扁鵲(へんじゃく)のつぶやき

東洋鍼灸専門学校 鍼灸科50期卒業生の同窓ブログです。
日頃の不安、悩みを率直に語り合いましょう。

『傷はぜったい消毒するな』 夏井睦著

2010-07-26 21:34:41 | 日記
松田先生の新刊『日本鍼灸へのまなざし』で紹介されている
タイトルの書籍を読んでみました。

面白いです!そして今までの我々の消毒に関する思いこみを
見事なくらいまでにひっくり返してくれます。

鍼灸師が学校で嫌というほど叩き込まれる手指消毒も
水道水で洗い流せば十分で、消毒薬を用いるのは
有益な皮膚常在菌を殺して、MRSA菌等の繁殖を
助けるリスクがあるというのです。

興味のある方は下記のHP内のQ&Aコーナーで鍼灸師からの
質問に答えていますのでご覧になってください。
新しい創傷治療(http://www.wound-treatment.jp/)

今更ながら人間の体の細菌防御に対する精緻な仕組みに
感嘆すると同時に、わざわざ我々が無意味な消毒行為で
そのシステムを破壊しているというのも驚きでした。

またシャンプー、化粧品に含まれる界面活性剤による
皮膚への悪影響についても指摘しているので、
物は試しとここ数日は温水のみで洗い流す
シャンプーレスを実践してますが、全然べとつかない
のにも納得です♪
コメント (2)
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ショッキングな出来事!

2010-07-17 20:26:12 | 日記
御近所の59歳の主婦の方が亡くなりました。

膠原病を患っており、心筋梗塞で倒れたまま
蘇生が間に合わなかったようです。

実は一週間前にこの方からヘルペスがなかなか治らなくて
つらい、と相談を受けたばかりでした。

立ち話だったのでお試し治療の提案をし、別れましたが、
もし自分の治療後に心筋梗塞の発作が起きたらと
思うと、内心ぞっとしましたね(+_+)

きっと鍼灸治療のせいで亡くなったというような陰の
口コミがあっという間に広がったような気がします。

治療後に発症した原因不明の疾患は鍼灸治療のせいに
されるのを現実に耳にしていますからね・・・。

色々考えさせられる今回の一件でした
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ベトナム料理教室

2010-07-10 20:52:06 | 日記
今日はいわき市国際交流協会主催の
ベトナム料理教室に参加してきました。

講師は地元在住のベトナム人の主婦の方。

ベトナム料理はあまり辛くなくかつヘルシー
なので東京では何度も食べに行きましたが、
今日のメニューはいずれも現地の家庭料理
そのもので未体験なものばかり!

包丁さばきが必要なものはベテラン
主婦の参加者におまかせして(笑)、
男性陣はもっぱら洗いものとか
あく取りとか簡単な作業ばかり(笑)

先生の指導も受けて何とか出来上がり、
皆で舌つつみを打ちました。

が、ゴーヤのスープは苦すぎて
残しちゃいました(+_+)

左より「ベトナム風焼豚 レモングラス風味」「サラダ風あえもの」
「ゴーヤスープ」


チームメンバー
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必読!『日本鍼灸へのまなざし』松田博公著

2010-07-03 08:40:59 | 日記
松田先生の新著です。

先生には授業を通して教えていただきましたが、
改めて本書を読むと先生の凝縮された思いとその
全体像が浮かび上がってきます。

まだ1/3位しか読んでいませんが、自分の立ち位置は
何か?と考えさせられます。

振り返ってみると伝統鍼灸でもなく現代鍼灸でもなく、
ましてや中医でもなく、なんかごちゃ混ぜになってる
んですね・・・。

改めて自分の鍼灸師としてのidentity(軸)はどこに置くのか
というのを問い詰められているようです。

軸がなくとも技さえあれば臨床は出来るのかもしれません。

でも誇りをもって鍼灸師人生を全うするには
自分の寄る辺となるところを持ちたいですね。

また本書は現状の行き過ぎた消毒指向にも
問題提起をしており、『傷は絶対消毒するな!』
(夏井睦著)の紹介等、我々が無意識に
行っている行為の問題点も鋭く指摘しています。

鍼灸師のみならず学生諸氏にも必読の一冊です。


コメント (6)
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