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Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

ステージ101。

2006-03-27 22:45:40 | 日本のロック・ポップス
昨晩、「NHKアーカイブス」で「ステージ101」の最終回というのを放送してましたね。1974年3月に放映したものだそうです。
アタシャ、残念ながら、この番組はリアルタイムでは見たかどうか分からないし、見たとしても覚えていません。
この頃のアタクシはウラホロという十勝の片田舎に住んで居たんですが、4歳だったので、「ロンパールーム」とか、「はたらくおじさん」とか、そんなもんばっかり見てましたし、両親も、30代半ばだったんで、まぁ、「ステージ101」は、見てなかったであろうと思います。

そんで、見ていなかった筈のこの番組になんで興味がアルのかと言えば、太田裕美さんや谷山浩子サンが出演していた番組として知っているからなんですね。
まぁ、そういうコトで、ハテ、出演しているのかな~、とか思いながら見てたんですが、裕美さんは居らっシャイましたが、浩子サンは分からんかった。(浩子サンもエンドロールには名前が出ていたが・・・)

実は、昨晩は、この放送の途中から見たんで、せいぜい30分しか見てないんですが、国内のポップス(番組オリジナルが中心のようですね)と海外のポップスがバランスよく配されていていた番組だったという事が理解できました。音楽ファンを増やすという事にはかなり貢献した番組だったんじゃないッスか?
まぁ、NHK的に角が丸まったサウンドになってたんで、当時から、ロック原理主義者にはウケが悪かったと思われますけどサ。

あと、先日亡くなった宮川泰先生も、この番組に絡んでたようですね。
番組ともどもポップ・ミュージックの裾野を広げる事に貢献してたんですね~、やっぱり。

あと、田中星児氏がこの番組を起点にして、「うたのお兄さん」になったそうですが、田中星児氏は、ワタクシにとって最初のミュージック・ヒーローだったんで、そういう意味では、アタクシもこの番組の影響を受けたとは言えますワ。
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宮川泰氏死去。

2006-03-21 22:46:08 | 日本のロック・ポップス
「恋のバカンス」作曲家の宮川泰さん死去 (朝日新聞) - goo ニュース

またしても偉大な方が亡くなりました。
おれぁ、ココらへんが音楽のスタートなんで、やっぱり寂しいズラな。
     ↓


「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」(1977)

このアルバムは、アタシャ、アナログ盤でしか持ってないのですがのぉ、擦り切れるまで聴いた。
というか、悪い針で擦り切った。(学習雑誌の付録ダ!)のぉおおお。
しっかし、美メロの宝庫よ、コレ。と言うか宮川氏が美メロの宝庫ですな。

あと、宮川泰、と言えばザ・ピーナッツ、と言う連想もありますが、1969年に生まれたアタクシとしては、ザ・ピーナッツはリアルタイムでは覚えていないのであります。が、後追いでその楽曲の、イカしているコトはよっく知っている。
あぁ、今日は「ウナ・セラ・ディ東京」を聴いてから寝る事にスル。
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「きっと言える」は「やっぱりスゲェー!」と今年も言えると今日も言える。

2006-02-24 00:43:55 | 日本のロック・ポップス
何度聴いてもスゲぇと思うしかない曲というのが誰にでもあると思いますが、ユーミンの「きっと言える」(1973)は、本当に何度聴いてもスゴい。

去年もこの曲の事を書いたのですが毎年書くぜよ、覚悟!

そんで、この曲は、作りがスゴイ。
でも、作りがスゴイからスゲェ曲だと言うのではなく、スゲェ感動したんで、ヨック考えてみたら、スンゲェ構造の曲だったというコトなので、別に、構造はどうでもイイのよ。(なんじゃ、ソリャ?)

