命のカウントダウン(健康余命3605日)

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大都市圏の感染拡大続く

2020-12-30 21:49:45 | 新型コロナウィルス
毎日新聞デジタルより
 新型コロナウイルスの感染者は30日、全国で新たに3640人が確認された。水曜日としてはこれまで最多だった23日の3263人を上回った。クルーズ船の乗客乗員らを合わせた国内の感染者は23万1843人、死者は42人増えて3439人となった。
 東京都の新規感染者は944人で、1日あたりの感染者が900人を超えたのは949人だった26日以来となる。
 愛知県は294人、福岡県は189人で、いずれも1日あたりの感染者が過去最多を更新した。【まとめ・関谷俊介】
東京の新規感染者は、曜日別では16日連続の最多更新となりました。通常の週なら、これから、木金土と、より多い日が続くのが常ですが、年末で開いていない医療機関も多いため、どうなるのか予想しかねています。ただ、1月の中旬から下旬にかけては、全国では5,000人前後に増えてしまうのでは?と、危惧しています。全国津々浦々にまで、新型コロナはまき散らされてしまいました。
そして、東京近郊の濃厚感染地帯から、無症状、軽症の患者さんが周辺部に安定供給され続けています。大阪、名古屋、北九州、札幌では、そのミニ版が繰り広げられています。

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長 も、東京近郊の感染が制御されなければ、全国の感染者のコントロールは難しいと言われています。そして要点を抑えた行動をしましょう、会食が大きなカギですと言われています。特に多人数、見知らぬ人との会食が危険性大だとも。
自分を含めた誰もが感染している可能性があると考えて行動しましょうと、不肖私と全く同じことを述べておられます。

 私は、強制されるのが嫌いなので、政府に緊急事態宣言などの強制力を発動して欲しいとは微塵も思いません。政府は、国民のウィルス感染に関する知識を増やし、感染予防能力を増強するべきだと思っています。教育は力です。強制や矯正?に頼る国々とは違う「日本モデル」を創りあげ、成功しましょう。知恵を生かして、要領よく社会活動を行い、余暇も愉しく過ごしましょう。

 不特定多数の方が集う初詣は・・・お勧めできません。
 もし、行かれるのであれば、マスク着用の上、防護眼鏡かフェイスシールド等の目の粘膜保護も怠りなきようお願いします。
 年末年始の公共交通機関も、昼間であっても酔客が多いでしょうから、飛沫感染の可能性大です。マスクと目の保護は忘れずお願いします。
 たとえ、変異種がは蔓延ってきたとしても、対処法に変わりはありません。誰もが感染している可能性を考えた上での行動(スタンダードプリコーション)が、すべての基本です。出来る範囲で、感染予防していきましょう。仲間を殺さないために・・・

突然の重症化とホテル・在宅療養

2020-12-30 11:07:44 | 新型コロナウィルス

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、感染が確認されても、自宅やホテルなどで療養する人が増えている。
 当初、これまで一律に「入院」とされてきたが、10月24日から「入院」の対象は、▼65歳以上の者▼呼吸器疾患を有する者▼臓器の機能低下が認められる者▼免疫機能低下が認められる者▼妊婦▼重度・中等症の患者—などに限定する—。 
 それでも入院対象が多くなりすぎて、自治体単位で状況に合わせて入院基準を定めているのが現状だ。

 退院・退所の基準についてはそれに先立って6月12日に期間短縮の基準が発表され実施されている。
 その内容は・・・
新型コロナウイルス感染症の有症状患者について、これまで「発症日から14日間経過し、かつ、症状軽快から72時間経過した場合に退院可能」としてきたが、最新の知見を踏まえて、「発症日から10日間経過し、かつ、症状軽快から72時間経過した場合に退院可能」と改める―。
無症状患者についても、これまで「陽性確認の検体採取日(以下、単に検体採取日とする)から14日間経過した場合に退院可能」としてきたが、これを「検体採取日から10日経過」に改めるとともに、新たに「検体採取日から6日間経過後、24時間以上の間隔をあけ2回のPCR検査陰性を確認した場合に退院可能とする」との基準を設ける―。

 入院基準を狭めたり、退院・退所基準を緩くして、要するに入院患者さんを何とか減らそうとしているのです。大事を取って入院基準を甘くしたり、入院期間を長めにすると、中等症以上だったり、軽症や無症状でも重症化しそうな方で、入院できない方が大量に発生してしまいます。ホテル療養、在宅療養が増えたのは、陽性者数が激増し、コロナ患者を収容できる病床数が微増しかしていないので、当然の帰結なのです。

厚生労働省によると、「第3波」が本格化する前の10月21日時点ではホテルなどの宿泊療養は1025人、自宅療養は751人だった。しかし、約2カ月後の12月23日時点になると宿泊療養は4738人と5倍近くに、自宅療養は9524人と約13倍になった。


全国の宿泊・自宅療養の推移
 入院調整が間に合わないほど病床が逼迫(ひっぱく)▽医師が入院の必要がないと判断▽保健所が丁寧な健康観察を実施――という条件を満たせば、例外的に宿泊・自宅療養を認めることを都道府県に通知した。
 これを受け、各自治体は次々と対応を変えている。
 神奈川県は今月7日から陽性者を対象に独自のポイント制度を導入。75歳以上3点▽65~74歳2点▽糖尿病2点▽透析6点――などとリスクに応じてポイントを規定し、合計5点以上であれば入院、5点未満は自宅か宿泊施設で療養するとした。
 分かりやすい基準を設ける事はとてもいいことだと思います。しかし、その神奈川県でも、先日、ホテル療養中の患者さんが療養中に体調不良を訴えたにもかかわらず経過観察とされ、数時間後に死亡しているところを発見されました。この方の場合は、気管支肺炎の急性増悪だったようですね。酸素飽和度の低下を電話で訴えられたにも関わらず、経過観察でよいと判断されてしまった。これは明らかな判断ミスですよね。でも・・・・
実際の運用、難しいのでしょうねぇ。機器をきちんと扱えない人もおられるだろうし、電話に出ない人も多くおられるようだし・・・・


失敗を責めるのは簡単です、でも、必要なことは・・・・運用方法を改善して今後に生かすことです。勿論反省していただく必要は大いにあります。
ですが、将来に向けてのノウハウの積み上げ。「カイゼン」。絶え間なく「カイゼン」を積み上げて、救えない人を最小限にしていく。日本人は「カイゼン」が得意ですから!!
利用できるリソースは限られています。何をするにしても、ヒト、モノ、カネが必要です。どれも有限だから、どの様にうまく配分するか、絶え間ない改善が求められています。

 新型コロナ感染症が広がりを見せている限り、重症化し、亡くなる方は感染者の1%以上は存在し続けるでしょう。病院で、中等症→重症→死亡という経過をたどる方が「主流」なのでしょうが、軽症、無症状から急激に悪化して死亡に至る方も一定数おられるようです。(例外と言うほど少なくないようです)そして、心筋炎による急性心臓死がその原因の多くを占めているのではないかと思われます。
そういった方々をどう見抜いて入院加療に持っていくのか(入院されていても助かるとは限りませんが・・・救命率は上がるでしょう)
入院加療が必要な方に入院していただき、必要のない方を入院させないシステムを、運用しながら「カイゼン」し続けていくことが必要だと思っています。

下記の毎日新聞デジタルの記事、バランスもとれていて、良い記事だと思いました。