カメラぐらし

暮らしの中で身近にあるものをカメラに収め、美しい!を一日何回感じるか挑戦中です。

背景をぼかすには

2015-03-02 22:38:07 | 写真教室

前回までは、露出補正(明るさ調整)のことを書きました。

今回は初めてのメニューで「背景をぼかす」にはどうするのかを書きます。
背景をぼかすには「F値(絞り)」と言うものを調整しなければなりません。

まずは「Aモード」または「Avモード」にします。(前回までと同じ)

画面のどこかに「F3.5」とか「F10」などと表示されていたら、その数値を
調整する方法がないか調べてください。各機種のボタンの場所はマニュアルを見てください。
「F値(絞り」の調整方法……みたいな書き方になっています。

 

「F値」とは「絞り」とも言います。
では絞りとはなんなのか?

写真はレンズの穴から適量な光の量がカメラの中に取り込まれて初めて撮れるものです。
蛇腹で開け閉めするようになっていて、「F値」の数値によって下記のようになります。

 

「F8.0~F13」で撮ったら下記写真のようになります。
後ろのケーキまでしっかりピントが合ってしかも暗いです。
背景がぼけない状態で、しかも穴が小さいために入ってくる光の量が少ないので
シャッターもゆっくりしか押せません。

 

次は「F値2.8 」で撮ります。
値が小さくなるほど背景がぼけます。
この数値はカメラについてるレンズの種類できまります。
レンズによって最低値が2.8とか5.6決まっているのですが最低値が
小さいレンズほどぼけのあるきれいな写真が撮れます。
最近のカメラは1.4とか2.0くらいまで下げられるのがあります。

下記「F2.8」で撮った写真です。後ろのケーキがぼけました。
しかも明るい。「F値」の数値が小さいほどレンズの穴が大きくあくため
光がスピーディに取り込まれてでシャッターも早く切れてぶれにくく明るく撮れる。
この場合「露出補正1.3」ですが
ここを調整することもさらに大切です。

なお、手前のケーキと向こうのケーキとの間の距離があるほどぼけます。
「F値」を小さくすることに加えてズームをすることでさらにぼけます。

背景をぼかすことは、ケーキや料理だけではなく、外での撮影でも
生かせることです。
鳥や花を撮る場合でも背景のごちゃごちゃした枝やゴミがぼけて
主役だけにピントが合うのですっきりします。
外の場合は大きくズームすることだけでもかなりぼけますね。

 

 

これは一眼レフに特別ぼけの綺麗な特殊レンズをつけて撮りました。
一眼レフは撮りたい写真に合わせてレンズをつけることができるところが
いいし、なんとなく雰囲気が出るんですね。


どうぞお試しください。