ひよこ造船工房

納期遅れ常習犯の船大工。 猫画、オーディオ、たまに造船記♪ since 2008.11

これまで造ってきた船たち その1

2008年10月12日 | 帆船模型

Dsc00955

 

■ サー・ウィンストン・チャーチル 1965年建造
 1999年模型製作開始・同年完成
 イマイ製キット (イマイの木製模型部門は、現在ウッディージョーに引き継がれています)
 近所の模型店で購入

 

 第二次大戦後のイギリスで、操船練習船として計画・建造された船。 当時、航海ゲームにはまっていた事もあり、この世界に食指が伸びました。 スマートな”スクーナー型船体(※1)”にも惹かれて購入。

 

 船体のソリ・ふくらみが緩やかで、帆の枚数も少なく、初心者向きの船といえます。

 

 ただ、各所にプラ部品が使用されていたり、現代船としての正確さを出すために、船体外板の木目を塗装で埋めなくてはならない等、木製模型としての醍醐味は少ないかもしれません。 (当時のキット内容)

 

 縦帆(※2)重視型の船のため、横から見た時の帆の白さは圧巻…。 スマートな船体と相まって、まるで”洋上の貴婦人”のようです

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

※1 本来は装帆のしかたを指す言葉です。 19世紀後期以降、特定の形の船体と装帆が固定されるようになり、現在では船種自体の名称としても使われています。 ちなみに、サー・ウィンストン・チャーチルを装帆で分類すると、"トップスルスクーナー"の系統に含まれます。

 

※2 じゅうはん : マスト / ステイ(※3)に、進行方向と平行に取り付けられている帆。 向かい風に強い、いわゆるヨットの帆の張り方。

 

※3 マストを船体に固定しているロープのこと。

 

 

 

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