お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

古代の小さな水晶玉

2024-10-03 10:57:54 | 古いもの


一見、何でもない水晶玉に見えますが、これは、珍しい「クチナシ玉」。
縦に5本の溝があって、クチナシの実に似ています。
クチナシ玉の多くは朝鮮半島由来の金属製(藤ノ木古墳が有名)で、水晶製はごく稀です。
写真の左3点は、奈良県北葛城郡の古墳からの出土品。
加工のつたなさ(それが魅力なのですが)からみて「和物」で、出雲か近畿地方の「玉つくり工房」でつくられたものです。
写真右の1点は、なんとインドネシア中部ジャワの出土品です。
現地では「ミカン玉」とよばれています。
溝の彫りが深く、高度な加工技術です。
「クチナシ玉」と「ミカン玉」が点と線でどのようにつながっていたのでしょうか?

 (直径約2センチ)
 価格はお問い合わせください。

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中澤弘光の油絵

2024-09-25 11:35:04 | 古いもの


夕映えの海でしょうか。
眺めていると引き込まれそうになる、もうろうとした幻想的な世界です。
1930年頃の作と思われます。
中澤弘光(1874-1964)は、明治~昭和の長きにわたって活躍した人。
平凡だけれど、ただならぬ絵を淡々と描き続けました。
自らを、「想うに、一升の桝には一升しか入らない」とした言葉を残しています。

 (キャンパスに油24×33センチ、額45×55,5センチ)
  価格はお問い合わせください。
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駄菓子屋のガラス瓶

2024-09-23 13:52:53 | 古いもの



四角のガラス瓶を見ていると、心地よいそよ風が吹いてきます。
これは、大正~昭和初頃のもの。
シワシワのアルミの帽子(蓋)がいいですね。
昔、池袋の骨董会館で店を出していた折原さんから、
全く同手のものを「唐草文のタイプは珍しいよ」といわれて、譲ってもらったことがありました。
30年以上も前のことです。
折原さんからは玩具のおもしろさをいろいろ教えてもらいました。
「自分が楽しめれば、ただそれだけでいいんだよ」
そんな声が聞こえてくるようです。

 (高さ約19,5センチ)
 <売約済みになりました>
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絵鏡 川﨑美智代展 2024年9月14日(土)~20日(金)

2024-09-14 20:59:08 | 古いもの




絵鏡
川﨑美智代展

2024年9月14日(土)~20日(金)
12:00~19:00(最終日は17時まで)


 山と水のある風景を眺めていると
 いつの間にか絵のなかに自分がいて
 深呼吸しています
 水に手を浸しています

    
                ギャラリーブリキ星 加川弘士
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川口軌外の油絵

2024-08-26 12:09:39 | 古いもの


後期印象派の香りいっぱいで、心のおもむくままに描いた静物画。
気持ちが解放されるような心地よさです。
1945年郷里である和歌山に疎開して数年間、野菜や果物を描いていた時期があり、
その頃の作品です。
軌外(1892-1966)は、1919~23年、1924~29年と二回にわたって渡欧し、
後期印象派とその後のフォーブ、キューブ、シュールの影響を一身に受けました。
その後の日本的展開のために抽象と幻想を行き来して、生涯挑戦し続けた人でした。

 (キャンパスに油40×53センチ、額59,5×72センチ)


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