ひよこ造船工房

納期遅れ常習犯の船大工。 猫画、オーディオ、たまに造船記♪ since 2008.11

2012.2月の音楽紹介

2012年02月29日 | コラム

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 小松亮太『バンドネオン・ダイアリー』。 こんなふうに書くと失礼なんですが…、以前買ったバンドネオン曲は間違えて注文したもの こちらが本命のディスクでした。 (前の記事と書いてることが逆ですが、コチラが本命(笑)) バンドネオンに凝っているからイイのですけどね

 

 こちらもクイックなバンドネオンの音色が楽しめます。 先に紹介のCDより後年に作られた曲が主で、多くの他楽器が参加していてダイナミックな曲調になっています。

 

 こちらはそもそもSACDなので、DSD信号で記録されているためDSD化はしません。

 

 

 

 さて、こちらのCDは『ハイブリッドディスク』といって、SACD層とCD層が一緒になっていて、CD機、SACD機、両機で再生することが出来るディスクです。 「主役はSACD!!」と叫びたいのトコロですが、カーオーディオやCD再生専用機(SACD未対応機)しかお持ちでなくともしっかりと再生が出来るため、SACD再生機が無くとも手に取りやすくなっています。

 

 しかーし!! CD面はSACD普及までの繋ぎなどと考えてはイケません 私的複製が出来る"CD層"があるため、PCやネットワークプレーヤーにライブラリを作ったり、携帯音楽プレーヤーにも入れて持ち歩くことが出来ます。 なので、自宅で豪華にSACDを、出先で気軽に圧縮音源を、という聞き分けもできます。 加えてお値段もCDと比べてべらぼうに高いということが無く、ほぼ同額(※)なのでオトクです。

 

 この機会に(?)是非豪華な音質のSACDをお試しくださいませ

 

 

 

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※ 新規収録・新発売CDとの比較。 ただし、SACD用の音源は新規収録や高規格変換に伴う煩雑な作業が行われた楽曲であることが多いため、既存CDのベスト版(過去のヒット音源)のようなものと比べてしまうとお高いです。

 

 

 

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トラム"ベルリン"製作記 vol.1

2012年02月26日 | その他模型

 今年初めの模型はコチラ。

 

 

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 またしてもトラムでした これは以前紹介した"リスボン"の模型キットを製造しているのと同じメーカー。 今回もマイクロクラフトさまからの購入。

 

 

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 リスボンより更にレトロな雰囲気の車体デザイン。 おそらくもう現役ではないと思われますが…

 

 

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 箱を開けてみたところ。 ここも以前と変わりません。 一枚のダンボールを上手く組み立てた梱包です。

 

 

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 木製部品はレーザーカットされたベニヤ板と、細い棒材・板材。 そのほかワイヤー類や足回り用メタルパーツ、窓用のプラ板が付属。 ここら辺も一見しただけではリスボンとあまり変わりませんネ…。

 

 

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 左から、図入り組立説明書、パーツリスト、マーキングガイド。

 

 

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 今回は、日本語での補足説明書も入っていました。 どちらが入れてくれたものかは不明ですが、参考にさせてもらいましょう。 (訊くのは野暮ってもんです)

 

 

 

 これがこれから製作する模型となります。 しばしお付き合いくださいませ。 本命である帆船模型も「ロングなんとか」っていう大物ではないですが(笑)夏までの開始を予定しています。

 

 

 

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トラム"ベルリン" vol.1

トラム"ベルリン" vol.2

トラム"ベルリン" vol.3

トラム"ベルリン" vol.4

トラム"ベルリン" vol.5

トラム"ベルリン" vol.6

トラム"ベルリン"完成披露

 

 

 

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JBL4307バイワイヤー化改造…の結果

2012年02月18日 | 特殊工作

 今回のおバカ改造、スピーカーの配線を繋ぎ変えるという荒業をやってのけたので、素の音質の変化は大きいものでした。 …ので報告しない訳にはいきません 

 

 

 

■ 周波数特性

 

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 上の写真がSC-LX83を導入した際に測定した『無改造のJBL4307』の(室内環境込みの)周波数特性です。 我が家の音響特性はともかく、乱れがありますが無改造の市販品はこんな感じというサンプル。 (シンメトリー測定)

 

 

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 こちらが低域をその他と分離(バイワイヤー化)し、ウーファーのみフルレンジとして改造したJBL4307の周波数特性。

 

