ひよこ造船工房

納期遅れ常習犯の船大工。 猫画、オーディオ、たまに造船記♪ since 2008.11

トラム"リスボン"製作記 vol.1

2011年01月27日 | その他模型

 次の帆船模型製作の前に、今回は趣向を変えて"トラム"の製作記をお送りいたします 

 

 "トラム"とは、いわゆる路面電車のコト。 道路状況の過密な日本ではすっかり路上から駆逐されてしまいましたが、世界の各大都市ではまだまだ活躍中の公共交通機関です。

 

 

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 これが箱に貼られた模型の写真。 随分懐かしいカタチだな~とお思いでしょうか? 実はコレ、リスボンでは現役の型なのです。 NHK制作の『世界ふれあい街歩き リスボン編』(2005年頃放送)ではこれとそっくりなモノが随所に出てきますから興味のある方は必見です。 (必見というか…、同シリーズは頻繁に再放送してますから気長に待ちましょう)

 

 なんでいきなりトラムなのか…。 よく見てくだされ~。 これもキチンと(?)木製模型なんですヨ…。 なので木製帆船模型製作技術を活かすことが出来るんです。 ちなみにこれも"マイクロクラフト"さまで購入いたしました。

 

 

 

 更にパッケージの紹介。

 

 

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 表の紙を取るとこんな感じ。

 

 

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 個別の商品デザインは、こういう風に印刷した紙を巻いてあるだけなんですね。 箱はおそらく類似シリーズで兼用です。 なんだかこういう部分にヨーロピアンセンスを感じます。 (大げさ…)

 

 

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 箱下部展開。 これも立体造形で省資源と製品保護を両立。

 

 

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 帆船模型とは打って変わって、金属製部品やレーザーカッターされた板材がゴロゴロしてます。 反っていたり、大きな傷があるのが勿体無いのですが、これらは後で修正していきます。

 

 

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 なんと、棒材はまたしても一括りに 

 

 

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 仕分けると、やっぱり8種類の棒材の集まりでした。 これもヨーロピアン・クオリティ 

 

 

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 組み立て説明書や図面類。 一部部品の実寸図はありますが、帆船模型ではお馴染みの詳細な実寸3面図はありませんでした。

 

 

 次回から本格的な製作記に入ります。 今回は簡単な工作なので、短い連載となる…、かも??。 お楽しみにぃ~ 

 

 

 


ソニーストアにてTA-FA1200ESが入荷終了+α

2011年01月25日 | オーディオ

 2011.1.24ソニストにて、S-Master PRO搭載機である"TA-FA1200ES"(と、SACDプレイヤーSCD-XA1200ES)の取り扱いが終了、弟機の"TA-F501"も再び[入荷未定]状態に突入しているのを確認しました FA1200ESは発売から5年弱ほど経つ古参機ですので、この事実だけを見るとソニーストアでの一定の役目を果たしたということなんでしょう。

 

 過去、F501のほうは[入荷未定]まで行った後、"奇跡の復活"を果たしましたが、[未定]はともかく、[終了]となると、いよいよ今度こそ現行機の生産完了の前触れのような気がします… DA9100ESの前例(後継を残さず生産完了)があることですし、今回は良いほうの妄想はいたしません。 一時代を築いた機器として、本当にお疲れ様と言いたいですね (いやいや、まだウチでの役目は終わってませんけど(笑)。 と、自宅のF501の買い替え予定は全くありません)

 

 しかし、S-Master PROという仕組み自体、某誌ランキングではデジタル増幅部を持つからといって疎外されている事は全く無く、むしろ無差別級ランキングではセパレート機、高額機を退けて高評価を与えられてきた(ここ数年はP社製品が常連)こともあり、一般的に見ても『デジタルだからダメ』なんていう古い常識はもう通用しなくなってきていると思います。

 

 それだけに、今後の(AV)オーディオ業界を刺激していくためにも、P社に加えて、是非ともS社のS-Master PRO(またはその後継?)にも再起してガンバって欲しいのですがね…。 (←『アナログ方式の更なる進化を促す』という意味も含んでいますよ? 一応…) さてさて、どうなるのでしょうか~… 

 

 と、もう1つの話題。

 

 以前私、『2010冬のHiViベストバイに詳しい講評が無かった』と書きましたが…、なんと今月発売号に、『HiViグランプリ2010』なる、製品ジャンルを超えた大賞の発表があるではないですか それには複数ページに渡って、受賞機器のみならず、各社の技術傾向や完成度などの詳しい講評が載っておりますヨ。 (ライバル誌にも似たような横断的講評がアリ)

