お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

三宅克己(みやけこっき)の水彩画

2022-01-23 10:49:18 | 古いもの


江戸の雰囲気が残る神社風景です。
絵右下には「明治24年5月15日 牛込 赤城神社門内」との記載があります。
この年、克己(1874-1951)は17歳。来日したイギリス人水彩画家の作品を見て水彩画家を志した年で、彼の最初期の作です。
後に渡米・渡欧し、明治・大正の水彩画を牽引していく第一人者になります。

 (キャンバスに貼られた紙に水彩24×33センチ)
    <売約済みになりました>
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内田巌の「家族の肖像」

2022-01-18 10:34:24 | 古いもの


巌(1900-1953)は、生涯リベラリストで反骨精神の画家。
人物画にすぐれ、戦前、戦後を通じて妻と三姉妹の「家族の肖像」を描いています。
この絵も、ペンに水彩の何気ない絵ですが、娘への愛情が伝わってきます。
1940年代の作だと思われます。

 (紙にペンと水彩27×24センチ、額29,5×26,5センチ)
   <売約済みになりました>
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御本雲鶴筒茶碗

2022-01-13 11:25:15 | 古いもの




大ぶりでゆったりしていて品格のある筒茶碗です。
雲鶴の象嵌のデザインは見事ですが、
やや形式化してるので江戸前期の御本窯への注文品と思われます。
御本茶碗の雲鶴筒は見る機会が稀です。
かつて赤坂水戸幸が取り扱った茶碗です。
口縁から5~6センチのニュウがありますが、使用に問題はありません。
仕覆と箱が付きます。

 (口径9~9,3センチ、高さ10,8センチ、高台径6,8センチ)
  <売約済みになりました>

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呉器茶碗

2022-01-07 11:47:51 | 古いもの






小ぶりで薄作の、渋くてモダンな茶碗です。
長年使い込まれた味わいがあり、口縁の修理も景色になっています。
外反の高台には「呉器」の特徴があり、口縁をつまんでやや変形させています。
全体に柿色の発色ですが、上から青みがかった半透明の釉薬がかけられています。
江戸前期の釜山窯への注文品と思われます。
江戸期の箱が付きます。

 (口径12,5~13センチ、高さ7,3~7,6センチ、高台径4,2センチ)
<売約済みになりました>
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山岸主計の木版画

2022-01-05 10:06:27 | 古いもの


滞欧作(1926~29年)なのに、和の雰囲気が漂う木版画です。
裏には「自画、自刻、自摺」の印があります。
主計(1891-1983)は、15歳の時から彫り師の修業をした職人であり、
白馬会葵橋洋画研究所(あの劉生を輩出した)で習ったアーティスト。
浮世絵文化の衰退を憂い、版画復興を願って生きた人です。

 (木版32×42センチ、額44,5×57センチ)
  18,000円
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