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Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

『ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説』の伝説。

2006-06-03 11:20:54 | 日本のロック・ポップス
モダンチョキチョキズ
『ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説』(1993)

当ブログ三度目の登場のこのアルバム。
やっぱり、どう聴いても、紛れもナイ傑作。
伝説的な一枚。

1曲目「コンガと私」
老婆と化した濱田マリの語りでスタート。「やってますか・・・?」のくだりは何度聴いても笑えるし、このヒトの語りは、それだけで聴かせる力がありますねぇ。途中から、コンガだけを伴奏とした歌になりますが、ボーカルもやはり聴かせます。

2曲目「24時間宇宙一周」
笑いの要素のない曲ですが、こういうポップなセンスも、またモダチョキの魅力の一つ。(笑いの要素がナイと言ってもフツーじゃないですが)

4曲目「ふられ節」
表面的にはアメリカ批判の歌のように聴こえますが、歌詞が掲載されていないし、意味不明な部分や、聞き取り難い部分もあったりして、よう分かりません。どうも実は「倫理」とか「意志」とかそういう難しいコトを歌っているようにも思えるんですが、そんな歌詞が、あっけらかんと、ポップなサウンドに乗っかってます。傑作。

5曲目「初恋の丘」
曲は由紀さおりの「初恋の丘」なんですが、前半は傑作なしゃべり芸。韓国語と日本語のチャンポンなハナモゲラ。爆笑。そして、本編「初恋の丘」へ繋がって行きます。濱田マリのボーカルがまた、とっても良くって、曲自体の美しさがストレートに伝わってくる。いや~、実にいいね~、と思わず聴き入りますが、良く聴くとバックコーラスが韓国語っぽい響きになっている。タダじゃ終わらない。流石だ。

6曲目「続 しとやかな獣(博士のテーマ)」
前田憲男らによるピアノトリオ演奏(マジ、カッコいい)に載せたナレーション。「クロスオーヴァー・イレヴン」のパロディですかね。え、え?ソレで終わるの~ッ!?という感じのオチが見事。

7曲目「ジャングル」
「ここはジャングル、怖いぞ。ここはジャングル、おっかない。」
ただソレだけの曲である。しかもワズカ30秒。
ココまでマンガな音楽をワタシは他に知らない。実に最高だ。

9曲目「主婦になったバーゲン娘(ガンポンギーのテーマ)」
スラッシュ・メタルに乗せて、主婦になったバーゲン娘をコキ下ろす。何度聴いても笑いが止まらん。

10曲目「アルサロ ピンサロ(パヤツのテーマ)」
歌詞はフーゾクにハマったオトコの歌なんですが、サウンドが実に見事なニューヨーク・サルサ。ニューヨーク・サルサを愛するこのワタシが言うのだから間違いナイです。なんで、こんな見事なサウンドが作れるんでしょうか?超カッコいい。

11曲目「野菜あたまRock」
濱田マリのあっけらかんボーカルが炸裂。
フランク・ザッパ的な展開もあるし、しゃべり芸も出るし、まさにモダチョキと言った感じの一曲。「やってますか・・・?」が、また出て来る。爆笑。

12曲目「有馬ポルカ (Besarabia)」
懐かしいメロディを歌わせると濱田マリは実にイイです。

13曲目「あの世へ帰りたい」
聖歌隊による仏教ソング。
そう言えば賛美歌によくあるような気がする「ド→ラ」という持ち上げ系メロディが出て来て、そういう笑わせ方もしてくれる。

14曲目「凍りの梨~ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説~」
シュギョクの切ない系名曲。結構感動的。
最後に、また老婆になった濱田マリが出て来て、ここまでの14曲が、老婆のお話だった事が分かる。ゲ、鳥肌。

15曲目「喝采」
濱田マリの見事なカウントで始まる「喝采」。あの、ちあきなおみの「喝采」カヴァー。インストです。
コレ、ほんとーッッッに見事なカヴァーです。
ホーン・アレンジが見事。
リハーモナイズと転調のセンスが見事。
これによって、汽車、ではなくゆっくりと空を飛ぶ曲になっている。
最後のあたりの、短いソリ。鳥肌二連発。

16曲目「博多の女」
これも、超傑作。
演歌なメロディ。
強烈なブラス・ロック~ジャズ・ロックなサウンド。
超タイトで超カッコいい演奏。鳥肌三連発。
そして、最高に、くッだらねえ歌詞。
しかも、ネズミ男な声のボーカル。
(モチロン濱田サンも出て来るでよ。)
もはや、傑作中の傑作と言う他ナイ。