 

 多分コレと間違えていたのでしょうね…。 お恥ずかしい… 

 

 で、なんとなんと、我らがAVセンター"SC-LX83"が銅賞を獲得。(AVアンプとしては実質トップ) 『2010年のHDオーディオはこうあって欲しい。その理想を叶える、一体型AVセンターの最高峰』という意味深な一言も添えられているではないですか 

 

 『こうあって欲しい』…。 まさしく…まさしく正鵠を射るおコトバですね。 個人的にそれは『高音質デジパワーアンプ搭載』という部分。 広義では、これまでの"『コンポーネントの組み合わせで音を作る』オーディオ"に加えて、"『手軽に原音・原音場再現に肉薄できる』オーディオ"が認知されてきている、完成しつつある、ということだと思います (まぁかなり妄想入ってますケド)

 

 そういう理屈は抜きにしても、たった1誌の講評とは言え所有機器が褒められているというのは悪い気分ではないですね。 が、当機に限らず、やはり運用方法によってはその性能が活きないこともあります。 当ブログでは今後とも、"お金の掛からない"様々な使い方も試していこうと考えています。 全く期待に沿えないとは思いますし、至らぬ点、間違いなどあるかもしれませんが…、今後ともオーディオ関連記事をお楽しみに~ 

 

 

 


Pioneer SC-LX83導入記 リスニングモード後編

2011年01月19日 | オーディオ

 ここからは【STANDARD】、【THX】の動作傾向、聴感です。 これらは入力ch数/音源ごとに出てくる選択肢が異なってくるので、ここでは大雑把な解説になります。 あくまで参考程度に

 

 双方とも、基本的には再プロセッシング機能と捉えてOKです。 マルチ信号を聴きやすく調整するのも勿論、2ch音声や、スピーカー数よりも少ないchの信号の場合、接続されたスピーカーをフルに使って拡張し(プロロジック処理)、入力chより接続スピーカー数が少ないときはバーチャルによってそれを補います。

 

 

 

■ 【STANDARD】系処理

 

 ・ MCACC補正値反映可能

 ・ 駆動スピーカー数 全て

 ・ バーチャル生成可能

 ・ Hi-bit32利用可能

 

 実スピーカー、バーチャルスピーカーへの"音声拡張処理"をDolbyまたはDTS(Neo:6)で実行します。 2ch入力時はプロロジック処理によって"包み込まれる感"を演出し、5.1ch入力時はサラウンドに含まれる真後ろ方向(であろう)音声を抽出し、サラウンドバックに振り分け、更に背部のサラウンド感をアシストします。

 

△ 5.1ch信号をそれ以上に拡張する行為も"プロロジック"と呼ぶことがあります。 その他に"デコード"とも呼ばれます。

 

 ・ MOVIE / CIMEMA → 映画用

 ・ MUSIC → 音楽用

 ・ GAME → ゲーム

 

 "MOVIE"系は音質自体、低域・高域がやや派手めに、そして各チャンネル間にやや独立性(方向性)があって発音角度もシビアになります。 (統一感が損なわれることはありません) "GAME"は、"MOVIE"にさらに重低音感が付加された感じ。 "MUSIC"と付くものは、余韻が多めでリスナーを包み込むような音声処理になり、"MOVIE"とは違って装飾的な派手さはありません。 (TA-DA5400ES内蔵のプログラムと比較すると、"MOVIE"はD.C.S.EX-Bに、"MUSIC"はD.C.S.EX-Cや、デジタルコンサートホールAに似た傾向です)

 

 実スピーカー数が6.1ch~7.1chの時の拡張方法を指定します。 

 

 ・ Dolby Digital EX / DTS-ES (スピーカー配置が、サラウンドバック1chの6.1ch時) 

 ・ Dolby Pro Logic IIx (同 サラウンドバック7.1ch時)

 ・ Dolby Pro Logic IIz (同 フロントハイ7.1ch時)

 

 "EX"、"ES"は 2~5.1ch信号のうち、バックの音声を拡張、背後感を出します。 "IIx"は2~5.1ch入力時に、サラウンド音声の成分をサラウンドバックの左右に分けるように拡張します。 フロントハイスピーカーが設置されている場合、"IIz"でフロントハイ方向への7.1ch拡張も指定できます。

