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Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

Monkey Majik『Monkey Majik × Monkey Magic』(2007)

2007-06-30 11:20:01 | 日本のロック・ポップス
Monkey Majik
『Monkey Majik × Monkey Magic』(2007)

Monkey Majikは、仙台を拠点に活動している、カナダ人とニッポン人の混成バンドだそうです。アタシャ、迂闊にして、このヒト達のことは全く知りませんでしたが、結構、売れているんデスね。

メンバー編成的には、Vo&Gが2人と、B、Drの4人編成だそうで、もう、典型的なロック・バンド編成ですが、サウンド的には、カッディングの気持ちよいギター・ロックと、ソウル・ファンクのハイブリッド、というのが持ち味っぽい。

で、このEPは、ソウル・ファンクの色が強い。
ドラムも居るバンドなのに、ココでは打ち込みでやっていて、生感覚、汗臭さが薄いです。でも、別に、ソレ、悪いコトではナイ。カラっとしたギターとソウル・ファンクのミックス感覚は、なかなかエエで~。
ソウル・ファンク・ミーツ西岸海洋性気候。
と言った感じですね。

楽曲は、バンド名での縁で始まったのか知らんが、TVドラマ/映画『西遊記』とのタイアップ曲。ゴダイゴの名曲のカヴァーもしてますね。その、カヴァーでは「Monkey Magic」が秀逸。リハーモな伊豆・・・。頼むで、ことえり・・・。ハイ。気を取り直しまして、えぇ、その、リハーモナイズね。原曲とは異なるコードでやるコトですが、ソレが、なかなか気持ちよく決まってましてね、原曲より横揺れの振り幅を大きくした感じデス。エエで~。
二曲目の「Pretty People」は打ち込みリズムと、アコギのベストマッチ。ドゥービー・ブラザーズをサンプリングして、打ち込みリズムに載せたような感じ。リズムは、打ち込みと言えど、デジタル臭の薄い、パーカスを多用したリズム。気持ちエエね~。ヴォーカルもドゥービーより乾いているし、その分、爽快度はもっと高いかもしれないッす。
「Around The World + Go!空」は、香取慎吾氏がセリフで参加していて、ってか植木等的に暴れていて、なかなか面白いデス。楽曲的には、ポップ・ロックにソウル・ファンク的な意匠を施した感じ。あくまで、根っこはロック的な方向にある感じで、クラブ・ミュージック的な意匠を青空に解き放っちゃったような感覚。どっちかと言うと、西岸海洋性気候ミーツ・ソウル・ファンク、なのかもしれんデスね。

ジャケットは、香取慎吾氏が書いたそうな。

バンドについての情報は、Wikiなどで見て下さいね。

7月25日にはニューアルバムも出るそうで、コレは、要チェックかもしれない。(予算があればデスが・・・)

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「黄金色の天使」

2007-06-26 23:54:14 | 日本のロック・ポップス
佐野元春
『Coyote』(2007)

最後を飾る「黄金色の天使」の、あまりの素晴らしさに、鳥肌三千畳。
黄金色、という言葉から連想したのは、「Rock & Roll Night」(1982)の詩の一節、"瓦礫の中のGolden ring"。
そして、この曲での「探し求めて」と、あの曲での「たどりつきたい」が変わらぬベクトルを持っているコトに感動を禁じ得ない。

スゴイです。
このヒトは25年経っても妥協してません。

イヤ、ホントは、何度も折れそうになったけど持ち堪えた、なんでしょうね。きっと。

だから、白髪が目立つ齢を迎えて、「誰もがとまどいながら 大人になってゆく 黄金色の天使を 探し求めて」と歌う、その言葉に説得力がアル。

青臭い?

結構じゃないデスか。
ワタシは断然青臭くありたいね。

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Tiara「Magic☆」(2007)

2007-06-17 22:36:28 | 日本のロック・ポップス
ティアラ(Tiara)
「Magic☆」(2007)

誰ですか?コノ人?

