2つの失敗！

最近、たて続けに二つのミスを犯してしまったので
反省と自戒の意味を込めて披露します。

１．急性期の筋筋膜性腰痛に対するドーゼオーバー
　　治療後は痛みが半減したが、当日の夜と翌朝は
　　痛みが増悪した例。

　　考えられる原因は
　　①長すぎる置鍼時間（10分）
　　②台座灸の使用

　　急性期は
　　①単刺あるいは短い置鍼
　　②灸は知熱灸
　　ですよね！

　　そして大事な生活指導！
　　①入浴禁止
　　②アルコール禁止
　　これを言い忘れた！


２．抜鍼忘れ！
　　学生時代も含めてやったことなかったのですが、
　　とうとうやってしまいました！

まあ、二つとも大事に至らなかった（と信じたいですが(^^ゞ）
から良かったですが、初心に返って自戒します！
皆さんもご注意あれ！

『腰鍼』－心身の痛みを断つ－ 竹村文近著

『はり100本』でおなじみの学校の大先輩　竹村先生の新刊です。

一般の読者には鍼灸治療の素晴らしさを、我々同業者には
治療のヒントがたくさん詰まっている内容ですね。

前著『はり100本』は右も左もわからない学生時代に読みましたが、
臨床を始めてから読むと改めて竹村先生の凄さが実感出来ます。

先生の治療は本のタイトルどおり、30分に約100本の鍼を打ちます。
体の反応を見て、選穴、選鍼して打つわけですが、とんでもない
速さですよね。

臨床歴30年の重みを感じます。

開業して早10ヶ月。色々な意味でマンネリ化しかかっていたので
「喝！」を入れられたような気分になりました(^^ゞ