17曲目「『くまちゃん』予告編」
「曲」じゃないですね。
しっかし、ダジャレの連発はアホウ過ぎて笑いが止まらん。
ここまで徹底するってやっぱスゲエなぁ。

という、17曲。
凄いパワーです。
何年も続く訳ないです。
続けたら死にますから、続く訳ありません。
そのようにパワーが凝縮された傑作です。

残念ながら廃盤です。
ブックオフでどうぞ。
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ローリング・ドドイツ。

2006-06-02 07:51:42 | 日本のロック・ポップス
モダンチョキチョキズ
『ローリング・ドドイツ』(1992)

ようやく入手しました。
250円也。

やはりモダチョキは最高の冗談音楽集団ですね。
サウンドのセンスが良く、演奏レヴェルが高く、音楽としてもレヴェルが高いのに、アッケラカンと、平気でアホウをやってしまうのってスバラシイ。
矢倉邦晃さんというヒトは凄いですね。

傑作度は二作目の『ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説』(1993)の方が高いと思いますが、この一作目もカナリ行ってしまってますね。
スットボケという最高の技法が炸裂しまくり。

「新・オバケのQ太郎」など最高です。
オハイオ・プレイヤーかと思うような「どファンク」となぜかカントリーが融合したり、しゃべりの芸もあるし。

あぁ、そうだ。
次作の予告編があるっいうのが、また楽しい。
(まぁ、タイトルしか決って無いんでしょうけど)
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一万の母音と子音を使い分けて歌う原田知世サンのクローヴァー。

2006-05-13 11:28:28 | 日本のロック・ポップス


原田知世
『Clover』(1996)

連発して参りました知世さんシリーズはコレにて、一段落予定です。
ってか、ホントは『Egg Shell』で一段落予定だったんですが、このアルバム、まもなく(5/17で)、発売10年らしいというコトと、昨日、久しぶりに聴いてみて、そのヴォーカルの素晴らしさに圧倒されたというコトもあって、自分ワァ、本日ぅ、コレをぉ、取りあげてェ、みるのでェ、アリマっス!
押忍!
夜露死苦!

最初に、まず、逃げの文言から打って置きます。
えぇ、この記事のタイトルに「母音」とか「子音」とか書きましたが、ワタクシ、そこらヘンは適当です。専門的な知識と耳はありませんのでアシカラず。
も、ひとつ。
ココのところ、知世さん記事を連発しては参りましたが、ワタシはスジガネの入った知世さんファンではありません。発売日に買ったアルバムって「My Pieces」(2002)だけですし。女優とかタレントとしての知世さんには、そんなには興味ありません。(ナイとは言い切りません。・・・言えません。・・・ってか、きっとアルのね。CMで見かけると、そっち見るものね、ブッチャケ。)

さて、このアルバムは、前半5曲をトーレ・ヨハンソンがプロデュースし、後半5曲を鈴木慶一さんがプロデュースしたという、ある意味で変則的なアルバムです。で、トータルで、どっちの印象が強いのかと言うと、見事に中間デス。

慶一さんプロデュースのトラックは、それまでの三部作より、ポップな印象デスし、トーレ・プロデュースの前半は、その後の二作品より、ヒネクレてるんですよね。結果として、「マニアック」という敷居の高さはそれほど感じず、一方で「ポップ」という敷居の低さも感じないというコトになりながら、中途半端にはならず、分かり易く飽きないという、絶妙なサジ加減になっています。
その、トーレ以降のカラーと、慶一さんカラーの絶妙なクロスポイントに「100 LOVE-LETTERS」という曲がありまして、コレはホントに聴きものデス。ワタシはこの曲がCMで使われていたのを聴いて、知世さんの音楽を聴くようになってのデスね。半変態的ヒネりサウンドでありながら、異様なまでにポップにも聴こえるというスゴ曲です。(当時のアタシャ、クルセイダースとサルサばっかり聴いていたのにコレにはハマった。)

まぁ、サウンドについては、いつか別の記事立ててまた書きますが、そういう絶妙なサウンドに、絶妙にヒキ立つ歌を添えるコトが出来るのが、原田知世というヴォーカリストの凄さ。前々作の「カコ」(1994)で、英語、フランス語、イタリア語の詞を、発音の為の「Language Master」の指導の元で歌った中で、きっと、「母音」とか「子音」とかいうコトをかなり意識したのでしょうが、ソレを日本語の歌の中に意識的に活かすって、スゴい。以前も書きましたが、知世さんは、歌う時には歌詞に感情を込める意識はせず、聴いて心地よい響きになる事だけを考えて歌うそうです。何故なら、作詞をした段階で感情は込められているから、だそうデス。兼業音楽家とは、とても思えない発言。ホント、凄ぇと思います。