よく分からんままでDL購入しましたが、音楽自体はなかなか気持ちヨロシイです。

サウンド的には、80年頃の若干テクノ混じりのダンス・サウンドを今風にした感じ。
ワタシとしては、バグルス(The Buggles)の「ラジオスターの悲劇」とか、ボーイズ・タウン・ギャング(The Boys Town Gang)版の「君の瞳に恋してる」とか、その辺りのテイストを感じます。アナログっぽいシンセがある一方で、ストリングスとかアコギのカッティングがあったりとかで、バランスいい感じ。あの頃との違いは、平歌の部分のヴォーカルの譜割が、細かくって、そこらは、今風です。他のサウンド的意匠は、やはり、今時な打ち込みリズム。しなやかに出来るトコが今風ってコトね。で、結構、コンガを効かせてます。夏を意識してるって感じはハッキリしてますね。

女性ボーカルの夏向け爽やかサウンド。
結構エエです。
案外、ヘビロテになったりして。


Tiara - Magic☆ - Single - Magic☆


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佐野元春『Coyote』(2007)

2007-06-14 00:15:56 | 日本のロック・ポップス
佐野元春
『Coyote』(2007)

20数年前、超傑作『VISITORS』(1984)と、『Electric Garden』(1985)で、サウンド的に尖端に居た佐野元春は、その後も、真摯に音楽を作り続けていて、トータルで捉えれば、一切、後退なんかしていないと思いますが、『Electric Garden』みたいには、サウンドという面では尖端に居ない。

ですが、あれから20年以上経った今、変わらずにこのヒトは「最前線」に居る。
偉人だと思います。

今回は、「21世紀の荒野を往く者たちに。」という、コピーでこのアルバムは売られていますね。
"往く者"のトコロに、「Boys & Girls」とルビが振ってあります。このルビ、正しくは「者たち」のトコロに、でしょうね。

だから、コレは「21世紀の荒野を往くBoys & Girlsに。」です

で、この"Boys & Girls"は、"現役のBoys & Girls"だけではなく、"かつてのBoys & Girls"も含んでいるハズ。
つまり、このアルバムは、今ではオジサン、オバサンになってしまった、かつての"Boys & Girls"の為の作品でもアルという事。

そんで、この"Boys & Girls"というコトバは、イノセンスの象徴なんだと思います。

「<生活>という うすのろ」に負けず、いつまでも"Boys & Girls"であり続けろ。
そう言われている気がします。

基本的に、ずっと、この路線を佐野元春は堅持し続けているンですよね。
「ガラスのジェネレーション」、「Rainbow In My Soul」、「君の魂 大事な魂」。
ココらへんは全部そうデスよね。
今回も、「君が気高い孤独なら」とか、この路線の傑作。
50歳過ぎて、こんな事を本気で歌っている。(多分、本気。)
実に、カッコいい。

正直言うと、アルバム全体の音楽性というコトで言えば、今のワタシにとってはそんなに魅力的ではナイ。
でも、佐野元春っていうヒトは、そういうコトを越えた存在ナンですよね。
「アーティスト」というコトバが相応しい、数少ない、「本物のアーティスト」。

噛み締めて聴くべぇ。


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スピードのビックリマーク。

2007-06-10 11:54:13 | 日本のロック・ポップス
ここのところ、ウチではニョロっとSPEEDがヘビロテされています。
曲でいうと、「Wake Me Up!」(1997)と「Go! Go! Heaven」(1997)という、ビックリマーク付きのタイトルの二曲が特に重点的にヘビロテです。

スピード(Speed)
『Dear Friends 1』

コレはベスト盤ですね。
「1」と「2」があるようデス。
ワタシは「1」しか持ってません。
上記の、ビックリマークな二曲さえ聴ければイイから、ワタシとしては「2」は要らないンです。

さて、そのビックリマークの二曲ですが、やっぱりスゴイです。
何が、って、モチロン、シマブクロさんのヴォーカルです。
このヒトの突き抜ける高音のグルーヴは、ニッポンの音楽界の至宝ですね。