それでですね、どいういう作りかというと、天と地の往還構造なのヨ。モシクハ、今と未来の往還ね、この曲。

珍しく楽理的に言いますんで、メンドくさかったら、この段落、トバシて下さい。
はい、行きます。
さて、こん曲は、16小節でワンコーラスになっているんですが、所謂ツー・ファイヴ(IIm7-V7-I)をワンコーラスの中で、転調して三つのキーでやってます。省略してIIm7-Iだったり、V7-Iだったりもしますが、ハッキリ言って、ツー・ファイヴを転調させる事だけで出来ている曲です。
しかしソレがスゴい曲になってるのヨ!!!
そんで、その転調は、順番に「E♭→F♯→A」という転調です。
コレが、二コーラス目には丸ごと上に転調しまして、「A→C→E♭」です。
というコトで、それぞれのコーラスの後半が、次のコーラスの前半のキーにつながっていますね。まぁ、そいいうコトなので、行って戻って、戻って行って、という構造になるのです。
コレ、聴いてる側は、なんだか、フワっと浮いたり、微妙に地に足がついたり、また浮いたり、にナリマス。

歌詞も含めて考えると、「今」が最初の1コーラス16小節で、全体に上に転調した次の16小節が「未来」ね。それで、実は、「未来」方の16小節は、最後が1小節長くて、次のワンコーラスの1小節目までを取り込んじゃってます。しかも、4小節前からコードトーンを無視したかのように上昇フレーズが、リズム的には半拍遅れて、裏へウラへと入ってくるという事で、これは、「未来」が少しでも長く続いて欲しい!というコトの表現でショ!!!「今」へ戻るのを少しでも遅らせようとしているんだとワタシは思う!

更に、しかも!
なのですが、「今」に戻った16小節(正確には15小節)の前半は、二回ともサックスソロなのです。
要するに、希望に満ち溢れた「未来」から、「今」に戻ったショックで、歌が無いんだ!そして、その「今」の方の16小節の後半は再び「未来」へ向けて歌が入る。そこは次の1コーラス(つまり「未来」)の最初のキーと同じなのだ!!!

だから、「今」が常に「未来」への助走になっているという、そういう構造!

んんん~。凄い・・・!
スゴ過ぎる!!!

しかも、しかも、しかも!
この「今」と「未来」は、基本的に同じメロディを持っている。同じメロディで違うキー。つまり、ボヤっとしてると、同じように見えるけど、既にして違う世界だと言う事。

だからこそ、「ありきたりの街角でもいい すれちがっても きっとわたしはふり返るはず」なんだろうし、「あなたが好き きっと言える どんな場所で出会ったとしても」なのでしょう。

「今」であっても「未来」であっても「わたし」には分かる、という事を音とコトバの両方で表現しているんデショ、これって。

ホントにスゲェです。
10代でこんな曲をつくってしまうなんて・・・。

ホントにユーミンは化け物です。(←ココだけ抜き出して読まないように。)
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イカ天バンドでは人間椅子が一番好きでしたね。

2006-02-09 01:34:21 | 日本のロック・ポップス
人間椅子
「人間失格」(1990)

ジャパニーズ・ホラー・メタルと言ふ事でありますね。

さふ言へば、平成三年葉月の頃、日本青年館のライヴにて、会場全体がオールスタンディングとなつている中で、私を含む仲間四名のみ、最後まで起立致しませんでした事を思ひだすのです。
ビートルズ××研究会の有志四名は彼らに対して、大ひなるリスペクトを抱ひて居たのでありますが、音楽が始まつて、数秒も経つて居ないやふなタイミングで立ちあがると言ふ事がだうしても、出来無かつたのです。

下らなき事ばかりこれ以上述べても詮無き事かと存じますので、彼らの奏でる日本的な旋律がヘヴイメタルと融合した時のおぞましき響き、戦慄を感じました不道徳な響きの素晴らしさだけは何事にも換へ難き事であつたと申し述べまして、本日は筆を置きたひと存じます。

しかし、このメルダックからの最初の作品集より前に発表されました、あの原宿に御座居ましたイカ天の店で入手しました、インディーズ盤のミニアルバムの方が、実は良ひ演奏でありました。装丁画の読み込みが済みましたら、改めて、こちらに記事を寄せさせて頂き度、思ふております。
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10年経った。

