ベニスの何気ない風景ですが、ただならぬ臨場感が伝わってきます。
震えるような感覚。一目見ての衝動買いでした。
初めて耳にする作者名でしたが、和歌山県田辺市立美術館から、図録と『原勝四郎 フランス放浪日記』を取り寄せて、知ることができました。
1917(大正6)年~1921年(大正10)年にかけて、フランスやアルジェリアを放浪。ヌードモデルや便所掃除をして生業をたてたり、行き倒れで入院するなどの過酷な日々。当時の作品はあまり残っていないそうです。
この絵は、1919年、33歳のときのものです。
(厚紙に油絵 31×40センチ、額 50,5センチ×60,5センチ)
<売約済みになりました>