お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

台湾先住民の盆

2018-06-24 09:36:03 | 古いもの



薄手でシャープな造りは、日本の室町、鎌倉の盆を見るようなかっこよさ。
精霊に供物を捧げる器だったと思われます。
素材は鉄木(てつぼく)といわれる鉄のように堅くて重い木。
器の表面は無数の使用痕がみられ、裏面の浅浮彫りの紋様は磨滅しています。
工芸品というより、古手のプリミティブの魅力です。
台湾先住民は、現在、台湾政府によって認定されている民族だけでも16あります。
戦前の日本植民地時代には、「高砂族」とよばれていました。
写真の盆(大皿)が、台湾先住民のどの民族のものかは不明です。

 (径34~36センチ、高さ3,5~4センチ)
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高麗時代の銅製装身具

2018-06-20 09:42:22 | 古いもの


  

美しいラインの装身具です。
左は、六角星形の飾りが付いたかんざし。
沖縄で発掘されたときいていますが、交易で高麗から持ち込まれたものと思われます。
中は、さいしと呼ばれる髪留めです。高麗では女性だけでなく男性も髷を留めるために使用していたとか。
発掘数は多く、珍しいものではありませんが、特別に形のよいものを選びました。
右は、初見のもので、用途不明です。

 (左11,5センチ、中6,5センチ、右6センチ)
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初期伊万里白磁盃

2018-06-17 14:40:44 | 古いもの




薄手で、生がけ、卵のようにふっくらとしている盃です。
使い勝手がよさそうです。
鎹(かすがい)による古い直しがあります。それが意匠となって魅力を増しています。

 (口径4,6~4,9センチ 高さ4,7センチ 高台径2,6センチ)
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高麗呉器茶碗

2018-06-16 09:32:10 | 古いもの


   

この呉器茶碗は、今までに手にした高麗茶碗にはない気品を感じます。
両手に収めたときの感覚は、古手の楽のような心地よさがあります。
釉薬はほんのり紅葉色に発色、口はかすかにゆがみ、見込みは深く、高台から上に広がっていく姿形は独特のものです。
呉器は、高麗茶碗のなかでも謎の多い茶碗です。野趣あふれるものから優雅なものまでいろいろ。
時代も用途も諸説あり、伝世している数は僅かです。
写真の呉器は、朝鮮の釜山窯に注文してつくられた御本呉器茶碗の初期(17世紀)のように見えます。
高台内には、朱漆による花押があります。松平不昧にも、近世の茶人平瀬露香にも見えるのですが、特定できません。
写真にあるように、ワレ、ニュウの古い修理があります。
古い保存箱と仕覆が付きます。

 (口径13,3~13,8、高さ8センチ、高台径5,5センチ)
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明治時代の油絵

2018-06-12 10:57:44 | 古いもの


暗い色彩で描かれた、明治時代の東京のさりげない風景です。
キャンパス布も劣化して、保存状態はよくありませんが、
ドキドキしてくるような魅力をはなっています。
作者は中村不折。
慶応2年、江戸八丁堀の生まれで、昭和18年(1943年)に亡くなっています。
この絵は、彼が渡仏(1901年)する前の油絵で稀少です。

 (額 47×58,5センチ、絵 33,5×44,5センチ)
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