2006-01-16 23:09:23 | 日本のロック・ポップス
My Little Lover
「Evergreen」(1995)

ジャケ写、タテにするかヨコにするか迷ったけど、こうしました。

それにしても、10年経ってしまったか・・・。

このアルバムと、翌年のシングル「Alice」「Yes」までは、ホント、聴き込んだ。
桑田佳祐氏のアルバムやら、小泉今日子サンの曲なども好きなんですが、小林武史氏の音って、やっぱり来ますなぁ~。

何が好きかって、きっと音色だな。
あと、声の録り方かな。
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冬の津軽海峡から、ヘッドフォンで9時間中島みゆきを聴いた。

2006-01-09 00:36:54 | 日本のロック・ポップス
さて、一月と言えば、1989年の一月初旬。
圧倒的に短かった昭和64年のコトでゴザイマスが、9時間くらいブっ続けで中島みゆき姐さんを聴き続けた事がアリマス。
ソレは、どういうコトかと言いますと、ハコダテの実家から、当時住んでいた相模大野に戻る時、ヘッドフォンステレオで聴くものを、何か買っておくべぇかと思いまして、何を血迷ったのか、買ったんですワ。
中島みゆきの「ザ・ベスト」。

20曲入り。収録時間86分35秒。カセットテープ。3600円也。

そんで、聴いたんですワ。
電車の中で延々と。
オートリバース(←既に懐かしいコトバになってしまった)だから、終わる事なく延々と。

ずっと。一人で。

車窓の外はこんなんですワ。ハマリ過ぎでショ。


ハコダテ発が11時頃、相模大野着20時過ぎ。
誰も居ない寒い暗い部屋に帰りましたよ。

サスガにシカシ、9時間続けて聴く、みゆき姐さんは効きます。
ワタシの生涯で最も孤独を感じた9時間だったかもしれない。

ナニシロ一曲目が「孤独の肖像」。
最後が「ひとり」。
他にも「ひとり上手」「ひとりぽっちで踊らせて」。
一人、とか、孤独ばっかダベ。

どよよよよ~ん。でゴザイまして、ココロはスッカリ冬の津軽海峡ですね。

「孤独の肖像」って曲が、これまた凄いんですよ。(知ってます?)

最初の詞が「みんなひとりぽっち 海の底にいるみたい」で始まるんですよ。(しかも、聴いてるワタシの、すぐ窓の外には雪の津軽海峡があるワケですよ。)
そんで、最後の方に行くと、みゆき姐さん、低音の唸り声みたいな歌い方で「こりごりよ 暗闇の中へ」って繰り返すんですよ。(聴いてるワタシの方も、長~い暗闇があるんですよ。青函トンネル。冷静に考えりゃ、青函トンネルって、最果ての北国の海の底を通る、だだ長いだけのトンネルですよ。暗いモンなのよ。何かコワイし。)

と、まぁ、冗談みたいに書いてますけど、この曲、ホント、凄いッス。
85年の曲で、多分、「ご乱心の時代」の曲なんでしょうけど、ワタシが一番衝撃を受けた中島みゆきの曲って、実はコレなんですね。まぁ、津軽海峡効果もあったかもしれませんけど。

しかし、アレですな。
その日は、そのまま、コンビニのバイトがあったので助かったんですが、中島みゆきを、暗い部屋に帰るまで延々と9時間も聴くモンじゃ、ありませんな。(当たり前でショ!)
どうにかなっちまうかと思いましたよ。冬の津軽海峡まで見ちまってるしサ。

1989年の一月初旬、或る一日。
スゲェ9時間でした。

そして、翌日には何と平成がやって来たのでアリマシタ。
あぁ青春。(←そうか?)
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中島みゆきの「クレンジングクリーム」で金縛りのススメ。