そういう発想で作っていったと思われるヴォーカルの完成形が、このアルバムで聴けます。
「20世紀の愛のようなはかないあの歌」とか、「Happier Than Marmalade」など。
女性ポップ・ヴォーカリストとして、多分、日本ではトップ数人中に入る実力でしょ。
是非、聴いてみて欲しいデスね。
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原田知世のもう一つの傑作『Egg Shell』に今日も完敗。

2006-05-08 23:00:01 | 日本のロック・ポップス


原田知世
『Egg Shell』(1995)

コレは原田知世のもう一つの最高傑作。
(もう一つは多分『I could be free』(1997)でしね。)

実はアタシャ、このアルバムの良さがホント言って半分も分かってナイと思うのヨ。ムーンライダース・ファンのヒトたちの方が、よっく分かっている筈です。
まぁ、そういうコトで「ココがスバラシイ」的なオハナシはできないですが、カンベンして下さいね。

さて。
まずは、このアルバムを、陰と陽で言ってみますと、コレは確実に「陰」です。
世間一般に流通している「原田知世」のイメージとはホドトオイ世界です。
カフェオレ飲んで「ほっ」とか言ってる世界では全くナイ。
「三途の川」な世界だと思うワ、これ。
ハッキリ言って相当エグイです。
覚悟して聴いてクダサイね。

いくつか曲のタイトルを並べてみまス。

「月とボロ靴とわたし」
「野営(1912からずっと)」
「のっぽのジャスティス・ちびのギルティ」
「夜にはつぐみの口の中で」

マトモな世界じゃナイです。
とは言え、一曲一曲を聴くと意外に「陽」な曲も多いんです。
でもトータルで聴くとやっぱり「陽」ではなくなる。

一曲目。
「Une belle historie」。オリジナルはよく知りませんが、ニッポンでは「Mr.サマータイム」として知られている曲。
「陰」だから、当然のゴトク雨音のSEから始まる。
しかも、無気味と言うかヘタすると妖怪のツブヤキみたいに聴こえるサンプリング音・・・。コワイ・・・。
音楽的に言うと、異様なまでに低い音を強調したアレンジメント。
当然、通常の4弦ベースでは出ない低い音。(このアルバムでは、結構多用されていまスね)
低い音って、ある程度まで行くと、人間の耳には音程が分からなくなるんですが、そういう意味で、音楽である事をやめる直前の低音を駆使した曲デスね。
ストリングスも低音を強調スル、生温い風。
そして間奏。奈落の底から、聴こえてくる微妙に曇って響くピアノ。
弱音ペダル使ったピアノの音デスね。弱音ベダルって、一つ布をカマすんじゃなかったっけ?
要は、直接的にではなく、ナニカ一枚隔てて聴こえてくる世界。
徹底して、明確さとかリアリティを剥ぎ取った音楽。コワイ・・・。
しかも、意図的に生気を消したかのような知世さんのボーカル。
すゲぇ・・・。

二曲目。
「月が横切る十三夜」。
作詞・作曲からアレンジまで原田知世。
一曲目で海底まで沈んだワケですが、今度は一気に月まで浮かび上がる。
しかし、太陽までではナイ。月まで、である。
夜だ・・・。
「陰」だ。やっぱ・・・。
しかも、この月はヴァーチャルな月かもしれないのでアリマス。
ナニしろ、ゲーム音まで聴こえるしナ・・・。

そんで、長くなるから中略なんですが、途中では、時間を越えて1912年から漂っている野営の無線をノイズ混じりで傍受するし、救急車のオトも聴こえるし、知世さんのボーカルにはディストーションまでカカルし(「二十一世紀の精神異常者」かっての・・・)、遂には「涙のシャンソン日記」(モチロンこんな膾炙した邦題はこのアルバムのドコを探しても載ってません)ではアンドロイド化しているようにも思えるし、トニカク徹底して、そういう音楽。

最後の曲は「T'EN VA PAS」。
数あるヴァージョンの中でもコノ「T'EN VA PAS」は特別に異様なヴァージョン。
霧の中から浮かんでは消えて行く「T'EN VA PAS」。
曲なのに、霧の中から浮かんで来るンですよ!
しかも、現れてから消えてまた現れての繰り返しなんデスよ!
何てコトだ!

