Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

マイルス・デイヴィス『Bitches Brew』を喩えてみると。

2007-10-26 23:04:06 | Jazz / Cross Over
この作品のコーフンの質を現すコトバを、今日、思いついたので、今、書きます。

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)
『Bitches Brew』(1969)

コレはデスね。
喩えるならば、全編に深い謎が散りばめられ、かつ圧倒的なスリルと、複雑なストーリーをもって、観る人を虜にする、史上最高のサイコ・スリラーです。
最初は、複雑なストーリーに混乱しながら、しかし、目が離せない訳デスよ。
そして、ラストシーンは衝撃的かつ謎めいている訳ですよ。そのラスト・シーンは、二度、三度と繰り返し見る事で、少しずつ、分かるようになってくる訳ですな。数多く張り巡らされた伏線から、小さな謎が少しずつ解け始め、解け始めた謎と謎が絡み合って、少しずつ大きな謎が解け始める。何かが分かるたびに、少しの恐怖と開放感。だけど、全てが明らかになる事はなく、永遠の謎が残る。
あ~、もっかい観よう!

と、そんな感じで、聴く人間をいつしか虜にする、『Bitches Brew』とは、そういう希有な音楽作品デスぞ。聴かねば、一生の損。聴けば人生が開ける。中臀筋も発達する。

あと、三万回くらい書くと思いますけど、このアルバムは、やっぱり、圧倒的に人類の宝デス。

聴くべし。

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コメント (2)
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