matta

街の散歩…ひとりあるき

30 君賀春六十六津出國言 

2025年03月29日 | 絵画・彫刻

君賀春六十六津出國言
□露庵 雨□

『画本武蔵鐙』以上にて終了
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29-30 上杉輝虎 武田晴信

2025年03月28日 | 絵画・彫刻

上杉輝虎 入道謙信(1570年に出家して改名...よって川中島での戦いに行人包の僧体はおかしいともいわれる...)
武田晴信 入道信玄(1559年に出家して改名)

酔中筆して曰
紙中の寸尺限りありて形自在ならず
馬上と歩立の風情は横に広からん
ものを立に記す余は押してしるべし

関東制圧をめざす上杉輝虎軍と、これを向かい討つ武田信玄軍による「川中島の戦い-1561」。
「川中島」は長野県善光寺近く、犀川とその南側・千曲川に囲まれた地域。
上杉輝虎は兵5000を善光寺に残し、残る13000兵を率いて南下して千曲川を渡り妻女山に陣取
った。迎える武田軍2万の兵は、妻女山の上杉軍に対峙すべく拠点・海津城へ移動。

武田軍、兵を二手に分け、ひとつは妻女山の上杉軍を攻撃し千曲川を越えた八幡原へと追い込み、
これを待ち伏せしていた別働隊で挟み撃ちにしよう、と。が、海津城での武田軍の様子がおかしい
ことを上杉側は早くも察知、深夜のうちに千曲川を渡り武田軍を待ち受け、妻女山はもはや蛻の
殻だった・・・。

鞭声粛粛 夜河を過る        馬への鞭音たてず 夜 千曲川を渡る(上杉軍)
曉に見る千兵の 大牙を擁するを   暁に渡河武田軍、目前に大將旗を擁する千の上杉軍を見る
遺恨なり十年 一剣を磨き      遺恨なりこの十年、剣を磨きの磨いてきたものを
流星光底 長蛇を逸す        剣の一瞬 長蛇(武田信玄)を討ちもらしてしまった
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28-29 諏訪湖の 氷けんごにして人馬の調練陸地のごとく自在なり 

2025年03月27日 | 絵画・彫刻

諏訪湖の
氷けんごにして
人馬の調練陸地の
ごとく自在なり
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27-28 奚奴悪七、大部坊怪準、畑六郎左衛門時良

2025年03月26日 | 絵画・彫刻

奚奴(けいど)悪八
大部坊怪準、
畑六郎左衛門時良

此の三人 奇代の犬を得てより
足利家の付ヶ城 夜討し
焼討なして十八ヶ所をおとす

奚奴(けいど):しもべ、付ヶ城:敵城に相対して攻めるための出城

越前、加賀、能登、越中、若狭五カ国のなか宮方の城一つもないなか、畑六郎左衛門時能らわずか
に二十七人、ほか後に十三騎が加わって籠もるのが鷹巣城。これを落さんとする足利勢・七千余
騎、鷹巣城の周囲を、千重百重に取り巻き三十余ヶ所もの向かい城をとった。これを撃退させた中
心人物が、掲載の三人の剛勇と一匹の特異な犬だ。

畑六郎左衛門時良;相撲をとって板東八か国に勝つ者なし。武蔵国から信濃国に移住して生涯狩の
み。馬に乗って悪所巌石を落とすこと神変を得たる如し。水泳、弓を射ては樹上の猿を落とす。戦
場に臨むごとに敵を従わせ堅きに当たる。
所大夫快瞬:時能の甥で、少しも劣らぬ勇猛な僧。
悪八郎:欠唇なる大力あり。
犬獅子:不思議の犬。敵の用心厳しくてたやすく隙を伺い難い城なら、この犬、一吠え、二吠えし
て走り出る。用心のゆるい城なら兵の詰所など嗅ぎ回り、尾をふって城に入るなら、三人ともこの
犬を案内者にして塀を乗り越え城に討ち入った。
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26-27 小山田太郎 高家 

2025年03月25日 | 絵画・彫刻
小山田太郎 高家

義貞の命に
かわつて
求□塚にあがり
血戦して義の
ために討死する

藤原秀衡の五男。別名隆衡。秀衡死後4代目となった次兄の泰衡は源義経を討ち、前後して、高衡
を除く弟達(忠衡、通衡、頼衡)を殺害。高衡が義経の首を鎌倉に持参し、和田義盛と梶原景時が
実検した。なお、高衡が泰衡に殺害されなかったのは、高衡が荘司を務めていた本吉荘が外交上重
要な拠点であったことや、泰衡に同調して泰衡派となったことによるか。
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