昨日は日本鍼灸師会 常任理事・保険局長の大口俊徳先生の講義でした。
幾つか示唆に富むアドバイスがありましたのでご紹介しておきます
①保険診療の意義は、治療院が医療機関として地域に認めてもらえることである。
②自由診療で食えないものは、保険診療でも食えない。つまり保険の
短時間の治療でも患者さんを満足させる技術を持つこと。
③安易に保険診療にしない。最初の2,3回は自由診療で治療し、
保険適用6疾患に該当すれば保険診療に切り替える。これにより、
患者さんと治療の相性が良いかどうかわかるし、せっかくもらった
同意書を無駄にすることがない。
④流行らない治療院には”治療院つぶしの二大プロ患者”がくる。一つ目は
新人先生にあそこも痛い、ここも痛いといってさんざん追い鍼をさせ、
長時間の治療をさせるプロ患者。そしておばさんが群れをなしてくる
回遊魚軍団。どちらも治療の効率を悪化させる始末の悪い人たちです
⑤保険で回転させるには三台のベッドが必要。一台をデッドスペースにして
患者さんの着替え等に使用すると効率的。
⑥開業にあたっては、治療院の設計と人生設計が必要。特に人生設計では
具体的な目標年収を設定しチャレンジする。
どうですか?ピン!とくるものがあったら是非実践してみてください