2006-01-08 22:44:34 | 日本のロック・ポップス
中島みゆき
「夜会1990」

アタシャ、「夜会」は行った事もナイし、DVDもこの一作しか見た事がナイから、「夜会」についての全体的な事は言えません。

しかし、コレだけは言いたい。

「クレンジングクリーム」。
コレは凄過ぎ。

この曲、発表された当時からスゲェ曲だと言われてましたけど、この「夜会1990」では、語り(というか芝居ですね)である「元気ですか」から続くストーリーで、更に一層凄まじい。

最後のトコ。
コレは、普通泣くでしょう。

アタシャ、普通じゃナイのでココでは泣きませんが、はっきり言って固まります。
今日も久しぶりに視ましたが、やっぱり固まりました。
こんな凄いモン、聴かされたら動けません。
最早、画面から何かが発射されているとしか思えない位の勢いでスゴイと思います。

音楽的感動とは違うと思いますが、とんでもなくスゲェとは思いますので、みなさんも一度、「クレンジングクリーム」で金縛りにあってみてはどうですか?


夜会1990

ヤマハミュージックコミュニケーションズ

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ポルノグラフィティでサウダージ。

2005-12-27 23:48:12 | 日本のロック・ポップス
ポルノグラフィティ(Porno Graffitti)
「Foo?」(2001)

職場環境という背景もあって、2000年後半~2001年前半は随分とJ-POPを耳にしたもんでございまして、コレも有線で否が応でも聴こえてきたバンドですね。
2000年夏には「ミュージック・アワー」がヘヴィローテーションされていましたし、秋には「サウダージ」でした。
どちらも強力チューンだと今でも思います。
特に「サウダージ」は、ここ5年の日本のポップ・ミュージックの中では、5本指に入るくらい気に入ってるかも。(かも、なのか?)

そういえば、この曲、演歌ではよくある「女歌」ですね。
男が女の気持ちを歌うヤツ。
ロックやポップスでは珍しいですね。特に最近は。
誤解を恐れずに言えば、これは、う~ん、ハイパー・ポップ・演歌・ロックですね。奥の奥の奥に演歌があるな。こりゃ。

音は、打ち込み強力リズム。(打ち込みパーカッションも強力)
ロック的激情ギター。哀愁メロディ。
詩もなかなか痛くてですね、ワタシは中島みゆき姐さんの「冷たい別れ」を思い出しましたよ。
2000年代初頭を飾った、傑作曲だと思います。
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原田知世「Best Harvest」

2005-12-21 07:54:11 | 日本のロック・ポップス
原田知世
「Best Harvest」(2001)

原田知世という人の音楽はワタシは大きく三つの時期に分けられると思っていまして、そのぉ、こういう事です。

1. 1990年まで
要するにアイドル期。
曲には恵まれていたと思われますので、これはこれで、中々。
音痴、と思われる方も居られると思いますが、歌唱力が完成していなかったのは、最初の3年程度。1985年頃からは何の問題もない。

2. 1990~1991年
フォーライフ移籍。そんで過渡期ですね。
「Tears of Joy」(1990)、「Blue in Blue」(1990)、「彩」(1991)という音楽的に質の高いアルバムを出してますけど、やはり、まだまだ「音楽家・原田知世」は誕生していない。
あくまでも、用意されたバックトラックに、歌だけ入れました、という感じ。まぁ、お仕着せという感じですね。(作詞はしている)

3. 1992年以降
鈴木慶一氏プロデュースのアルバム「GARDEN」以降。
ここから先は「ミュージシャン>女優」という印象が強くなります。
音楽的レヴェルも段違いの飛躍。
作り方も全く変わったようで、プリプロダクションから参加されるようになります。曲、言葉、音色、そして多分ジャケットに至るまでの全てにおいて、原田知世というフィルターがかかるようになったんだろうと思います。
玄人受けする、と言われているのはココからですね。

そんで、このベスト盤ですが、フォーライフでの知世さんのベスト盤ですね。
「昔々、時をかける少女だった知世さんが、今も音楽やってるんだって?」
という事で興味を抱いた方に最適な一枚。
上記の2.と3.の時期の18曲が収録されています。

