お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

永地秀太(ながとちひでた)の油絵

2023-05-29 12:41:36 | 古いもの


海景は、心が落ち着いていいですね。
このおだやかな海は、船上から見た地中海でしょうか。
永地秀太(1873-1942)は、本多錦吉郎から油絵を学んだ明治の画家。
1920-23年に文部省の在外研究員として、仏、イタリアに渡っているので、
そのときの作品と思われます。
意外なほど作品は残っていません。

 (キャンパスに油 32×40,5センチ、額49×57センチ)
  <売約済みになりました>
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本日から、本原令子展が始まります。5/20日-26日

2023-05-20 08:54:16 | 新しいもの




本原令子展
un/breakable

足踏みしている、ピンク色の「ちぇっ。」

2023年5月20日(土)ー26日(金)
12時~19時


 本原さんの展示には、毎回驚かされます。
 今回の展示は、作家の想いの切実さを、
 ブリキ星の空間を使ったインスタレーションとして表現しています。
 私にはピンポイントで伝わってくるものがあり、
 特に、自身の身体の型を器にして花を植える試みには心が救われました。
                      ギャラリーブリキ星 加川弘士
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縄文時代の石冠型土製品(土冠)

2023-05-13 09:42:55 | 古いもの


 

ここ十年、私は縄文時代の祈りの道具に夢中で、石冠はいくつか手にしましたが、土冠は初めてのことです。
いろいろなタイプがありますが、突起した形は男性性器で、底の凹みは女性性器をあらわすという見方がされています。
呪術、儀礼の場で使われたと思われますが、詳しいことはわかりません。
この土冠は、縄文時代後期のもので、茨城県、椎塚貝塚の出土です。

 (高さ9,2センチ、底最大7,5センチ)
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香炉釉筒型楽茶器

2023-05-05 10:08:42 | 古いもの





筒型で、縦に4本のヘラ削りの入った姿形も好し。
白釉に細かく入った貫入は、数百年の時代を感じさせ重厚な美しさになっています。
高台附近は砂気のある聚楽土の上からねっとりとした化粧土が塗られ、
見込みは釉薬が銀化しています。
多分、私が手にした楽代々のなかで最も古い楽です。
箱裏には、茶人により「一入赤楽茶器」とありますが、見立ての間違いと思われます。
この釉薬は赤楽ではなく白楽です。
白釉は楽2代常慶がよく香炉に用いたことから「こうろぐすり」と呼ばれています。
茶人は、自作の木の蓋をつくり茶器として使用していたようです。
胴部分に朱漆で歌が書かれています。
「百草の花の中にも 菊をのみ 千とせに契る 加ざしとぞ折る」
私にとって、この歌は少々余計です。

 (口径5センチ、高さ9,5センチ、底径4センチ)
 価格はお問い合わせください。



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