 

△ 各モードには設置スピーカー数によっては選択できないものがあります。 選択できなくても、[オーディオ調整]からバーチャル機能を使うことである程度同様の感覚が出せます。

 

 他には、実は特別な処理をしない選択肢も出てきます。

 

 ・ Dolby Digital (EX)

 ・ DTS (ES)

 ・ Doldy TrueHD

 ・ DTS HD

 

 これらがそうです。 わざわざ表示されるので特別な処理をしていそうですが…、ソフトのパッケージと全く同名の音声が収録されている場合、これらを選択すると基本的には【AUTO/ALC/DIRECT】ボタンの"DIRECT"モードと同義になります。

 

 

 

■ 【THX】

 

 THXとは、ジョージ・ルーカスが提唱して創設された規格(または規格審査?会社の名称)のことで、「制作者の意図通りの忠実なビデオグラム(映像/音声)の再生」を実現するための認証規格でもあります。 (他サイトより引用)

 

 映画の音声に関しても、現在に至るまで様々な多チャンネル規格やその環境が作られてきましたが、映画監督や音声制作現場の人間にとって、実際の映画館やホームシアターにおいて自分たちの意図したようにきちんと再生されているのかは長年の疑念でした。

 

 そういった齟齬を解消させるために、THXは自社が定める基準をクリアした収録スタジオや映画館・ホームシアター機器にこれらの認証を与えているんですね。 これで制作から再生まで、映像/音場上一貫した環境に揃えることが出来るというものです。 …確かに、ダメシアター、ダメ機材で観賞した感想で作品を評価されたらたまりませんからね

 

 取説などでは『制作者の意図どおり』というお言葉が力説されていますが…、誤解を恐れず書けば、厳密には"THXスタジオを使用した映画監督"の意図に近い音場になる"かも"という意味であり、なんでもかんでもスタジオ音質通りになるという『バラ色の機能』とは考えないほうがいいですね

 

 THXモードでは接続されたスピーカー数まで自動的に音声が拡張されます。 その際はDolbyやDTSのプロロジック処理が掛かりますので、表記としては[**+THX]といった形になります。

 

 この【THX】の各モードも、操作できる補正項目・スピーカー駆動数共、基本的には【STANDARD】と全く一緒の内容。 重低音が腹や尻にドコドコ来る特徴もあるので、ほとんどのアクション映画に向いていると言えます。

 

 

 

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■ SONYのTHX認証対応について 他

 

 国内メーカーの販売するほとんどのAVアンプで取得されている"THX認証"。 なぜかS社だけが頑なに取得しませんよね。 取得しない理由には、

 

 ・ 自社独自のEQ補正値(Engineer)がある (+それをサラウンドモードに関わらず自由に設定できてしまう)

 ・ 子会社に映画制作会社があり、その試聴シアターの測定データを活用できる。

 

 などがあるからではないかと思われます。

 

 "THX"は、それが認証した特定の試聴シアターの周波数特性まで再現する必要もあるため、S社の試聴室の特性値である"Engineer"とはそもそも相容れません。 それと、S社子会社のソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントには立派な(?)再生テスト用シアターが完備されており、そこを使っての緻密なデータ収集が出来るので、わざわざTHX社から認証を取得する意味が無いとも言えます。 なので、これを以ってサラウンド再生を軽視しているとか技術的に遅れているということはないでしょう。

 

 逆に、2011.1現在、YAMAHA、SONY、Pioneer以外の国内主要AVアンプメーカーは、独自の自動音場測定や音場創造のための自社技術を持っておらず、既にTHX認証を受けた外注の技術を導入しているからこそ、自社製造物を含めた認証対応が早かった、という穿った見方も出来ます。

 

△ 勿論、最終工程では各社の調整技術が物を言いますので、この条件だけで優劣が付くということはありません。

 

 

 

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 さて、繰り返しになりますが、ひよこが音楽・音響関係者ではない素人リスナーであるのはご了承くださいね (特に後半は…ムニョムニョ)

 

 今回ご紹介したモードでは、接続された全てのスピーカーが駆動するので、2chオーディオ再生時でも豪華な音場が味わえてオススメです。 私見としては、【AUTO/ALC/DIRECT】系はいわゆるオーディオ的な緻密な音・音感の再現に留まりますが、コチラの【STANDARE】【THX】はコンサート会場の空気感・壮大感も再現できているように感じて好印象でした。 モチロン、良い録音のソフトであることも前提ですよ?