コレを聴けば、原田知世という人の音楽は、消費される「J-POP的音楽製品」ではなく、長く聴き続けるに耐えうる、良質な音楽だというコトが分かると思います。
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佐野元春「Heart Beat」

2005-12-17 15:51:16 | 日本のロック・ポップス
佐野元春
「Heart Beat」(1981)

初期の佐野元春っていうと、「SOMEDAY」っていうコトに一応なっているようですが、ワタシはアルバムとしては、コッチの方が全然好きですね。

カラーの違いは、コッチの方が若干だけど動的ってコトでしょうか。衝動的と言うか。「俺は作りたい」と「俺が作りたいのはコレだ」との違いが、「Heart Beat」と「SOMEDAY」の違いと、勝手に言ってしまう。

「悲しきRADIO」が何と言っても、初期の佐野元春の一番の代表曲。
こんな熱い曲は、ホント、ないよねぇ、とワタシは思う。

時間がないので、今日はココまでにしますが、ホント、「SOMEDAY」だけにしないで、コッチも絶対に聴いて頂きたいですね。

また書きます。



Heart Beat
佐野元春
ERJ

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HIROAKI YAMAZAKI 25th Anniversary

2005-12-17 00:28:21 | 日本のロック・ポップス
昨日、「HIROAKI YAMAZAKI 25th Anniversary」というライブ・イベントに、チャーリー&ラテン・スウィンガーズで出演して参りました。(日付的には一昨日ですね)

このライブは、シャネルズのキーボード・プレイヤーにして、ダッグテイルズのベース・プレイヤーだった山崎廣明さんの、プロとしての芸歴25周年を記念してのライブです。

まぁ、ウチらの演奏に関しては、当事者なので、どうだったのか分かりませんが(演ってる方は気持ち良かった)、他に出演された方、とても良かったっス。
アコースティックで歌う大西ユカリさん。(w/憂歌団の木村氏)とか、ビッグ・バンド(現在の山崎さんのバンドであるDynamics)で歌う横山剣さんとか。
やっぱ、この方たちは声がスゴいなと思いましたね。(木村氏も含めて)

主役の山崎さんのDynamicsが、また、エライ勢いのあるスウィンギン・ロックンロール(ロカビリー?)なビッグ・バンドで、カッコ良かったッス。リズムセクションもホーン隊も良かったし、カッコもビシっと決まってたし。

最後の最後、元シャネルズの楽器演奏組の方々が勢揃いしての「ランナウェイ」は、中々の感動的なモノでしたよ。
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中島みゆき「あ・り・が・と・う」

2005-12-12 17:55:58 | 日本のロック・ポップス
温水(ヌクミズ)バトンの時に、このアルバムから「ホームにて」を取り上げましたが、このアルバム、いいアルバムだと思いますので、改めて。

中島みゆき
「あ・り・が・と・う」(1977)

みゆき姐さんの三枚目のアルバムだそうで、世界歌謡祭での「時代」のあと、話題的にも一段落していた時期のアルバムなのではないでしょうか。
詳しい時代状況は、当時、黄色いカバーつきのランドセルを背負っていた私には分かりませんが、「わかれうた」で大ヒット飛ばすのは翌年の事ですね。

で、このアルバムの音ですが、意外にドライ。
明るい、とは言えませんが、湿っぽくない。
もちろん、姐さん得意の恨み節もありますが、全般的にはドライです。

そして、ナニゲにソウル色がある曲が多いです。(若しくはファンキー・フォークとでも言うか)
「店の名はライフ」
「朝焼け」
「サーチライト」
静かにファンキーです。

特に「店の名はライフ」。
これは、もっと知られてもいい曲じゃないですか。
詩も含めて、昭和50年頃のいいトコロが全面開花じゃないですか?
理想的な都市風景。自由と自立とコミュニティ、って感じがあります。
(この歌のなかでも、既に過去の風景として描かれてはいますが。)
サウンドとしても、アコギ、コンガ、ギロ、エレキピアノがメインで、ホーンセクションすら入っている。ドライで、かつ、暖かくて、でも暑苦しくない、居心地の良さ。

そういう曲もあって、かえって活きる、みゆき姐さん本来の味でもある演歌一歩手前の恨み節。鮮やか。

そして、諦念と未練が交錯する「時は流れて」。
これは、名曲・名唱。
ジワジワ、ジワジワと、来る!!!
うぉぉおおお~ぅっ!!!

