海辺なのか川なのか。
キスやハゼを釣って楽しんでいたらしい。
左の男、桶に魚らしきものを入れ
天秤担いで売り歩く「棒手振り」だ。
毎日、朝に仕入れては売り歩く。
いわば、その日その日の「日銭稼ぎ」だ…
戸棚のような箱を前後に担ぐ右の男は
何か加工したものを売り歩いているのだろうか。
ほか、「担ぎ屋台」などもあった。
蕎麦など、鍋、七輪、丼などいれ
その場で温めて売り歩いてたという。
まあ、思い思いの恰好
くつろいだ姿で牛に乗り
これからみなさん、
農作業におでかけか。
牛々…いまや
牛は搾乳と食肉。
江戸時代にはもっと人々の生活に
寄り添った生きものだったろう。
農作業での力持ち、ミニトラクター。
糞は肥料に。
してまた重量物の運搬に…と。
いまより もっともっと
牛を身近に感じていたことだろう。