お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

織部向付陶片

2016-07-30 09:43:29 | 古いもの

 

ほぼ全体の形が残っていて、渋く、落ち着いた色彩が楽しめる桃山時代の陶片です。
松の皮の割れに似ていることから、松皮菱形と呼ばれる器形の向付。
平安時代からの伝統的な形です。
発掘物なので、あがりのよさに欠けますが、私にとっては、かえってしみじみとくる味わいになっています。
裏には、脚が4箇所ついています。

 (口径15,5センチ、高さ4,5センチ)
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高句麗の鉄の馬

2016-07-28 10:49:26 | 古いもの



シンプルで力強い造形の鉄製の馬です。
太い尾を高く上げた姿がいいですね。
副葬品とも、豊作祈願の奉納品ともいわれていますが、よくわかりません。
高句麗6~7世紀頃のものです。
後左足が欠損していますが、自立します。

 (長さ11センチ、高さ6センチ)
 価格70,000円

追記 このタイプは、王族の副葬品として埋納されたものだそうです。
    一方、時折見かける首の長いタイプは、奉納品だったということが分かりました。

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伊賀の壺

2016-07-19 10:21:02 | 古いもの

  

白濁釉が薄く肩にかかり、ふんわりとしたふくらみのある姿形が魅力的です。
肩には、一の文字(又は窯印)が二本横並びに刻まれています。
中世の信楽と伊賀は、同じ山の北と南。それを区別するのは、あまり意味がないという見方もあります。
ここでは、この壺が私の知る信楽と比べて、とても薄いつくりで品があること、
きめ細かい陶土で、鉄分の粒子がそばかす状になっていること等から、伊賀としました。
口が欠けているので、時代判定は難しいのですが、室町~南北朝と見ています。

 (高さ21センチ、口径5,5センチ、底径12,4センチ)
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新羅の 塼仏

2016-07-16 10:00:53 | 古いもの

 

長方形の塼の側面に仏さまの坐像が彫られています。
浅浮彫でぼんやりとしていますが、神秘的。
見る者の想像力をかきたててくれます。
塼は、寺院や墳墓に用いられたレンガのようなもの。
多くは無文か、蓮華、唐草文様で、仏像は稀です。
出土地は不明。統一新羅の時代と思われます。
以前の所有者が硯に仕立てて使用していました。

 (浮彫の面6Χ6センチ、奥行15センチ)
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斉藤与里油絵

2016-07-12 15:03:00 | 古いもの


しばらくの間、自室の壁を飾っていた、好きな絵です。
与里(1895-1959年)の絵というと、のんびりとしていて牧歌的な絵がほとんどですが、これはフォービズムの時代です。
1906年~08年に渡仏して、その影響と感動が残っていた時期の絵と思われます。

 (31,5Χ40,5センチ)
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