詳しくは言えませんが、ワタシにはかなり仏教な世界に聴こえる。
・・・ご丁寧に鐘の音まで聴こえるし。
ゴ~ん、ゴ~ん・・・。

更に、鈴の音まで・・・。
じゃら~ン、ジャリ~ん。
あぁ、チベットの巡礼な世界ダ・・・。

マジかよ・・・。

最後は魑魅魍魎のウナリ声みたいな風の音で終わるし・・・。

あなたはホントにアイドル女優だったヒトなのか・・・。
コレでは誰もスキーには連れて行けまい・・・。ホント。

しかし、トンデモないアルバムですワ。
未だに謎も多過ぎる。

あぁ、今回は完敗ダ・・・。
・・・またチャレンジします。

しかしねぇ、アルバムタイトルだってサぁ、「卵の殻」デスよ。
しかもジャケ写の知世さんの髪型、メドゥーサみたいじゃないノよ・・・。

しかし、徹底した誤読かもな~。我ながら。

ホンジャ、今日のトコはこれまでで・・・。
オヨヨ・・・。・・・。
・・・・・・・・・。
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原田知世サンの『カコ』は並のカヴァー集ではナイ。

2006-05-07 21:38:28 | 日本のロック・ポップス


原田知世
「カコ」(1994)

鈴木慶一プロデュース第二弾。
60年代ポップスを中心にしたカヴァー集。

曲目をあえて邦題で幾つか並べると・・・

「この世の果てまで」
「砂に消えた涙」
「ウィンチェスターの鐘」
「青春の光と影」
 などなど。

ちなみに、このアルバムのジャケやライナーや帯のドコを探しても邦題は掲載されていない・・・。何故か?
恐らく「皆さんが知っているあの曲」とは違うモノになっているから「皆さんが知っている邦題」は載せなかったという事でしょう。そういう事で、コレは並のカヴァー集ではな~い!

サウンドの基本は、鈴木慶一サンによる打ち込み。
当然、かなりネジったサウンドです。
(ただし、完全に一回転ネジリしているので、意外と分かり易いサウンドになっていると思います、ワタシ的にゃ。)

具体的には・・・。
夢のような音色のシンセ。
機械音のようなノイズ。
アコースティック・サウンド(ギターはDr.Kこと徳武弘文サンです)。
そして、声。

しかし、深いエコーが掛かったとしても、ドコか醒めた感覚。
言うならば、宙に浮かんで、かつ、明晰に過去を俯瞰している感じ。
決して癒し系ではナイです。甘口でもナイです。この音楽。
ちょっと凄い。

それから、ジャケット写真。
コドモの頃の知世さんかと思うでしょうがサニアラズ。
これは、写真家・植田正治氏の作品で、写っている少女はその娘さん(カコ)だそうです。どうやら、アルバムのタイトルはコレと、「過去」を引っ掛けてつけたようです。(と、どっかに書いてありました・・・
(ちなみに、調べたらカコさんの生まれは1938年なので、この写真に取り込まれている時間は恐らく1940年代のモノ。このアルバムは、写真の中の時間と、現在を繋げるタイムマシン系音楽でもあるという感じがしますね。)

そんで、ひとつ驚くコトがあります。
裏ジャケのクレジットを見ると、「Language Master」ってのが載ってるんですね。
このアルバムは、英語、イタリア語、フランス語で歌われているのんで、発音を徹底したってコトなんだと思いますが、わざわざクレジットするってのは、かなり重視したというコトでしょうね。
そして、どうもこの発音を徹底する中で、声の響きを意識的に使い分ける、という技を知世さんは体得したようで、次作以降のボーカルは明らかにスタイルが変わりマス。(このアタリから、この方は、高度な技術を駆使するスゲぇ技巧派ボーカリストになって行く訳でして、聴くワレワレも覚悟しましょう。)

コレはハッキリ言って名盤です。
原田知世の代表曲の一つともなった「T'EN VA PAS」も収録されています。
四の五の言っても、聴きまショウね。
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原田知世サンの『GARDEN』で密室世界旅行のススメ。

2006-05-06 20:30:57 | 日本のロック・ポップス


目の保養にナルのでジャケ写、デカくしておきまス。

原田知世
「Garden」(1992)

えー、驚きの一枚。
日常から異世界へのトビラな一枚。
時間と空間を飛んでシマイタイ貴方、必聴デス。

サウンド的には、無国籍、と言うか多国籍な感じ。
ルボップとかラワープみたいな中央アジアの撥弦楽器を擬した音から、ブルガリアン・ヴォイスの如きコーラス。「古き良きポピュラー音楽」のようなピアノとストリング。そんでミュゼットに、弦のカルテット。
アルバムのタイトルは「GARDEN」ですが、「お宅の庭は全世界ですか~」と言いたくなるアッチコッチな異国情緒。しかし、アッチコッチながら、アルバムを通してバラバラな感じはしない。全てに原田知世というフィルタが掛かっているからだと思いますが、一つ言ってみると「密室的世界旅行」な音世界といった統一感はアリマス。かなり凝った音作りデスね。

さて。
ソレまでの知世さんのアルバムは、あくまでも「女優・原田知世が歌ったアルバム」という感じがしましたが、このアルバム以降は「シンガー・原田知世」または「音楽家・原田知世」のアルバムになったという感じがします。
インタビュー記事や、ライナーを見ると、プリ・プロダクションからご本人が関わるようになったそうで、コトバの選択から音色の決定に至るまで原田知世の判断と好みが反映されているヨウです。というコトでまぁ、作詞、作曲、編曲を誰が行なっているかに関わらず、制作過程で「原田知世」というフィルタがかかるようになったワケですね。(それまでは、誰かが作った音と詩に「原田知世」というフレーヴァーがふりかけられていた、という感じデス。)

プロデューサーは鈴木慶一サンです。
コ・プロデュースに知世サン。
知世サンは数曲で作詞、作曲、そして二曲では編曲からプログラミングまでやってノけている。(驚き!)

