■ ここが『○』
・ "一物体"として隙のない造形
・ パワフルなプロセッサをまとめ上げ
・ 意外と良かった14インチ2400×1600px解像度
・ 触り心地の良い外装
Surfaceは、Bookシリーズが出たあたりからハイエンドモデルに先鋭的デザインの機体を投入するようになり、"無駄に"デザイン重視であるヒヨコ心をくすぐります。 最も気に入ってるのは、薄くて整然と並んでいる底面ゴム足ですね(何!?w) これによってモノリシック感がより一層引き立ちます。 置く場所によっては底面に傷がつきやすいのがややザンネン(汗)
ラップトップ型のSurfaceは、BookシリーズではdGPUを、そしてLaptop Studioシリーズではそれに加えてCPUにIntel Core-i7 Hタイプという熱量の高いプロセッサを積むようになりました。 …他社ゲーミングノートPCでは既に実現していることではあるんですが…、この"涼しい顔"をしたデザインでそれをやってのけるのには感銘を受けますw (デザインと性能の両立は、かつてSONY VAIOがやっていた事でしたが…)
一応作画というグラフィック作業をしているので、前使用機種Surface Book2チャンの3240×2160px高解像度ディスプレイを信仰していたハズでした。 ところが、いざ当機ディスプレイのインチ数/解像度を目の当たりにしてみると、作画には全く問題無く、逆に自前でスケーリング調整ができないアプリがシステム側のスケーリング100%のままでも使いやすい事態に…。 以前はスケーリングを変更すると不具合を起こす常用アプリがあって困っていたのですが…、とにかく嬉しい誤算でした(汗)
外装の触り心地は、シボ(梨地)加工でありながら滑らかスベスベ感を持つ感触に。 今思い返すと、前使用機種Bookシリーズはややヤスリのような感触で、トゲトゲしさも感じましたね…。
■ ここが『×』
・ キーボードの押し心地低下
・ キーボードのスペースキー脇に英数/カナ切り替えキー(※)
・ マウスを持つ手に当たる排熱風
・ Surfaceの慢性病、"一世代~半世代前プロセッサ搭載"
・ 強気価格…
キーボードの押下感がBookシリーズよりやや軽くなり、音もカタカタ鳴りやすくなり、安っぽくなりましたネ(汗) また、スペースキーの脇に謎の英数/カナ切り替えキー。 無変換やカタカナ変換、半角カタカナ変換にしたいときにワンタッチでできなくなり、かなり不満…。 ※応急案を見つけました→コチラ
処理能力が高い代わりに、高負荷アプリを使っていると排熱も風量もすさまじい。 加えてそれがマウスを持つ手元に当たります、導入検討の際はご留意を。
Microsoft Surface謎の慢性病『一世代~半世代前プロセッサ積み』。 "それはプロセッサ(SoC)の安定性や検証に時間を掛けているから…"と思いきや、例えそうであったとしても安定性がこなれてなかったり部品実装に不具合報告が多い、ちょっと間抜けな印象…。 2024年5月現在も、当機の細かい不整合の修正に奮闘中!!w
そしてSurfaceは強気価格という印象がありますね。 日本向けだとOffice(約5万円程)が必ずバンドルされているため更に高額に…。 いずれにしろ"高いおもちゃ"になってしまいがちなのが残念ポイント。 (ただし、私個人的には他社類似スペック機の定価並みの価格で手に入れられたので…ゴニョゴニョ…)
■ 蛇足 当機の売りだけど個人的に活用していない機能
・ 液タブへの変形
・ NPU
・ dGPUをフル活用してのお仕事・ゲーム
液タブに変形させての使用は、スタイラスを画面に突き立て(?)たくない神経質ヒヨコなので、今後もしないかな…。
当機はAIを走らせるのに特化したプロセッサ『NPU』(Neural Processing Unit)を積んでいますが、AI操作をする予定はありません。 そもそも当機のNPUは低性能らしく、しかも動作するのは内蔵カメラの画像/映像を処理・加工する時のみということで、それ以外の用途には使えない…とのことです。
折角のdGPUなんですが、3DCGを"フル活用"することもありません(汗) せいぜい低負荷な3DCGオンラインゲーム大航海時代Onlineをプレイする程度かしら(笑) …でもまあプロセッサが個別である事は、負荷分散してそれぞれの動作・排熱効率を高め、ひいては機体寿命を延ばすのに役立ちそうですし、将来負荷のあるゲームをしないとも限りません(ФωФ)
■ まとめ
今回の個人的結論としては、Surfaceの、特にLaptop StudioシリーズやStudioシリーズを買うには"愛"が必要ということですね。 他社の、基本スペックが類似・近似のものは大体3/4、2/3の定価ですし、ほぼ常設なクーポンを使えば更に値引きもできますし…。(そして他社はその価格のため、"道具"として酷使できるw)
※ とはいえ、windowsラップトップPCの中では、ディスプレイの2400×1600解像度やHDR対応、液タブへの変形などの性能並立は、2024年5月現在ほぼ当機しかないと思われます。
そして機能的安定性をとっても、OSも提供しているメーカーとは思えないほど、自社製品に対してのファームウェアアップデートなどで不具合・不整合を頻発させています(汗) (前使用機種Surface Book2で何度か経験)
個人的に当機で褒めたい点といえば、"VAIO Z 2015の面影を持つ機体"、"パワフルな処理能力があるのに見た目中二病的PCではない"ところが大きいかしら…。
ヒヨコのようにある種の"愛"があるとか、安売り店でハズレを引く覚悟で購入する根性がないと"高いおもちゃ"になってしまいます。 特約家電店や直販での定価購入は、確実にコスパが悪いのではないかと思います……(* ・ω・)
Surface Laptop Studio2 導入記 開梱編
Surface Laptop Studio2 導入記 基本性能編
Surface Laptop Studio2 導入記 使い勝手編vol.1
Surface Laptop Studio2 導入記 使い勝手編vol.2
Surface Laptop Studio2 導入記 ここが『○』『×』
Surface Laptop Studio2 導入記 無変換キーが無い問題解消案
Surface Laptop Studio2 導入記 購入1か月以降の徒然