96年に彼女らがデビューした時には、「メンバーの一人は小学生かよ!」というコトで、ワシら、驚いたワケですが、翌年のこの二曲の時は、シマブクロさん、中一だったんデスね。チューボーですよ!チューボー!ほし、みっつデス。
(女子だから「坊」ではナイが・・・)

そんで、驚くのは、シマブクロさんが、この若さで「シマブクロヒロコという楽器」の性能を極限まで出し切っているコトですね。
えぇ、引き合いに出すようで悪いンですけど、小柳ゆきサンというヒトが居ますね。彼女が世に出て来た時に、世間的には「女子高生なのに凄い歌唱力だ」という評判だったと思いますが、ワタシはそう思わなかったのネ。「きっと将来スゴイ歌い手になるでしょう」とは思っても、その時は「勿体ない歌い方をしている」と思った。楽器としての「小柳ゆき」は間違いなく凄いのに、持ち主の小柳サンの方は、まだまだその凄い楽器を使えていないってコトね。(皆サンも、そう思ってたデショ?)

ヴォーカリストって、自身のカラダが楽器な訳で、だから、他の楽器と違って、満足が行かなくなったからと言って、新しい楽器に換える訳には行かないデスね。だから、その楽器を極限まで使うしかない訳デスが、シマブクロさんは、まだチューボーだったのに、既に極限まで使いこなす、そういうレベルに達していたンですねぇ。スゲェなぁ。
そんで、自分のカラダという楽器を極限まで使おうとすると、当然、限界にブチあたりますね。ブチあたると、もどかしいから、今度はソコを突き抜けようとしますワな。ソレって、自分自身を突き抜けようとするってコトですよね。この「自分を突き抜けようとする感覚」が、シマブクロさんのヴォーカルの圧倒的な突き抜け感の正体にチゲェねぇ、と思うンですが、合ってますか。

「Wake Me Up!」を初めて聴いた10年前、アタシャ、サビのところの12小節目でブッ飛んだ。歌詞で言うと「自分をもっと好きになりた~い!」の「た~い!」のトコロです。何度聴いてもスゴイ。チョットだけど限界を超えている!超えているからチョット不安定。でもソコが聴くヒトの耳を釘付けにスル。コレが天才の表現力か。う~ん、スゲぇなぁ。
サビのところは、「あッさのたぁいよぉ~(朝の太陽)」のトコロから凄いンですけど、特筆しておきたいのは、その後の「ありのままの~」の「の~」のビブラート。コレ、本当に絶妙。細かいトコだから聴き落とすかもしれんけど、ここで反動がついてスピード感が増してます。正に天才!コレ、意識してやってたんなら、恐いデスが、天才の本能でしょうね~。

サビ以外の平歌の部分も、引き算を使える歌いこなしとか、リズムのノリとか、本当に上手いデスね。緩急自在のスピード・コントロール。これで、ローティーンだったンだからな~。感嘆するしかねぇな~。

シマブクロさんは現在、二十代前半ですか。
この天賦の才能、今後もうまく活かして、二十代後半から三十代と黄金時代を築いて欲しいモノです。
天才なんだから、小さくまとまっちゃダメよ~!


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ハネケンが亡くなった。

2007-06-05 22:03:12 | 日本のロック・ポップス
ハネケンは昔からオジイサンっぽく見えた。
だから享年が58歳だと知って驚いた。
まだ、若かったじゃないか!

羽田 健太郎 (はねだ けんたろう)
1949年1月12日生。
2007年6月2日没。

音楽の楽しさをメディアを通じてヒトに伝える、という仕事に於いて、ハネケンより優れた人物をワタシは知らない。
この人をテレビで見る事は、本当に楽しかった。
この人をテレビで見た後は、確実に楽器を演奏したくなった。
だから、世の音楽人口を、ハネケンは確実に増やした筈だ。

これは、音楽に対して、モノ凄い貢献。
音楽界に対して、ではなく、音楽に対してのモノ凄い貢献。
とんでもなく偉大だと思う。

今日は、音楽クイズ番組『タモリの音楽は世界だ!』から生まれたユニット、"Super 4"の、このアルバムを聴いて、偉大な音楽家を偲びたい。

『Super 4 Plus King 3 Original Collection』(1994)

ちなみに"Super 4"とは、MALTA、日色純一、小林靖宏(COBA)、そしてハネケンの4人です。
スゴい面子でしょ。

レベルの高い演奏家って、ホントにカッコイイ。
自在に音楽を、操れるってスゴイ。
そして、ソレは、とっても楽しい!

