片足で10秒立てるかどうかで10年以内の死亡リスクが評価できるかも!という
論文が発表になりました。
片足立ちの方法はこの写真とはちょっと違いますが、起立して両手を下げた状態で何にもつかまらず、片足を上げて、その足の甲をもう一方の足(地についている方)のふくらはぎの裏につけ、その姿勢を10秒間維持できるかどうかを評価しました。
転倒は高齢者にさまざまな悪影響を与えます。大腿骨骨頸部骨折の原因の80%以上を占めるばかりか、その後の転倒不安・恐怖により閉じこもり傾向となり、結果的に身体虚弱化、廃用症候群を引き起こし、寝たきりの原因となります。
下肢筋力の低下も転倒の大きな要因と一つです。今回のブラジル人を対象とした研究によれば、10秒間片足立ちができなかった人の割合を年齢層別にみると下記の通り。50歳と70歳では11倍もの差がついています。
51~55歳は4.7%
56~60歳は8.1%
61~65歳は17.8%
66~70歳は36.8%
71~75歳は53.6%
テストから7年後の死亡率を比較すると、片足立ちできなかった人の群は4倍高かったそうです。
高齢になると筋力低下のみならず、服用する薬の量、種類とも増えていきますのでこれらの副作用による目まい等もリスク要因となりますが、筋肉は鍛えることができますからね。
気になる方は早速片足10秒立ちできるかどうか試してみましょう。できれば60秒は維持したいですね。 私はルーチンの朝ランをしない日はスクワット、中殿筋のトレーニングをしているのでばっちりです!(^^)!