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中村不折の油絵

2023-04-09 11:07:17 | 古いもの




不折(1866-1943)は書家であり、洋画家でもあり、
漱石や鴎外とも交流があって、多才に個性的に生きた人。
この絵は、1920~30年代の小さな港町風景です。
屋根の上で寝そべる猫ちゃんがいいですね。
この頃の作は中国神話にもとづく歴史画が多く、風景画は意外なほど残っていません。
キャバレー王だった福富太郎さんが夢中になった洋画家の一人で、
「不折の油絵をなるべく逃がさず入手」したと書いています。
裏には墨による不折のサインがあります。

 (板に油絵30×40,5センチ、額43×51センチ)
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