あと、肝心のボーカルですが、その後の「技巧派全開」な歌い方ではなく割とストレートに歌っていますね。サウンドがストレートなモノでは無いだけに、コレはかなり合っていると思います。とは言え、ストレートと言っても、かなり意識的に声の響かせ方を使い分けているようで、やはり、原田知世というボーカリストはスゲェなぁと思うのでありました。どもども。
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Nokkoが音符をハミ出す訳。

2006-04-30 10:05:54 | 日本のロック・ポップス
レベッカ(Rebecca)
「Poison」(1987)

ワタクシはどうしてもレベッカというと、「ホットロード」というマンガを連想してしまうんです。キーワードは「ママ」ですかねぇ。

Nokkoの詞には、印象的なトコロで「ママ」が出てくるんですよねぇ。
「Friends」でも、「When A Woman Loves A Man」でも。
このアルバムでは「Moon」と「Olive」で出て来ます。
しかも、詞に出てくる「ママ」とはイイ関係じゃないんですよね。
「世間」だとか「社会」のように、「ママ」は「自分を拒むモノ」として描かれているような気がする。

少なくとも、これらの歌の主人公達は「ママ」が象徴する「社会一般」からは愛されていないと思っている。だから、歌の主人公達は「誰かワタシを愛して!」とか「愛されるように魅力的にナリタイ!」とかソんな思いが激しくなる。そして、逆に憎悪の感情も激しくなる。音符をハミ出すNokkoのボーカルの激しさって、そういうコトだと思うンですが、どうでしょうか?
(一時的再結成で2000年に発表された「神様と仲なおり」が感動的だったのは、コうイウ背景があってのコトだと思います。)

さて。
そういう激しい愛憎と、研ぎ澄まされたサウンドがミゴトに合致した傑作が、このアルバムじゃないかと思うっス。
もちろん、タイトルが「Poison」だけあって、愛憎の「憎」の方が支配的雰囲気を持っている訳で、アルバム全編を張りつめた緊張感が漂ってマス。サウンドは、シャープでストイックで、暖かみゼロ。ギターも、キーボードも全て意図的に、冷ややかな音色を選んでいるように聴こえます。そして、Nokkoのボーカルも鬼気迫る凄さ。(Nokkoと中島みゆきって、歌い手として通じるトコロがありますよね。)

曲は粒ぞろい。
シングルでもあった「Moon」と「Nervous But Glamorous」は、ブレイクした頃の"突っ走るレベッカ"とは別の形のレベッカの完成形。特に「Nervous But Glamorous」は、ボーカル、曲、アレンジ、演奏の全てがレベッカを代表する傑作だと思います。他の曲も、とにかくタイトで、シャープ。付け入る隙がナイって感じです。

レベッカのもう一枚の傑作アルバム「Rebecca IV ~Maybe Tomorrow」(1985)についても、またいつか書きます。温度は全然違うけどコッチもいいよねぇ。
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清水ミチコさんは一級偽装士です。

2006-04-28 07:48:28 | 日本のロック・ポップス
清水ミチコ
「歌のアルバム」(2005)

結局、買ってしまイました。
経済疲弊・・・。

しか~し!
このアルバム。
すンゲぇッス!!!

笑えるだけでなく、聴けてしまう・・・。

「山口百恵の新曲」を偽装した1曲目。
ホント、そっくり。
その上、アレンジがまた、あの頃の山口百恵の曲ナンですわ。
コレ、傑作。

2曲目。
森山良子を偽装。
歌い方もネタ(歌詞)も爆笑。
コレも傑作ね。
しかも、一発ネタじゃないから、何度でも聴ける。
凄いコトです。

矢野顕子サンを偽装して歌う「相合傘」。
至芸デス。
もう、文句の付けようナシですね。

「イェル・ケ・クク」。
コレは物真似ではなく、フランス語を偽装したネタ。
タモリ的な笑いだと思いますけど、かなり来てマス。
何度でも聴ける。
何で、こんなにオモロイんでしょうか?

