ひよこ造船工房

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Marantz STEREO 70s よさげだなぁ~+α

2024年08月18日 | オーディオ

■ この記事の内容

 

 ・ 筆者が未所有・未視聴の機器をアレコレ語る記事

 ・ 我が家居間の薄型TVのオーディオ事情…

 ・ 注目機体の注目機能

 ・ SONYはHDMI ARC付きステレオアンプに興味無し??

 

 

 

■ 居間のTV音声が深刻な事態に…w

 

 去る2024年4月某日、我が家の居間で約17年間頑張ってくれていた2007年発売のSONYフラッグシップ液晶TV『KDL-40X5000』がお亡くなりになりました…。 2024年現在の普及帯液晶TVと比べてもビジュアル面は旧々世代性能、ネットTVとしても使用しにくい旧世代機でした。

 

 唯一、現在においても素晴らしかったのはオーディオ性能。 画面両脇に"無駄に張り出した"広いベゼルに内蔵されたスピーカーは前面を向いていて、聞き取りやすく自然な発音ができていました。

 

 そしてそれ亡き後、新たに我が家居間に導入されたのが、2024年現在ギリで現役ラインナップ機種である『KJ-43X80K』(2022年モデル)です。(グレードとしては中の下) これは4k解像度・4kチューナー・HDR対応とビジュアル面では文句はありません。 ただ、オーディオ面では、画面下部に付けられたスピーカーは下面を向き、TVラックと反響して音声が前面に出にくくなっています。("再生周波数"はそれなりに良く調整されているとは思います…)

 

 

 

■ HDMI ARC付きステレオオーディオアンプ!!

 

 薄型TVのオーディオ性能強化というと先ずは『オーディオアンプ』とか『サウンドバー』の導入を考えますよね。

 

 音質不満の評価が目立つサウンドバーはさておき、音質・音像が比較的良好な従来型の"オーディオ用"のアンプだとアナログ入力が主ですし、良くても光・コアキシャルというデジタル端子が付く程度。 まぁ光接続があれば薄型TVから音声自体は不足なく送ることができるんですが、アンプの電源投入やボリューム調整はアンプ側で個別に操作せねばならず、"普段使い"としては使い勝手が悪いものです。

 

 そこで『HDMI ARC付きステレオアンプ』の登場です。

 

 

 

 上の画像はMarantzの『STEREO 70s』というHDMI付きオーディオアンプ。 価格は143,000円。(2024.8現在)

 

 Marantzは、"AVセンター"でもなく"完全ピュアオーディオ"でもない、ある意味中途半端なジャンルの開拓者のようですね。 ユーザー評判では「薄型TVのオーディオを手軽に増強したい」「でもサウンドバーの音質・音像は微妙」「AVアンプの5ch、7chなんてスピーカー数も必要ない」という、マニアからすると一見ニッチだった領域の門戸を徐々に広げて好評を博しているようです。

 

 

 

■ Marantz『STEREO 70s』のひよこ注目機能

 

 ・ HDMI ARC付き

 ・ ストレージオーディオ再生可能

 ・ アクティブサブウーファー制御可能(プリアウト付き)

 ・ 搭載のパワーアンプはアナログ方式…

 

 普通のピュアオーディオアンプ機能に加えて、HDMIセレクターも兼ねる機体です。(ARC機能としてはPCM 2ch対応のみ) 一般のアンプでもTV側からの光やコアキシャルなどでの"音声入力"自体は可能なんですが、HDMIで接続するとTVリモコンでオーディオ機器側の操作もできるのが最も良し。(ただし、機体同士の機能対応や相性によってできないこともあり。 基本的にベストエフォート)

 

 背面にあるUSB端子にストレージを直に挿すことで収録されている音声データを再生可能だったり、Bluetooth受信機能で対応機器から楽曲を送って再生したり、有線LANやWi-Fiと接続してネットのストリーミングサービス(要契約)も再生可能。(これらも基本的にベストエフォート) CDプレーヤーだけに頼らない多彩な再生環境が構築できますね。

 

 最近にわかに注目されているのが、ステレオアンプにサブウーファーを追加して低域音を増強する再生形式。(『2.1ch再生』とも呼称) 従来型のアンプでこれを行おうとすると、スピーカー出力端子から周波数フィルター機器を用いて低域を分離し、サブウーファーを接続することが必要でした。 AVアンプではお馴染みのプリアウト出力装備、このところサブウーファー端子を搭載して低域増強をするステレオアンプも増えているんですヨ。

 

 ただし、『STEREO 70s』の音声増幅部(スピーカー駆動波形生成部)は"AB級アナログ方式"となっています。 一般的に、『アナログ方式』とは入力されたオーディオ波形を連続的に(=リニアリティに)処理(スピーカー駆動波形に)する、理論的にはメディア収録の音波形をほぼ完全再現するが、ひずみや発熱が比較的大きく非効率なタイプ。 『AB級』とは、大出力時には"効率的"に、低出力時には"音質重視"になる最も普及している仕組みのアナログ方式です。 …個人的には"アナログ方式"のボワボワ感??のある低域音が苦手でして、そのボワボワ感が他音域にも覆いかぶさって音声全体が不明瞭になるのが不満なのです。

 

 

 

■ 他のHDMI機能付きステレオアンプは??

 

 過不足の無い機能を持った約10万円近辺の価格の他機体というと、ひよこ調べでは2024年8月現在それほど多くなく、スピーカー駆動方式がデジタル(スイッチング)アンプというと更に選択肢は狭まり、同じMarantz社なら『MODEL M1』、他社だと『TEAC AI-303』くらいでしょうか…。 …わざわざ書くのもなんですが、双方ともにフロントパネルのデザインがちょっとアレかなといったところ💦

 

 こういったニッチな機種は、本来なら(??)SONYがいち早く打ち出して薄型TVとの連携を提案していたハズなのに…と以前なら思いましたが…。 SONYも時代の波には抗えず、設置がお手軽なサウンドバーや、あまり仰々しくないデザインの小型オールインワンホームシアター機器推しということなんでしょうか??

 

 以上、チラシの裏情報でした(笑) また何か動きがありましたら記事にしていきたいと考えています。

 

 

 

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