お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

古伊万里瑠璃釉徳利

2020-06-29 11:14:25 | 古いもの
  

ちょっと首をかしげた佇まいがいいですね。
瑠璃釉の発色も渋くて好ましいし、
ろくろも仁清を見るような薄作でシャープなつくりです。
ボトルタイプで、これだけ古手のものがあったのですね。
以前なら、これを「古九谷吸坂手瑠璃地徳利」としたところです。
近年の初期~前期の古伊万里研究は進化していて多様で、
私にはついていけない状態です。

 (口径1,5センチ、高さ19,5センチ、底径6,3センチ)
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黒高麗小壺

2020-06-23 11:02:24 | 古いもの




何でもない小壺に見えますが、
高麗青磁全盛期の12世紀につくられた「侘びた青磁」です。
黒土を塗り、白土で草文をほどこし、青磁釉が薄く全体にかけられています。
一級品と比べると、黒の発色が今一歩ですが、それでも滅多に出会うことができないものです。

 (口径4,5センチ、高さ4,6センチ、高台径4,5センチ)
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奥瀬英三の油絵

2020-06-20 10:40:42 | 古いもの


木漏れ日の中を、草家に帰っていく朝鮮の女性の後ろ姿がいいですね。
これは、奥瀬英三(1891-1975)の朝鮮開城(ケソン)風景で、1928年(昭和3年)の作。
開城は高麗時代からの古都でしたが、今は南北朝鮮緊張の地となっています。
この絵は今まで見てきた彼の絵のなかでは異色です。
おだやかな世界というよりは、勢いがあってひきしまっていて、力強い作です。

 (キャンパスに油24×33センチ、額43,5×53センチ)
   <売約済みになりました>

   

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ダヤク族の仮面

2020-06-15 11:56:08 | 古いもの


100年前までは首狩りがおこなわれていた、ボルネオ ダヤク族の仮面です。
ダヤクの仮面は恐怖を感じるものが多いのですが、
これは歯を見せて笑っているようにも見えます。
ブリキ製で、縁周りには動物の毛皮が付いています。
20世紀に入るものですが、実際に儀礼で使用されていたものです。

 (22×26センチ)
<売約済みになりました>
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アロル島神像

2020-06-03 12:20:43 | 古いもの
   

「モコ」と呼ばれる大型ドラムに正座している女性の像。
これはインドネシアアロル島の神像です。
採取されたのは20年以上前のことですが、当時、アロルをよく知るインドネシアの業者が驚愕したというほど希少な神像です。
プリミティブアートの神像や祖先像といってもいろいろで、バイヤー目当てにつくられた工芸品と、実際の信仰の対象になっていたものとは、似て非なるものです。
この神像には、心震える世界があります。

 (高さ25センチ)

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