マルドロール…2

LeicaM8.2/summilux 50mm

昨日の、
キンクロハジロのバリエーション。
似たようなものでスミマセン。
でもちょっと向きが変わっただけで、
ハジロの表情が、
グッと異なるものですね。

正面を向いたときの睨み。
何かたくらんでいるな…。
あるいは襲いかかろうとしている。
横顔は、
ポニーテールのお兄さん。

これだけ表情、姿をつかい分けるのだから、
やっぱりマルドロールの化身なのだ。
いつだってフォーマル、礼装に身をつつんでね。
スタイリスト、ダンディなんだ。

マルドロール…

LeicaM8.2/summilux 50mm

ぽかりぽかり、
空に浮かんでいるような、
キンクロハジロ。
クチバシを腋の下に入れ、
完全無防備状態でうつらうつら。
それとも…

口までかくして、
黒マントに身をつつみ、
なにかたくらんでいる。
マルドロールか悪魔の化身か…。
空か水面のみが安住の地、
地面を歩くのを見たことがない。

渡りのとき、
樹にとまることもないのだろうか。

正面を向くとすごい形相。
おっと！髪が逆立ってしまった…。
ととのえなおす手なんてもってやしない。
横を向いた表情はアホみたい…。

いよいよ芽…

LeicaM8.2/summilux 50mm

キイチゴの一種、
カジイチゴにあおい芽が、
うっすらといっぱい。
やわらかな姿にホッ…。
葉っぱの芽ということでは、
わたしは、今年はじめて見た。

たしか四月ごろに白い花が咲き、
梅雨のころにオレンジ色、
つぶつぶのある実がなる。
食べられるとか…。

シナマンサクも様子見…

LeicaM8.2/summilux 50mm

シナマンサクも、
斥候隊の花が様子見に、
咲きはじめてから、
けっこう日がたった。

いまだまばらなままだ。
まれに「離層」ができないため、
昨年の枯葉が、
いまだはりついている。

灰色の空のもと、
枯葉とともに、
まばらな斥候の花。
こころなしか、
黄色もあまり冴えない。

ウメもまだ…

LeicaM8.2/summilux 50mm

二月下旬、去年のいまごろ、
ウメはすでに満開のやまをこえていた。

ことしはまだまだ。
大気の様子をうかがうように、
おそるおそる、
さぐるように、
先遣隊のように、
孤立気味にひらいている。

メジロやヒヨドリもみえない。
ウメが咲かないから来ないのか。
彼らのくる気温じゃないのか。
彼らや虫が来なくては、
受粉が不発に終わってしまう。
自分ではできない…。
ながいヒゲを生やしているのにね。