 

 きちんとMCACCを掛けていれば、基本的にどのモードにしても破綻して聴こえることは極々稀でしょう。 スピーカーの駆動数にコダワリが無ければ、当然ながら"お好み"や"その日の気分"で選んでOKです。

 

 さて、次回のLX83関連記事は"サンプリングレート/ビット長"のお話にしたいと思うのですが…。 (果たして話題が続くかしら…) ではでは、お楽しみに~ 

 

 

 

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○ サラウンド再生時にフロント部の音声が引っ込む(遠くなる)現象について。

 

 サラウンド再生時、フロント部の音声(特にセリフ)が定位する位置は『フロント/センターからやや奥まった所』なので、どのメーカーの機種(サラウンド)であっても本来引っ込んで聴こえるのが"正解"です。 これは"映画の世界"が、リスナーから見て画面/スクリーンの奥で展開するためです。 映画鑑賞用でもある"サラウンド拡張設定"では、この現象の回避はほぼ不可避です。 引っ込み方が気になる場合はアンプ側の設定を[STEREO]モードにしてください。

 

 

 

* この記事はメーカーの監修を受けていません。 筆者独自の見解です。

 

 

 


Pioneer SC-LX83導入記 リスニングモード前編

2011年01月12日 | オーディオ

■ リスニングモード

 

 Pioneerでは"リスニングモード"、他社では『サラウンドモード』、『シネマDSP』などと呼ばれるものですね。 入力された信号を各スピーカーに再配分したり、独特の反響などが付加されるモードです。 もちろん、オリジナル通りに出力するモードもあります。

 

 Pioneer機では、SONY機と違って、リスニングモード(サラウンドモード)毎に掛けられる補正が異なる場合があります。 【AUTO/ALC/DIRECT】モードがそれにあたりますので、以下を参考にしてみてください。

 

△ 【】内はリモコンのボタンの名称。

 

 

 

■ AUTO SURROUND 【AUTO/ALC/DIRECT】

 

 ・ MCACC補正値反映可能 (EQ補正・位相補正・定在波補正)

 ・ 駆動スピーカー数(※1) 入力信号通り

 ・ バーチャル生成可能

 ・ Hi-bit32(※2)利用可能 

 

 なるべく入力信号に忠実且つ、豊かな音場を創るのに必要な補正が入る、最もバランスが取れたモード。 [オーディオ設定]でフロントハイ部のバーチャルスピーカーを設定すれば、2ch再生時でもオリジナルに近い音場を保ちつつ、フロントスピーカー間の"中抜け感"を少なくすることができます。

 

 このモードではバーチャルスピーカー機能を設定できますので、全ての環境にもモチロン、設置スピーカー数が2ch~5.1chという、スピーカーがやや少なめの環境の方に特にオススメです。 (とはいえ、~2.1chの映画で質の良いフルバーチャル環境は難しいですね…)

 

 なお、このカテゴリ(ボタン)内のモードのスピーカー駆動数はオリジナルに忠実になります。

 

 

 

■ ALC 【AUTO/ALC/DIRECT】

 

 ・ MCACC補正値反映可能

 ・ 駆動スピーカー数 入力信号通り

 ・ バーチャル生成不可

 ・ Hi-bit32利用可能

 

 コチラのモードは、異なる複数のアルバムを横断的に聴きたいとき、その音圧差を平均化するような調整をするモードとのこと。 要するに、違う曲になったときに『大きい音になってビックリする』『小さくて聞き取り難くくなる』といったことが軽減するモード。 説明文からすると、深夜の映画観賞にも向いていると思われます。 (ダイナミックレンジ圧縮の効果など) iPod、iPhone、ネットワークオーディオを聴く場合に。

 

 

 

■ DIRECT 【AUTO/ALC/DIRECT】

 

 ・ MCACC補正値反映可能

 ・ 駆動スピーカー数 入力信号通り

 ・ バーチャル生成不可

 ・ Hi-bit32利用可能

 

 "DIRECT"とは一体何を指すのかというと、『収録された音場をそのまま再現』という意味になります。 ですから、サラウンド再生で最も重要である、各スピーカーの特性を補正する"MCACC"補正は全て掛けることが出来ますが、チャンネルバランスはディスク・音源に収録されているオリジナルを尊重します。 (なので、DIRECTといってもしっかりHi-bit32が掛けられます)

 

 

 