 注目は、1kHz辺りのスコーカー(ミッドレンジ)が担当する部分周辺が物凄く低く補正されてしまった点。 マイナスに補正されているのは無補正状態では"出過ぎ"という意味。 これは、これまでネットワークが抑えていた中域の音までもウーファーから出てしまっているということになります。

 

 その他、低域や高域が以前より高くなっているのも、『中域が出過ぎ』のバランスを取るためですね。

 

 

 

■ 群遅延特性 (位相特性)

 

 群遅延特性は変化無し。 (これはJBL4307の各ユニットに位相の乱れは少ないという意味。(※)) (ネットワークフィルターが6dB/oct(オクターブスロープ)であると、ユニット位相差が出ない場合が多い)

 

 

 

■ 音質

 

 実際に耳で聴いた感覚も変化しました。

 

 そもそもAVアンプでフラット相当に補正していることもあり、各域のバランスの印象は変わりませんでしたが、低域/高域に伸びやかさが出て、更なる響きや微細音も聴こえるようになりました。 これはおそらく、低域分離化の効果と共に、F特だけを重視してネットワークで押さえ込んでいた部分が開放されたためだと個人的には考えてますが…実際のところは不明です

 

 そして、上記の"良い変化"はあくまでもAVアンプでフラット相当に補正した際の音感。 無補正の素の音質は高再現性には程遠い"モソモソ音"に変化してしまいました AVアンプだからこそ手軽に自動で細かく補正できるのですが…、ピュアアンプへの接続、またはPUREやDIRECTモードで聴く場合にはちょっとキツい音質で、手補正するのは大変かと思います。

 

 という結果になりました。 みなさんはスピーカーの改造など行わないよう、重ね重ねお願いしますね☆

 

 

 

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※ ステレオで(同じスピーカーをペアで)聴く場合は、群遅延(位相)を気にする(補正する)必要は全くありません。 また、サラウンドでも全chのスピーカーが同じか同シリーズであれば補正の重要度は低いです。 しかし、なるべく周波数含め群遅延も補正したほうが、より「映画・音楽制作者の意図を反映しやすい」と考えられています。

 

 

 


JBL4307バイワイヤー化改造

2012年02月12日 | 特殊工作

 まず本体背面を確認しましょう。

 

 

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 JBL4307はシングル接続スピーカーなので、入力は1系統。 音声信号は内部で3分割されてそれぞれのユニットに適した信号へ選り分けられて送られる仕組みです。 通常使いはこれで十分なのですが、少なくともウーファーとその他ユニットを電気的に遠ざけたほうが音質的にも有利とのコトなので、どんな変化があるかな?という好奇心もあっての改造です。

 

 

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 これが今回の改造のために注文したバイワイヤー(バイアンプ)接続用のスピーカー端子(ターミナル)。

 

 

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 バイ接続用ではありますが、万が一?シングル接続する用にショートブレードが付属。 バイ接続する際は、このブレードは必ず取り除きます。

 

 

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 裏面です。 ウラも金メッキ端子ですね。 音質への影響は不明ですが、凝っていることは確か。 実はJBL4307の端子の裏面は金メッキではなくて、ボルトの止め付けにも不安がある構造でした。 …ま、微々たるモノですが、とりあえず取り替えてよかったところの1つです

 

 では改造を始めます。

 

 

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 付属の端子を基部ごと撤去。 バイ接続用ターミナルは縦長なので、穴を広げる必要があります。 切り取り範囲に下線を引いて…、まぁココまでは難無くできますわね。

 

 

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 ハイ、ひよこの木工加工技術により、背面板をぶち抜きました。 厚さは1.5cm程、集積材(板材の積層ではなく、細かいチップを固めたもの)とは言えノコギリで切るのは結構大変でした。 案の定、寸法を外れて行き過ぎましたし… でも少し外れても、ビス穴が空けられれば大丈夫…なハズですw

 

 

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 ま、背板はさて置き…。 穴を広げたら、いままで接続していた配線の先端に引き出し線を、前々回の要領でハンダ付けします。 音質的には付け足す必要はないのですが…、その後のターミナルへの接続を行いやすくするためにもなるべく付け足したほうが良いです。 写真はネットーワークから出ている配線に継ぎ足したもの。 これは高・中域向けの配線となります。 (信号の内容に低域が含まれますが、ネットワークで除かれます)

 

 

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 新規に作るウーファー側の配線も作業ができる長さに足りなかったため、取り外して引き出し線を取り付けます。 こちらはネットワークは介さず、ターミナルに直付け。 実質フルレンジとして動作させます。 (ウーファー振動板は質量と大きさがあって、物理的に高域のような細かい動作はしにくくなり、高音の発音は自然と制限されます)