最後は綾戸智絵サンを偽装した「テネシーワルツ」。
イヤ~、もうホントに最高!!!
「実際の綾戸さんはこんな方ではありません。」という注釈が付いているンですが、もしかすると、こういう方かもしれない、と思わせる成り切り振り。
歌マネの部分と、綾戸サンのキャラクターをデフォルメして拡大した部分とが、絶妙に混じって、コレは実にいい聴きモノです。
しかも、ドラえもんまで出て来る。
ココで「のび太くーん」って・・・。
スゲェ。

そういうコトで、何曲かについて書いてみましたが、極私的には速攻で名盤殿堂に入りました。

オススメです。
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ブックオフで幸せの骨頂。

2006-04-26 07:45:06 | 日本のロック・ポップス
清水ミチコ
「幸せの骨頂」(1987)

昨日は、給料日だったから、ブックオフに立ち寄ったのですが、したっけ、なんとコレが置いてあったンです。もお、幸せの骨頂!(「絶頂」じゃねーの?)
というコトでご座居まして、カラスが奪っていかないウチにと思って速攻ゲトしました。(しかし、ナンですね、給料日だからブックオフ、と言うのは正確じゃナイですな。流石にそんなサビしい人生ではない。まぁ、そう言った方がオモロイですけど。)

実は、コレ、昔から聴きたかったんですが、中々手が出ずに色々迷っている間にレコ屋の店頭からは消えていたワケです。なにしろコレが発売されたのって、ワタシが高校生の頃でしたので、経済力の無かったワタシにとって、純粋に「音楽」のレコードとは言えないこのアルバムは手が出しにくかったのデスね。

んで、清水ミチコさんという方は「女タモリ」と言われているコトも知っていたし、最近の、顔芸(写真のヤツ。アレ、なんて言えばいいンですか?)とかも、かなりオカシかったりして、笑いの方向としては可成り好きなんですが、やっぱり、コレはパワーのある一枚デスね。

楠田枝里子、桃井かおり、というお得意の物真似レパートリーは当然ながら、やはり清水ミチコならではの音楽ギャグが破壊力抜群ですね。

例えば「ねこ踏んじゃった」のピアニストによる弾き分けというのがあって、ここに登場するユーミンは反則技だけど、かなりオカシい。腹からワラヒマチタ。

あと、矢野顕子サンの真似は、至芸ですね。こんな曲をアッコちゃんが歌ったら確かにこうなるよな~、と爆笑しつつ納得させられます。ホントにコレはスゲェっす。何度も聴いてしまいマス。(あ、ピアノもソレっぽいのよ)

と言うコトで、昨年12年振りに発表されたというニューアルバム「歌のアルバム」もゲトしようか、あの頃よりは経済力の付いたワタシは思ふのであった。

蛇足ながら、姓が漢字で名がカタカナという方は、我がiTunesには、奥村チヨさんと小野リサさん以来とナリマシタ。(ホントは北原ミレイもあるが。)
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レベッカ最後のライヴ?

2006-04-24 22:40:56 | 日本のロック・ポップス
そう言えば、当ブログには「音楽専門用語をなるべく使わない」という、一飜縛りがあったワケなのですが、「東大アイラー」のせいか、スッカリ忘れてました。
ココロを入れ替えて、また再び、縛られるコトと致します。
しかし、「一飜縛り」って・・・。
麻雀用語ならイイのか?

それはサテオキ、今日はレベッカです。
コレです。
↓↓↓

レベッカ(Rebecca)
「Dreams On 19900119」(1990)

コレは多分、レベッカ最後のライヴ。
レベッカの解散発表は、確か、このライヴの直後なので、ココにあつまったオーディエンスは解散を知らなかったんでしょうね。う~む、ムゴイ話だ。

さて、そういう事情もあってか、ココでのNOKKOサンのテンションはエライ高いです。(そういう事情なくてもテンション高かったか。コノ人の場合。)
で、レベッカの魅力の一つは、このドエラいテンションの高さなんですが、今日はソウイウ話ではなくって、サポートメンバーだった、中島オバヲ氏のコトです。

しかも、中島氏のプレイのコトではなく髪型のコトです。
どういうコトかと言うと、今のワタシには、氏の風貌が、香港映画、というかブルース・リー映画に出て来る、敵役の悪い金持ちに見えるというコトです。(ほら、人を氷ヅケにしちゃうヤツとかね。そんな感じ。)
なんにしても、チョビ髭に、オカッパ(というかボブ)で、ムッチリしているという、強烈な風貌デス。三拍子揃ってイるんですね。
一度ご覧頂きたいモノですわよ。

しかし、コレ、全く音楽のハナシではナイですね。
音楽専門用語は使わないとしても、音楽の話をしてはイケナイという縛りは無かったハズでしたね。
今度はもう少し音楽的なハナシを書きます。

ぢゃ。
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「タイムマシンにお願い」の理由。

2006-04-21 08:07:19 | 日本のロック・ポップス
サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)
「黒船」(1974)