■ PURE DIRECT 【AUTO/ALC/DIRECT】

 

 ・ MCACC反映せず

 ・ 駆動スピーカー数 入力信号通り

 ・ バーチャル生成なし

 ・ Hi-bit32利用不可

 

 EQ OFF、位相補正OFFなど、入力信号に忠実な真のダイレクト。 アナログ入力時にはADC、DSP、DACと経由せず、直接アンプ部に入力されます。

 

 このモードでは質・情報量共に高い信号、例えばSACD(DSD信号)のダイレクト入力やそれを変換した高品位なアナログ、または高サンプリング/高ビット(96kHz/24bit以上)のPCMを入力しないと良さが活きません。 CDのデジタル信号や映画の圧縮音声をコレで聴くと、荒く痩せたような聴感になってしまいます。

 

 また、"EQ OFF"、"位相補正OFF"となりますので、他機種スピーカー混在環境では"致命的なサラウンド環境"を作り上げてしまいます。 サラウンドでは高サンプリング/高ビットPCMであってもキツい場面が出てきます。 あくまでも、SACD(DSDディスク)のDSD/アナログの2ch再生に向くファンクションです。

 

 

 

■ OPTIMUM SURROUND

 

 ・ MCACC反映可能

 ・ バーチャル指定不可

 ・ Hi-bit32指定不可

 

 "オプティマム"=『最適』とありますが、なにがどう"最適"になるのか説明がさっぱりなモード しかも音源の種類や質に関わらず、良く聴こえたり、イマイチだったりと、補正内容の確認も出来ないため、どういった構造になっているのか全然わかりません。

 

 私は"Hi-bit32"が確認できない時点で敬遠してますが、音源によっては自動ONとなっている可能性があるかもです。

 

 

 

■ STEREO 【STEREO】

 

 ・ MCACC反映可能

 ・ 駆動スピーカー数 2.0~2.1ch

 ・ バーチャル生成 フロントハイのみ可能

 ・ Hi-bit32利用可能

 

 どんな信号も2.0chで(0.1chが含まれる場合はそれも)再生させるモード。 サラウンド専用室がある場合、一体どんな使い方をして良いのか不明です…。 サラウンド音声を2chで聴くのもオツなのかしら…? あ、リビングシアター環境のお宅の場合、お父さん! 映画の音がうるさいから、スピーカー、前のほうだけにして!の際に必要でしたね…

 

 

 

■ F.S.SURR FOCUS、F.S.SURR WIDE 【STEREO】

 

 ・ 掛けられる補正類、駆動スピーカー数は、[STEREO]と同様。

 

 こちらはフロント方向のバーチャルスピーカー設定をデフォルトとし、2chのみでもサラウンド感を出せるモードです。 その名の通り、FOCUSでは音が中央に多く定位するモード、WIDEが広がりのあるモードですね。 ただ、2ch信号入力時には[AUTO--]でも同様の感覚を得られる機能が指定出来るので、あえてこのモードにする利点は少ないように感じます。

 

 

 

■ 【ADV SURR】

 

 ・ MCACC反映可能

 ・ 駆動スピーカー数 繋がれたスピーカー全て

 ・ バーチャル生成 フロントハイのみ可能

 ・ Hi-bit32利用可能

 

 Pioneer独自の測定と補正により、テレビ放送の2ch信号でも各ジャンルに合った聴感と音場・サラウンド感を提供するモード。 大半のモードでエフェクトがきつく、オリジナル本位な私はあまり使ってません 今回内部の聴感は割愛します。

 

△ 機能の箇条書き部分は、多くの方が興味を持つであろう機能を抜粋してお送りしました。 より詳しくお知りになりたい場合は実機をいじってみてくださいと、入力信号によっては選択できるモードが制限される場合もあります。 ご留意を。

 

 

 

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※1 プレイヤーによっては、PCMマルチ音声出力時に無音のchを生成して出力することがあります。 その場合、AVアンプ側でそのchのプロロジック出力が出来ません。

 

※2 "Hi-bit32"は、購入直後は全てのファンクションで"OFF"になっています。 各入力/モード時にチェックをして、設定できる場合は必ず掛けましょう。 響きが段違いに滑らかになり量感も出てきます。 (サンプリングレート48kHz以下の信号が入力されている場合のみ設定可能) 88.2kHz以上のPCMと圧縮音声、またはDSD入力時には[オーディオ調整]内に設定項目が現れません。

 

 