 

 

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 参考にハンダ付け部近影。 ややハンダ層が厚い気もしますが、こんなもんでしょう この後ハンダ箇所には絶縁テープを巻きます。

 

 

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 配線をスピーカー端子に接続。 高価な部品ではないのでわざわざ金具を付けることはせず、直にハンダ付けしましょうか。 ケーブルは撚らずに端子穴に通すだけ。 もし外したくなったら加熱するだけでOKですので。 上段は高中域向け、下段はウーファー向けの配線です。

 

 

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 完成写真です。 表面的には結構キレイに仕上がったと思います 穴もしっかり覆われ空気漏れもないのでバスレフにも悪影響はない…はず

 

 このようなバイ接続用端子に接続する際は、くれぐれも配線の色を十分確認して取り付けてくださいね。 今のAVアンプなら保護回路などがあってセーフティーが手厚い"かもしれません"が、自作アンプでは一発でお釈迦になりそうですので

 

* ちなみに、この記事は正確な音響形成を目指すものではありませんのでご了承ください。 また、スピーカーの改造はオススメしません。 マネする場合は知識と覚悟をもってお願いします

 

 次回は…、音質変化の報告でもしたい気がしますが、特段変化がなければスルーになるかもです。 期待せずにお楽しみに~

 

 

 


スピーカーバイワイヤー改造前記

2012年02月11日 | 特殊工作

* この記事は正確な音響形成を目指すものではありませんのでご承知おきください。

 

 という前置きをきちんと済ませまして、いよいよおバカ改造シリーズ『JBL4307のバイワイヤー化』がやってまいりました でもこのまま工作を始めても「なんのこっちゃ?」になりそうなので事前解説を挟んでおきたいと思います。

 

 

Speaker

 

 めちゃくちゃテキトーな模式図ですが、上が一般的な3wayスピーカーの大まかな内部配線です。 (書かれているのは赤い線だけですが、実機にはもちろんプラス/マイナスがあります。 図のスピーカー端子はツマミ1つが1系統という意)

 

 図中①と書かれている部分が各ユニットに適切(※)な周波数に分割する"ネットワーク"。 コイルやコンデンサーで構成されています。 ちなみに②~④が信号の周波数を選り分ける働きをする部分です。 (他省略)

 

 

 

 市販されているバイワイヤー用スピーカーは大体図左のような構造をしています。 信号の入り口を2つに分け、後にそれぞれの分波回路が待ち構えていて、適切な(任意の)周波数だけをユニットに入れる仕組み。

 

 「なぜ信号の入り口を分けるのか」ですが、一説には「ウーファーの逆起電力が繊細なツイーター・スコーカーに入りにくくするため」や、「そもそも電気特性の違うウーファーとツイーターは、なるべく離したほうが相互の悪影響が少ない」とする理由があります。 いずれにせよバイワイヤー・バイアンプ化は、良し悪しは別にして音質に変化が出る接続法です。

 

* バイ接続用SPをシングル接続する場合は、スピーカー端子のプラス同士、マイナス同士を橋渡しする金具(付属品)を付けたり、端子同士を別途ケーブルで繋いだり、スピーカーケーブルの被覆を長めに剥いて橋渡しで取り付けます。

 

 

 

 JBL4307はというと、大別すると図真ん中の構造をしています。 実際ネットワーク内はもっと複雑ですが、シロウト目にはこんな感じ。 そして改造後の構造は図右のようになります。

 

 前述のように、ネットワーク内の周波数分割は1つの部品が全てを行っているわけではないので、ネットワーク基盤に手を入れられれば「一般的なパイワイヤースピーカー」のような構造にも改造出来るとは思うのですが、何分シロウトですし、スピーカーも割と安いもの、そしてAVアンプの自動補正機能があれば大概の事態(変化)には対応できるかな?と考えた上で単純な図右の構造に改造することにしました。

 

* JBL4312シリーズは端子が1系統であるものの、内部は図右の構造をしています。 ただし今回の改造とは違い、ウーファーの出す周波数に合うようにツイーター・スコーカーもきちんと設計通りに調整されています。

 

 

 

 それでは次回、実際の工作に入ります。

 

 

 

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※ ツイーター、スコーカー、ウーファーといっても、それぞれの受け持ち周波数はユニットの大きさや設計、メーカーによって大きく違い、決まった数値はありません。 その他、ツイーター、スコーカーはユニット保護のため低周波をカットする必要がありますが、ウーファーは高周波に反応し難いため、ネットワークを入れる必要性は低いようです。