Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

iTMS所感

2005-12-12 08:01:54 | 日本のロック・ポップス
今年の音楽の話題でトップ5に確実に入ると思われるiTMSについて。

ダウンロード購入という形が、一気にiTMSで加速したと思いますけど、パッケージ商品の魅力はやはり捨て難い、という気持ちはありますね。
理由を4つ。

1.「物理的に所有していたい」という単純な気持ち。
2. ジャケット自体の魅力。
3. データだけだと、消えてしまうかもしれない、という不安感。
4. ミュージシャンのクレジットなどの情報量の違い。

というコトですが、3.と4.は技術および運用面でクリアできる問題でしょうから、期待したい部分です。
そんで、1.と2.は、もう割り切るしかないかなと思います。

こういうダウンロード購入のメリットとしては、パッケージ商品よりも、かかるコストが低いと思われるため(保管および流通費用がほとんどかからない)、パッケージ商品として流通させるとペイしない作品の復刻が可能になる、また、新作についても同様にリリースが容易になる可能性があるかなと思います。
あと、社会・経済的には、資源の使用を減らす事ができるため、「持続可能な社会」の構築って事を考えると、やはり、パッケージ商品中心より、こういった商品形態を積極的に指示する必要はあるかな、とも思います。

あとは、配信データ形式の統一と、版権(というか商売上の思惑)の問題ですかね。例えば、ソニーは自系列のWEB配信ストアがある為、iTMSへの参入に遅れている、とか。
要するに、moraならソニー系もダウンロード購入できるけど、ATRAC3という良くわからん形式のデータだし(mp3への変換は可能なのかな?)、Macユーザへは門戸開放されてないし、とかそういう問題。

佐野元春氏のように元々はソニー系でありながら、独立レーベルを立ち上げて、「ソニーミュージックは販売チャネルの一つ」、という位置づけに出来るほどの力のある人なら、アーティスト側の意向にそった形でのリリース形態の選択が可能でしょうが、世の趨勢はどうなるんでしょうかね。

画像は昨日、iTMSで購入した佐野元春「星の下 路の上」。
曲自体の感想は近くアップします。

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3 コメント

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そうですね。 (joyuki)
2005-12-12 08:47:47
bugaluさんもそうでしょうけど。音楽好きってやはりコレクターでもあり、レコードやCDの物理媒体がないと気が済まないんですよね。僕もずいぶん悩みました。ダウンロードに関して。しかし、現実にこれ以上CDは増やせない状況ですから壁一面を壁二面にした所で自己満足でしかないし。聴く時間もない。今、iPodにして良かったのは、ランダムに気軽に聴けると言うこと。十数年も眠ったままだったCDを改めて聴けること。やっぱり音楽は聞かなきゃ意味がない。いずれ音楽に関する情報は一箇所に集められてインターネットで共有できるようになるでしょう。コレクターにはさみしい限りでしょうけど。(^_^;)



そのうちレコードは価値が出そうですね。大事に保管しておかなければ。(^^)
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なるほどね~ (MINAGI)
2005-12-12 17:33:30
ぼくは「パッケージ商品」派なんですよ。ジャケットを含めて「作品」だと思っていますから。

でも、社会環境などの観点などからすると、たしかにデータ配信で音楽を購入する方式はメリットも大きいですよね。

ただ、ジャズや、トータル・アルバムなどをバラ買いするのはやっぱり抵抗あるな~



いずれはCDもなくなっちゃうのかな~。だとしたら、やっぱり寂しいです。

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Unknown (bugalu)
2005-12-12 18:19:23
基本的にはパッケージ商品好きなワタシですが、どうなって行くんでしょうねぇ。これから。



私自身、コレクター気質もありますし、置き場に困るという現実もありますし、微妙です。



まぁ、両方にメリットがあると思いますので、ソフトによっては両方の形態で購入できる、あるいは、配信のみ、という並列状況がベストでしょうね。



ダウンロード購入は、確かにコンセプトアルバム的な作品は、やはり曲単位ではなく、アルバム単位で買うと思います。

(とか言いつつ、iTunesやiPodで聴くときは多くは、ランダム再生ですけどね。)



今後の話ですが、ダウンロード購入とパッケージ商品では価格差は今以上に設ける必要があるでしょうね。社会状況的に考えて、パッケージ商品は「贅沢品」になってしまうと思えますので。(廃棄についてのコストは、現在、ほとんど商品価格に乗せられていませんが、それでは通用しなくなる時代がきますしね。恐らく。)



 まぁ、それでも贅沢品の方が欲しいんですけどね、ホントは・・・。
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