つづきです。

「タイムマシンにお願い」のこのアルバムでの存在の仕方がようやく分かりました。
この曲の、このサウンドって、このアルバムのこの位置にあるからこそ、こんなアレンジでこんなサウンドなんですね。
う~む。気が付くのが遅いオレ。

この曲って、ミステリアスな部分がほとんどゼロと言ってイイ分かり易さですよね。ギターもピアノも初級者が初めて練習する時のようなコードの押さえ方をしてるし、語弊を恐れずに言えば、「薄ッペライ」サウンド。
どうも意図的にシンプルにしているような気がしますが、ソコがキモだったんですね。

ナニカと言えば、その前後の曲とは全く異質なサウンドにするコトがキモだったのではないかと言うコトなんですが、それって、要するに別の時代からタイムマシンが現れた状況を表すってコトですよね。別の時代から来たモノだから、明確に異質って事ですよね。

だから、こんなサウンドなのだろうし、また、イントロは、ドラムのきっかけとかなしに突然始まり、エンディングが一拍目を打った瞬間に消えるというは、タイムマシンが突然現れて突然消えたというコトなのだと思うのデス。

合ってますか?

う~む。
オンガク的ではない感想で恐縮デス。

(つづく)
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「黒船」雑感。

2006-04-20 07:58:31 | 日本のロック・ポップス
サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)
「黒船」(1974)

いや~、聴けば聴くほど、最高のアルバムだと思います。

最近、感じた点を幾つか。

1. 「墨絵の国へ」がホントに墨絵っぽいサウンドに仕上がっているのは、ずーっと動かないで背景で鳴っている、オルガン系のキーボードが半紙の役割をしているからだと気が付いた!(勝手に断言系でス)

2. 「何かが海をやってくる」の海の表現はスゲェ! ベースが海全体のウネリを表し、エレピは波となって、船体にぶつかり、裂けて砕けて散って、光キラキラまであるもんな~。

3. ミステリアスな前の二曲から「タイムマシンにお願い」への切換えの鮮やかさがスゲェ。あまりにも明快なサウンドへの切換えが、一気に時間を越えるって感じえしょうか。スガガガ系ギターサウンドになるし。う~む、楽しい。

4. 嘉永6年6月4日の最後は、夕陽だと思うのですが、どうなんでしょうね。

5. なんとその後、安田大サーカスが・・・。

(つづく)
コメント (3)
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ニッセイのおばちゃんの歌を作ったおじちゃん。

2006-04-08 22:44:06 | 日本のロック・ポップス
ここのトコロ、菊地成孔氏の本を読んでいるせいか、ワタシ自身の音楽認識能力がどのように培われて来たのかというコトが気になっております。
というコトで、ワタシの音楽的感性の萌芽に大きな影響を与えたに違いないと思われる音楽の収拾にアタっております。

例えばコレです。
   ↓↓↓

「懐かしのCMソング大全3 1966~1973」

要するに、ドミナント・モーションに納得できる音楽感性(フツーの音楽をフツーに聴けるってコトね)って、少なくともフツーのニッポン人なら、幼少の内に、日常流れている音楽に触れている事で身に付くんだと思いますが、アタクシの場合で言うと、それは「ニッセイのおばちゃん」の影響が大だよな~とか思ったのね。ついでに、きっと同時代にテレビから流れていた他の音楽にも訓練された筈である、とか思ったのね。(当然、CMソングと教育番組の音楽を一番よく聴いていた筈ダ!って事ヨ。)

そんな訳で、1969年生まれのワタシにとって、覚えているモノと、覚えていないけど聴いた可能性の高いモノが入っている、コレ、買ったのよ。
したっけ、コレ、やっぱり最高。
ま、あくまでもCMソング集ですから、音楽になってないモノもあるんですが(「はっぱふみふみ」とか。大体、コレ、歌じゃないもんね!)、予想通り、音楽的にも魅力的な曲が多いデス。
そういうコトで、魅力的な曲が多すぎるので、このブログには、一度では書かず小出しにします。

んで、今日は、「ニッセイのおばちゃん」を持ち出したので、その作曲者って誰だっけ?というトコロから行きますが、ハイ、正解!
小林亜星氏でアリマシタ。
実に、小林亜星氏、このアルバムに収録されている曲のうち、7曲の作曲を手がけているんですが、そのどれもが素晴らしいメロディを持ってます。改めて、作曲家としての小林亜星氏に脱帽致しました!(特に、サントリーオールドと、明治チェルシーの歌は、改めて名曲だと思いました。)