 

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 という訳で、とりあえず約一ヶ月使ってみた感想です 次回は【STANDARD】、【THX】ボタンのリスニングモードのレビューです。

 

* この記事はメーカーの監修を受けていません。 筆者独自の見解です。

 

 

 


Pioneer SC-LX83導入記 フロントパネルディスプレイ編

2011年01月08日 | オーディオ

 本題の前に報告です。 以前、電源ケーブル(コード)を別売品に交換したとお伝えしましたが、"かないまる式ケーブル湯煎法"を用いて付属の硬いケーブルもなんとかセッティングすることが出来ました。 やはりレビューは純正品で行ったほうが良いですしね。 (ちなみに、付属のケーブルはやや神経質な音質で、別売の『柔らかいシース材+接触部金メッキ』のケーブルのほうが大らかな音質でやや響きに余韻があります)

 

 

 

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 今回は超マニアックなフロントディスプレイの解説です。 記事自体短く、存在意義が薄いので、LX83に興味のある方でも読む必要は無いかも… しかし、他社製AVアンプから乗り換えた方は、見方が少々違って迷うこともあります(私のことですね…)ので、蛇足ながらSONY機との違いを解説いたしましょう。

 

 

 

■ フロントパネルディスプレイ

 

 SONY機と比べて特に表記法が違う部分は、このチャンネル・インジケーターです。

 

 

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↑ SC-LX83の入力信号インジケーター

 

 上の写真は、PS3から出力された7.1ch PCMをHDMI経由で入力しているトコロ。

 

 SONY機ではアンプに入力されているチャンネルは"文字"で、出力しているスピーカーのチャンネルが"枠"で示されていました。

 

 一方、LX83では入力信号のチャンネルを示すだけです。 そして、実際にどのスピーカーチャンネルに出力されるかは、リスニングモードの設定に拠って切り替わります。

 

 

○ リモコンの[AUTO/ALC/DIRECT]ボタン

 

 ・ 2ch(アナログ含む)、デュアルモノラル(※1) → "2ch"

 ・ マルチチャンネルデジタル信号 → 入力信号通り。(入力信号よりスピーカー数が少ない場合はダウンミックス&バーチャル)

 

 

○ [STEREO]ボタン

 

 ・ 2ch、デュアルモノラル → "2ch"

 ・ マルチチャンネルデジタル信号 → "2ch"(ダウンミックス)

 

 

○ [STANDARD]、[ADV SURR]、[THX]ボタン

 

 ・ 2ch、デュアルモノラル → "繋がれたすべてのスピーカー"(※2,3)

 ・ マルチチャンネルデジタル信号 → "繋がれたすべてのスピーカー"(※2,3)

 

 

○ {アナログマルチ入力時}

 

 ・ 入力があるチャンネルのみ出力 (音場処理は行わない)

 

 

 SONY機では、[DIRECT]や[A.F.D.AUTO]という入力信号に忠実なモードに設定していても、マルチチャンネルデジタル信号の受信中はなるべく多くのスピーカーから音声が出る仕組みになっていましたが、SC-LX83は入力信号のch数通りです。

 

 

○ [XL]、[XR]とは?

 

 5.1ch以上の信号、サラウンドバック、フロントハイのどちらかが入力されていることを示します。 現在この双方を同時に含むサラウンド音声ソフトが無いので、このような簡易表記になっているのだと思われます。 実際どんな信号が入力されているかは、再生しているソフト、接続したプレイヤーの仕様でも決まります。 ソフトのパッケージにある対応音声をご覧ください。 (SONY TA-DA5600ESでは、フロントハイとサラウンドバックが別表記になっていて判り易いですね)

 

 ちなみに、[XC]というモノもありまして(写真を良く見ると薄く写ってます)、これは6.1ch、つまり、3/3.1信号に含まれる真後ろ音声のこと。 サラウンドバック信号が1chだけの時に点灯します。

 

 

 

 各社現行機種の一部にはバーチャル、ファントムといった、AVアンプならではのスピーカーエフェクト機能もあるので、それを加味すると実際『どのように聞こえるか』は各モードで違いもあります。 LX83については以降のレビューでお伝えしますね

 

 

 

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※1 各局全国版ニュースや吹き替え映画に多い、二重音声の片方をステレオで出力する方式。 (主音声⇔副音声のこと)

 

※2 プリアウト含む。

 

※3 入力信号は再プロセッシング(音場再構築)される。