SENTIMENTAL JAZZ DIARY

感傷的ジャズ日記 ~私のアルバムコレクションから~

BETTY BENNETT 「Nobody else but me」

2007年02月03日 | Vocal

ヴォーカルのアルバムも取り上げよう。
今日ご紹介するのはベティ・ベネットである。確かアンドレ・プレピンの奥様だった。ジャケットを見ておわかりの通り実にいい女で(美しい人などと書くよりこの方が相応しい)、アンドレ・プレピンも男前だったから、さぞかし周りが羨むカップルだっただろう。
このアルバムもショーティ・ロジャースとアンドレ・プレピンのアレンジとジャケットにも記されている。まぁウエストコーストジャズの歌姫といったところ。但し彼女の吹き込みは少なく、私が知っているのは本作と長いブランクのあとに発表された「The Song Is You」の2枚だけだ。

さらりとした歌い方は当時の白人女性歌手ならではのもので、重くて粘りけのある黒人歌手の「こってり力うどん」的な歌い方ではなく、「薄味な讃岐うどん」的味わいだ。でもこういう歌い方の方がどちらかというと好きだ。声が楽器になってしまうとヴォーカルアルバムではなくなってしまう。うまかろうがヘタであろうが、歌うその人の思いを共有したいというのが私の聴き方だ。


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