LeicaM8.2/ summilux 75mm 1st
超高層建築の要、巨大なクレーンが何本も…。
シチリアはシラクサ(シュラークーサイ)のアルキメデス。
「支点さえ与えてくれれば、地球をも動かして見せましょ
う」と豪語。ヒエローンから「ではあの軍艦を引き揚げて
みよ」と命じられると、複滑車と梃子を使って、乗組員や
貨物を満載した軍艦を、難なく一人で海から陸地へと引
き揚げたという。
わが国はまだ弥生文化前期の時代だった。
アルキメデスは数学者で物理学者、天文学者であるばか
りか工学者でもあった。紀元前213~212年、年間をつう
じてローマ軍は、敵軍団よりも御年75歳のアルキメデス
の頭脳にたいへん手をやいたという。
「第二次ポエニ戦争中、シュラークーサイがローマ軍に
包囲されたとき、アルキーメーデスは、祖国防衛のため
に才能を発揮し、50kgもある石塊を遠距離まで投げるこ
とのできる投石機や、敵艦を吊り上げては海に落とす起
重機など数々の戦争機械を考案、一説には巨大な凹面鏡
で太陽光線を反射させてローマ艦隊を炎上させたと伝え
られる。しかし、ついにシュラークーサイが陥落し、略奪
が繰り広げられた際、砂に図形を描いて幾何学の問題に没
頭しているアルキーメーデスを、彼とは知らずに一ローマ
兵が殺害した。最後の言葉は『私の円を乱さないでくれ』
というものであったといわれる。ローマの将マルケッルス
は彼の死を惜しんで葬り、その墓には記念碑として円筒に
内接する球の図形を彫り込ませた。これは故人の希望に従
ったもので『球の体積および表面積は外接する円柱の3分
の2にあたる』という自らの発見をアルキーメーデス本人
が高く評価していたからである。」
(松原國師著『西洋古典学事典』より)
超高層建築の要、巨大なクレーンが何本も…。
シチリアはシラクサ(シュラークーサイ)のアルキメデス。
「支点さえ与えてくれれば、地球をも動かして見せましょ
う」と豪語。ヒエローンから「ではあの軍艦を引き揚げて
みよ」と命じられると、複滑車と梃子を使って、乗組員や
貨物を満載した軍艦を、難なく一人で海から陸地へと引
き揚げたという。
わが国はまだ弥生文化前期の時代だった。
アルキメデスは数学者で物理学者、天文学者であるばか
りか工学者でもあった。紀元前213~212年、年間をつう
じてローマ軍は、敵軍団よりも御年75歳のアルキメデス
の頭脳にたいへん手をやいたという。
「第二次ポエニ戦争中、シュラークーサイがローマ軍に
包囲されたとき、アルキーメーデスは、祖国防衛のため
に才能を発揮し、50kgもある石塊を遠距離まで投げるこ
とのできる投石機や、敵艦を吊り上げては海に落とす起
重機など数々の戦争機械を考案、一説には巨大な凹面鏡
で太陽光線を反射させてローマ艦隊を炎上させたと伝え
られる。しかし、ついにシュラークーサイが陥落し、略奪
が繰り広げられた際、砂に図形を描いて幾何学の問題に没
頭しているアルキーメーデスを、彼とは知らずに一ローマ
兵が殺害した。最後の言葉は『私の円を乱さないでくれ』
というものであったといわれる。ローマの将マルケッルス
は彼の死を惜しんで葬り、その墓には記念碑として円筒に
内接する球の図形を彫り込ませた。これは故人の希望に従
ったもので『球の体積および表面積は外接する円柱の3分
の2にあたる』という自らの発見をアルキーメーデス本人
が高く評価していたからである。」
(松原國師著『西洋古典学事典』より)