ニッセイのおばちゃんの歌が「もくせいの花」というタイトルだってコトも分かったし、ホントにコレ買って良かったですワ。

(あんまり関係ないですけど90年頃、サンプラザ中野とパッパラー河合が組んだフォークデュオ「The花びら」では、ニッセイのおばちゃんの歌の替え歌をやってました。あンまりな下ネタなんで歌詞はココには書けん・・・。爆笑したけど・・・。)

そんで、コノCDの収録曲は以下の通りです。
当然ですが、CMソングなんで、ほとんどの曲が、ほぼピッタリ、1分、30秒、15秒デス。だから、43曲も入ってるけど、30分ソコソコで聴き終わります。

1.チョコレートは明治
2.オリンパス・ペン
3.サントリーオールド(人間みな兄弟)
4.どこまでも行こう(ブリヂストン)
5.ライオネス・コーヒーキャンディ
6.鉄火焼せんべい
7.イエイエ(レナウン)
8.森永エールチョコレート/森永サウンドロゴ
9.お歳暮は味の素
10.小さな思い出(サントリー)
11.明治ハイポリック だめなのよ!
12.小さな瞳(ロッテ)
13.私のカローラ
14.わんぱくでもいい(丸大食品)
15.みえるみえる(ゼブラの歌)
16.ナショナル・パナソニックテレビ・パナパナ
17.資生堂石鹸の歌
18.オー,モーレツ!(丸善ガソリン100ダッシュ)
19.はっぱふみふみ(パイロット)
20.サンカラー薔薇の歌(三洋電機)
21.愛のスカイライン
22.ハウスプリン
23.ジャルパックの歌
24.男が旅に出る時は(サッポロビール)
25.ハヤシもあるでよー(オリエンタル)
26.見えすぎちゃって困るのオ~(マスプロ電工)
27.ふりむかないで(ライオン)
28.かっぱえびせん
29.愛する瞳(参天製薬)
30.ガンバラナクッチャ(中外製薬)
31.気楽に行こう(モービル石油)
32.明治チェルシーの歌
33.清酒大関
34.愛情はつらつ(丸井)
35.若さだよ,ヤマちゃん!(純生ドドンと音頭)
36.三越ハウス
37.バイタリス 乱れたら
38.もくせいの花(日本生命)
39.新ナーベル ハナハナ(中外製薬)
40.~と日記には書いておこう(龍角散)
41.答一発!カシオミニ
42.赤いキッス(カゴメ)
43.お正月を写そう(富士フィルム)

う~ん、楽しいゼ!!!
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恋のダイヤル6700。

2006-04-02 19:47:49 | 日本のロック・ポップス
フィンガー5
「恋のダイヤル6700」(1973)

作詞 阿久悠
作曲 井上忠夫
編曲 井上忠夫

1969年生まれのアタクシの場合、リアルタイムで覚えている唯一のフィンガー5は、実は「学園天国」ではなくコノ曲だったのですが、生き方として正しいでしょうか?不安です。

それにしても、最高にカッコいいですね~、コレ。

聴きドコロは、「君のテレフォゥン・ナンむバぁ~ア」と歌う最後の「むバぁ~ア」の部分でしょうか。アキラの突き抜け感が凄いデス。

バックのサウンドも最高デスね。
左チャンネルのファズ・ギター+右チャンネルのワウ・ギターのカッティング。
お手本にしたいベースのグルーヴ振り。フランジャーで音をうねらせている感じもカッコいい。
間奏のサックスのホンカー振りも正しくブヒブヒ言ってて最高。
セクションで吹くA7(最初の一回だけ#9thだったりしてコレが実に効いてマス)も、決まりマクっていて、電車の中で腰を振りたくなるくらいカッコいいデスね。
おーっと、ストリングスだ!
コレもタマラ~ン!
あと、アキラのボーカルに関しては、「6700(シックス・セヴン・オー・オゥ)」の「ー」と「ゥ」のトコも凄い。
作曲・編曲が井上忠夫氏ってトコも要チェックですね~。
(シャネルズのアレンジもカッコ良かったッスもんね)

それにしても、奇跡のドーナッツ盤です。
画像にある落書きや折れ目は気にしないでクダサイね。

ぢゃッ。
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宮川泰インタビュー記事。

2006-04-01 11:29:51 | 日本のロック・ポップス
そう言えば、この本に、宮川泰先生のインタビュー載ってましたね。
      ↓↓↓

「コミック・バンド全員集合!」(レコード・コレクターズ3月増刊号)

4ページの短い記事ながら、オモロイでっせ。
(宮川先生がクレイジーのメンバーになるハナシがあったってのには、ビックラこいた!)

その他にも、斯界の大物達のインタビューがタクサンあったりしまして、非常にオモシロイ本です。

というコトで気分はスッかり、クレイジー!
ヨ~し、今日は「日本一の男の中の男」を観てから寝るぞ!
(まだ、ヒルですが・・・。)
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