扁鵲(へんじゃく)のつぶやき

東洋鍼灸専門学校 鍼灸科50期卒業生の同窓ブログです。
日頃の不安、悩みを率直に語り合いましょう。

Book Review 『未来の年表~人口減少日本でこれから起きること』河合 雅司著

2018-02-25 21:19:14 | 読書
少し前から話題になっている本ですね。


ちょっと気になっていたのでAmazonでポチって
買いました。

今の日本についてとりあえず頭に浮かぶことといったら
少子高齢化、超高齢社会(4人に1人が高齢者)、そして
人口ボリュームの大きい団塊世代が75歳以上となる
2025年問題くらいでした。

ところがこの本ではこれから日本に起こるであろう百年先までの
未来を年表に落とし込んでいるので一目瞭然!

帯のコピーを紹介すると
・2020年 女性の半数が50歳超え
・2024年 全国民の3人に1人が65歳以上
・2027年 輸血用血液が不足
・2033年 3戸に1戸が空き家に
・2039年 火葬場が不足
・2040年 自治体の半数が消滅
・2042年 高齢者人口がピークを迎える

少子高齢化がもたらす恐ろしい未来が可視化されており
暗澹たる気もちにさせられます。

それに対して著者は人口減少は避けられない
未来なのであれば「戦略的に縮む」等の方法を
「日本を救う10の処方箋」として提唱しています。

例えば高齢者を75歳以上に再定義する「高齢者の削減」
「24時間社会からの脱却」。

少子化対策には第3子以降に1000万円の手当付与等大胆な
施策が並びます。でもこれくらいやらないと
大変なことになるという危機感が伝わってきますね。

とりあえず今の自分にできることはは社会保障費(医療・介護費用)
をアップさせないように健康維持に努めることだと思います。

コメント (4)
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