そんでもって、温水(ヌクミズ)バトンでも取り上げた、A級名曲の「ホームにて」!!!

翌年には「愛していると云ってくれ」という名作も生まれますが、コレもまた名作でねーべかね?
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iTMS所感

2005-12-12 08:01:54 | 日本のロック・ポップス
今年の音楽の話題でトップ5に確実に入ると思われるiTMSについて。

ダウンロード購入という形が、一気にiTMSで加速したと思いますけど、パッケージ商品の魅力はやはり捨て難い、という気持ちはありますね。
理由を4つ。

1.「物理的に所有していたい」という単純な気持ち。
2. ジャケット自体の魅力。
3. データだけだと、消えてしまうかもしれない、という不安感。
4. ミュージシャンのクレジットなどの情報量の違い。

というコトですが、3.と4.は技術および運用面でクリアできる問題でしょうから、期待したい部分です。
そんで、1.と2.は、もう割り切るしかないかなと思います。

こういうダウンロード購入のメリットとしては、パッケージ商品よりも、かかるコストが低いと思われるため(保管および流通費用がほとんどかからない)、パッケージ商品として流通させるとペイしない作品の復刻が可能になる、また、新作についても同様にリリースが容易になる可能性があるかなと思います。
あと、社会・経済的には、資源の使用を減らす事ができるため、「持続可能な社会」の構築って事を考えると、やはり、パッケージ商品中心より、こういった商品形態を積極的に指示する必要はあるかな、とも思います。

あとは、配信データ形式の統一と、版権(というか商売上の思惑)の問題ですかね。例えば、ソニーは自系列のWEB配信ストアがある為、iTMSへの参入に遅れている、とか。
要するに、moraならソニー系もダウンロード購入できるけど、ATRAC3という良くわからん形式のデータだし(mp3への変換は可能なのかな?)、Macユーザへは門戸開放されてないし、とかそういう問題。

佐野元春氏のように元々はソニー系でありながら、独立レーベルを立ち上げて、「ソニーミュージックは販売チャネルの一つ」、という位置づけに出来るほどの力のある人なら、アーティスト側の意向にそった形でのリリース形態の選択が可能でしょうが、世の趨勢はどうなるんでしょうかね。

画像は昨日、iTMSで購入した佐野元春「星の下 路の上」。
曲自体の感想は近くアップします。
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太田裕美「コンプリート・シングル・コレクション」

2005-12-10 22:25:31 | 日本のロック・ポップス


ジャケットの中にジャケットが写っているというジャケットなんで、画像、おっきくしておきます。

はい。

今年2005年は、夏前からすっかり太田裕美ブームでした。(個人的にね)
しかし、意外とシングル曲でも憶えてない曲とか知らない曲があるなぁと思っておりまして、ここのトコロ、悶々とした日々を送っておりました。(大袈裟な・・・)
そんで、昨日の朝、ようやく決心がつきました。(大袈裟な・・・)
と、いう訳でホエ~と言いながら、コレをアマゾンでポチっとな。
 ↓ ↓ ↓

「太田裕美 コンプリート・シングル・コレクション」

二枚組!
シングル・コレクション!
コンプリート!
ってな事になってまして、デビュー曲の「雨だれ」(1974)から2001年の「パパとあなたの影ぼうし」まで、全シングルがほぼ年代順に収録されている!
スゲェぜッ!!!

ディスク1は1974~81年のシングル。
セールス的には1976~78年頃がピークなのかな?
その辺りの曲は割と憶えてます。

「木綿のハンカチーフ」!!!
「赤いハイヒール」!!!
「九月の雨」!!!
「ドール」!!!

