お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

下高原龍巳の油絵

2014-06-28 09:37:48 | 古いもの


実際には眼にしたことがない、古きよき日本の風景を見ているようです。
何故か、懐かしさがわいてきます。
水彩のようなタッチがいいですね。
澄んだ色が心地よいです。
下高原(1910-1994)は鹿児島県の人。
戦後は関西が拠点でしたが、詳しいことはわかりません。
絵の裏には「大浦の池」と書かれています。
昭和20年代の風景ではないかと思います。

 (絵24×30センチ、額42×50センチ)
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長入 赤楽茶碗

2014-06-25 10:15:23 | 古いもの
     

楽七代長入(1714-1777)の茶碗です。
おおらかな面取りに、つなぎ団子の文様。
今まで見た長入のなかでは、ピカイチの出来だと思います。
手にとると、緊張感ではなく、あたたかさが伝わってきます。
多くの直しがあります。
当時の元箱には、息子了入の箱書きがあります。

 (口径9センチ、高さ9,5センチ、高台径5センチ)
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山喜多二郎太の油絵

2014-06-24 09:07:40 | 古いもの


夏の終わりの睡蓮。具象と抽象の狭間をいくような、見飽きることがない絵です。
山喜多(1897-1965)は福岡の人。1950年にアトリエを東京武蔵野市の吉祥寺に移しています。
私の好きな善福寺の池に見えてくるのですが、これは戦前の作なので、福岡の風景と思われます。
絵右上の「二郎太」のサインの横に2600の数字が入っています。
紀元2600年、神武天皇即位から2600年にあたるということで、戦意高揚の式典がおこなわれた1940(昭和15)年の作だということが分かります。
彼は、戦争画を描かなかったといわれています。
「睡蓮」のように、侘びしくもしみじみくる絵を描いていた彼に、軍部から声がかかることはなかったのも納得です。

 (絵44×52センチ、額73×80センチ)
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渥美の壺

2014-06-19 10:17:06 | 古いもの
    

ずしっと重い土。口を欠き、大きな亀裂が入った破れ壺です。
しかし存在感抜群で、オブジェとして魅力があります。
花も映えそうですね。
平安~鎌倉頃のものと思われます。

 (高さ23センチ、口径13センチ、胴径29,5センチ、底径13センチ)
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戦前の洋画家たちの軌跡展

2014-06-14 13:29:58 | いろいろ
   

今日(6/14)から、ギャラリー金子さん主催の展覧会が始まりました。
よい絵を残しているのに、忘れられた画家たちのなんと多いことか。
番外で、日本画の掛け軸も数点並んでいます。
そのなかでのお気に入りは、橋本雅邦の猿の絵。
老猿でしょうか、すべて悟っている禅僧のような眼にドキッとします。

  戦前の洋画家たちの軌跡展
2014年6月14日(土)~22日(日)
13時~19時(会期中無休)
  会場 ギャラリーブリキ星
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