お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

伝 片多徳郎の油絵

2022-07-31 10:16:20 | 古いもの


サインのない絵が比較的多い片多徳郎(1889-1934)ですが、この絵もそのひとつ。
森の絵を描いているのは1915年(大正4年)26歳のとき。
片多のことばを借りれば「重なり合ひ、交じり合った雑木の新緑、極めて豊富な色彩を、微妙な音楽のように、鳴りひびかせて居る」(大正5年のスケッチブックより)

 (37,5×45,5センチ、額60×68センチ)
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川端弥之助のパステル画

2022-07-23 11:02:17 | 古いもの



ふくよかで、和風ルノアールのような裸婦ですね。
パステルのやわらかな質感がよく活かされています。
弥之助(1893-1981)は、慶應大学法学科卒の関西画壇で活躍した異色の画家。
この絵は1922(大正11)年の作です。
 絵の裏には、もう一枚の絵が描かれています。この絵のモデルになった女性と思われます。
私には、表面の絵以上に魅力的です。
京都星野画廊のシールが付いています。

 (紙にパステル31,5×49センチ、額57×74センチ)
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青山熊治の油絵

2022-07-19 11:26:13 | 古いもの


これは、百合の花の絵。具象だけど抽象の世界です。
自然光のなかで眺めると、激しい筆致と次々に浮かび上がってくる色彩に呆然とさせられます。
熊治(1886-1932)は若き日、北海道に渡りアイヌの人を描き、「満州」ではウィグルの人を描き、九州の精神病院では患者の女性を描いています。それも明治時代にです。
彼の生きざまと作品にはとても惹かれます。

 (キャンパスに油42×49,5センチ、額63×70センチ)
 *「鑑定登録証明」が付いています。
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塔まり形香合

2022-07-16 17:59:12 | 古いもの




球体に力強い相輪がそびえ立つ姿形がいいですね。
これは響銅製の元祖香合で、中国の発掘品と思われます。
元来、インドの舎利塔に由来する器形ですが、
日本では奈良時代から香合として用いられ、
正倉院や法隆寺の宝物で見ることができます。
いずれも大陸(唐)からの招来品です。

 (高さ15センチ、胴径8,3センチ、重さ517グラム)
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鉄地青磁薬壺

2022-07-11 14:54:16 | 古いもの




高麗青磁のなかで薬壺を見ることは稀なのですが、
さらに鉄地青磁のものはほとんどなくて初見です。
高麗時代12世紀のものです。
鉄泥の上から青磁釉がたっぷりとかけられ、黒く発色しています。
堅い焼きで、上手の鉄地青磁です。
東京国立博物館所蔵の「青磁鉄地碗」(4枚目写真)と同じ窯のように見えます。

(高さ9,3センチ、口径5,5センチ、底径5センチ)
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