やはり名曲の宝庫ですね。

今まで知らなかった(または忘れていた)曲の中では、「恋のハーフムーン」(1981)が特にツボ。思いっきり大滝詠一サウンドですが、joyukiさんも書かれていたように、裕美さんの声に、この曲、凄く合ってると思います。ポップで魅力的なサビに、この声が載るんですよぉ!!!
何で大ヒットにならなかったんだろう?
代表曲になってもおかしくない程の素ん晴らしさなのに!!!!!
(チャートでは最高80位くらいだったようです・・・)

ディスク2の方は、あの「君と歩いた青春」(1981)でスタートするんですが、何しろ年代順ですので、二曲目に突然テクノポップの「ロンリィ・ピーポー II」が現れると言う恐ろしい事になってます。希代の名曲の素晴らしさの余韻に浸るヒマもありません。当時、リアルタイムでファンだった方は、ここに1年以上の「曲間」があったと思われますが、イキナリのテクノポップって、コリャ、衝撃だっただろうなぁと、この曲の並びから受ける衝撃からも実感的予測がつきます。

で、この二曲目以降、全く初めて聴く曲ばかり。
で、意外、と言っちゃ悪いですが、ディスク1と遜色無い充実ぶり。
1983~84年頃のテクノポップも、ナニゲにイケるじゃないですか。
90年代以降は、再び、ナチュラル志向とでも言いますか、あんまりひねらないで、「声」を活かした割とストレートなサウンド。
曲もサウンドも、そしてボーカルもクォリティ高いっスね。凄くイイです。
こリャ、最近の作品も、「買い」ですね。(驚くほど、声が変わらない。全然衰えてない!!!スッゲェーぜ!!!)
ちなみに90年代後半以降の曲って、作曲者とかアレンジャーを見ると、ゴンチチとか、羽毛田丈史氏の名前があり、コレって、原田知世さんと共通するトコじゃないですか。
(あと、90年代末にはゴールデン・トリオ、松本隆-筒美京平-萩田光雄、が復活してますね。)

と、こうなりましてですね、ディスク1は、まぁ、当然としても、ディスク2が、また、予想以上に非常に良かった!!!

うぅ~ん、イイ買い物をしたなぁ。
(しかし、80年代以降の裕美さんもかなり良い、という事が分かったってコトは、散財のキカッケでもあるな・・・。)

あぁ、そうだ。
「木綿のハンカチーフ」のオリジナル・カラオケも収録されているズラよ。


GOLDEN☆BEST/太田裕美 コンプリート・シングル・コレクション
太田裕美
Sony Music Direct

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YMOとビートルズ。

2005-12-10 09:51:41 | 日本のロック・ポップス
よく思うのです。
YMOは日本のポップス・ロック界におけるビートルズであろうと。

色々似たトコロがあります。

一世を風靡した人気という点。
ファッションにまで影響を与えたという点。
そして、同時代の他のミュージシャンを圧倒した音楽性の高さと、その後に与えた影響の大きさ。

そもそもメンバーが天才ソロイ踏みという点がそうですね。
(リンゴ・スターを除く。・・・って。除くのね、やっぱり・・・)

あと、音楽的変遷も似てますね。

初期は割と分かりやすい音楽性。
中期には初期の聴衆を無視するかのような難しい音楽性。
そんで、後期には意図的に分かりやすい音楽性。(分かり易いが、一筋ナワじゃいかないというトコまで似ている。)

というコトを思うワケですね。
みなさまはどう思われるでしょうか。

なお、今回の画像は、ご存知のあのショーゲキの「BGM」(1981)ですが、コレってビートルズで言えば、「Revolver」(1966)と「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」(1967)を兼ねたような存在なのではなかろうかと思います。

まあ、こういうリクツを無理矢理使って、若い衆に「おめーら、YMOを聴け、コノヤロ」と言いたいだけというハナシもありますが、まぁ、そういうコトです。

ぢゃっ。


BGM
イエロー・マジック・オーケストラ
東芝EMI

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