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旧石器時代の石器

2017-10-19 11:23:09 | 古いもの


夜空の三日月みたいな石器。
ずっしりと重く、手になじみます。
用途は分からないのですが、先端に研磨されたような使用痕があります。
これは、東北地方のA遺跡からの出土品です。
この遺跡は、研究者間でも論争になった、とても興味深い遺跡です。
竹岡俊樹さんはA遺跡の石器を今から30万年前のものとされました。
30万年前といえば前期旧石器で、ネアンデルタール人以前の原人の時代。
藤村新一氏の「前期旧石器」のねつ造を早くから見破っていた旧石器のプロ、竹岡さんの判断です。
他にも、縄文時代早期(6000~1万2000年)、中期旧石器時代(8~10万年前頃)という見解もでています。
A遺跡は、高速道路の下、壊された状態で眠っています。

 (長さ約20センチ)
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