扁鵲(へんじゃく)のつぶやき

東洋鍼灸専門学校 鍼灸科50期卒業生の同窓ブログです。
日頃の不安、悩みを率直に語り合いましょう。

『<勝負脳>の鍛え方』林 成之著

2010-01-31 21:58:41 | 日記
帯に北島康介選手の派手なガッツポーズがついているので
彼が金メダルをとった当時「勝負脳」という言葉が流行った
記憶があったので読んでみました。

著者はベテランの脳外科医で「脳低温治療法」という画期的な
治療法の開発者なんですね。

脳の解剖学的知識をベースに脳と運動との関係をゴルフや野球を
例にわかりやすく説明するとともに、緊張を克服して勝負に
勝つための方法を説明しています。

でもその方法は拍子抜けするくらいシンプルなんですね。
例えば、「成功するイメージを持て」「笑顔を鍛えよ」
「結果を意識しない」等々です。要は考え方一つという
ことでしょうか。

一番参考になったのが脳外科医のトレーニング法でした。
微細な血管を縫合するためには目線と姿勢が大切とか、
緊張時に心の安定を保つ方法等は同じ臨床現場に立つ
医療従事者としてとても参考になりました

コメント (1)
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YouTube「東洋医学の実技 鍼灸偏」

2010-01-25 22:22:58 | 日記
YouTubeで下記の動画を見つけました。探してみると結構
鍼灸関連の動画が投稿されていて面白いです。
でもここに出てくる先生、手つきはいいですが、
患者さんの消毒を全然やってないのが気になります(^^ゞ

残念ながらこのブログに埋め込んだ状態での再生は
禁止されているのでYouTubeサイトで再生してください<(_ _)>


東洋医学の実技 鍼灸偏


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『言葉で治療する』 鎌田 實

2010-01-18 22:01:10 | 日記

タイトルの新刊を読んでみました。

著者は『がんばらない』等の著書で有名な
鎌田實(みのる)医師です。

とても感銘を受けましたね。

元々は「週刊朝日」で連載されていたものですが、
連載中に寄せられた患者あるいは医療者の生の声が
現代の医療現場を赤裸々に描いていてとても衝撃的でした。

そして我々医療者の発する言葉の重さを認識できました。
「学」「技」も重要ですが「心」そして「言葉」がもっと重要なんですね。
下記の一文がそれをとても良くあらわしていると思います。

「本当に心のこもった言葉はどんな薬よりも効果があり、
効き目は感謝という気持ちとともに永遠である」

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続報-「無資格の男が施術=はり治療後に女性死亡-大坂府警」

2010-01-15 22:19:47 | 日記
本日付の時事ドットコムに記事が配信されていました。

事故を起こしたのは無資格の学生のようです。またネットの情報に
よれば鍼灸院ではなく、鍼灸接骨院のようですね。

事故の発生は全国版で大きく報道されますが、その後のフォローも
きちっと報道してくれないと鍼灸に対する不安ばかりあおることに
なりかねないので困りますよね
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「はり治療直後54歳女性死亡~大坂の鍼灸院」

2010-01-11 21:37:56 | 日記
タイトルは1月9日付朝日新聞夕刊の記事です。
テレビでも流れたみたいですが、ショッキングなニュースですよね。
記事によれば肩こりの治療直後に気分が悪くなってトイレで倒れ、
救急車で搬送されたが翌日に死亡。死因は低酸素脳症。
気胸も確認されたらしいです。
気胸で即低酸素脳症というのもちょっと考えにくいと思いますが、
これで一気に鍼は怖いという印象を一般国民に与えるのが
心配です。
それにしても施術者の心境を考えるとやり切れませんね・・。
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