これまで造ってきた船たち その2

 

■　ゴールデンハインド　16世紀頃建造
　2000年模型製作開始・同年完成
　イマイ(現ウッディージョー)製キット
　近所の模型店にて購入

 

　知る人ぞ知る、キャプテン・ドレークの船。　実は、有名なマゼランは航海途中で他界したので、そのドレークが史上初めて世界一周を果たした”提督”なんです。　しかも、航海途中に海賊行為をしながらなんて、いやはやなんとも…脱帽です

 

　１隻目が「現代のスクーナー」だったので、２隻目は「大航海時代初期のガレオン」だ、という単純な理由で購入。　実船・図面は残っておらず、キットは神戸にあった復元船をもとに設計されたようです。

 

　チャーチルと違い、こちらは横帆(※1)重視。　本来なら、横帆はリギング(※2)などが複雑になるはずなのですが、本船ではかなり省略されていて入門用キットといえます。　初めて外板の”二重張り”を経験。二重にする理由は諸説あり、不要論まであるみたいですが、練習と思ってせっせと張りました

 

　「全体のバランスが悪いのでは？」という稚拙な理由から、この時初めてとなる”改造”を施しました。

 

　・　船体後部の装飾を一部撤去。

　・　船首の横帆を撤去し、その上部のステイに縦帆を設置。

 

　資料など参考にしていなかった頃のですので、今見るとお粗末なものになってしまいましたが、いい経験でした…

 

 

 

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※1　おうはん　：　上から見て、進行方向に対して直角に取り付けられている帆。

 

※2　帆船に使われているロープ・滑車・それらに関わる器具の総称。索具とも。