ワタシは、このユニットを見てそう感じた。
そして、「楽しい!」の部分は、ハネケンによるトコロが大きかったと思う。

・・・偉大なるハネケンに感謝、そして、合掌。

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宇多田ヒカルの「~」は凄い。

2007-06-03 20:26:20 | 日本のロック・ポップス
気まぐれを起こしましてデスね。
iTunes Storeで、宇多田ヒカルさんの今年のシングルを二曲ダウンロード購入してみました。

「Flavor Of Life」(2007)
「Kiss & Cry」(2007)

宇多田サンは、ご存知の通り、1998年、15歳という若さで彗星の如く世に現れた、現代ニッポンの、カリスマ・R&B歌姫・ソングライター・アレンジャーなわけですがね、彗星のように消えて行かず、こうまで売れ続けて、ホント、スゴいですねぇ。
今年の二月に発表された「Flavor Of Life」なんて、CDで72万枚、配信で558万DLだそうですよ。合計で630万。スゲェな。日本の人口の5%デスよ。

で、この二曲の感想でゴザイマスが、このヒトは、あれですね。
スゲぇ歌い手デスね。
改めて、認識しましたが、ホント、上手いデス。

「Flavor Of Life」は、冒頭の8小節(正しくは9小節)、薄いシンセ音をバックにして、宇多田サンのヴォーカルだけを聴かせる仕掛け。3小節目の「なんだ~か」の「~」のトコロがいきなりのハイライトっスが、コレは凄いデス。宇多田サンは、ご容姿の方は、あまり色気が感じられませんけどサ、ヴォーカリストとしての色気っていうのは、てんこ盛りに備わってマスね。この「~」の色気は凄いデス。石川さゆりサンとガチで"「~」対決"ができる、数少ないシンガーだと思います。

「Kiss & Cry」の方にも、「~」は当然、使われてますけど、「Flavor Of Life」ほど、前面に出してないデス。大サビ後の「わぁ~らい、とばして」まで、炸裂させない。で、その後は数回炸裂させてマス。つまり、「~」の使用ってコトでは、後半重視ってコトですね。「Flavor Of Life」が、「最初っから行っちまえ」な逃げ馬型なのに対し、「Kiss & Cry」は差し馬型ってコトです。ま、でも、この曲は、ドッチかと言うと、サウンドを聴かせたい曲だと思うんで、ツカミは「~」じゃなくてもイイんですね。若いのに、音楽的な武器も多くて、やっぱコノ人は偉人デスな。

ところで、全然ハナシは変わりますが、我がeMacのiTunesでは、アーティスト順で曲を並べると、宇多田サンの前に入っているのは、「うしろゆびさされ組」なんデスが、そう言う訳で、次回は「バナナの涙」が、「如何に計算され尽くした、圧倒的胸キュン楽曲であるのか、スゲェ~!!!」、というハナシをやります。
(・・・ホントは、たぶん、やらないけど。)


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試聴はコチラ。
↓↓↓↓↓
宇多田ヒカル - Flavor Of Life - EP - Flavor Of Life
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aiko「シアワセ」。やっぱ天才はスゲェ。

2007-05-31 23:04:41 | 日本のロック・ポップス
aiko「シアワセ」(2007)

新曲出ましたね。
スゴいタイトルです。
「シアワセ」。

・・・まぁ、ソレはそうとして。

この曲。

ハッキリ言って、今までのaikoさんの曲のイイところばかりを、もっかい継ぎハギしたような、二番煎じ、デス。

新しさは、ほぼ、ナイっすもん。

何とかして、もう一つの「花火」を作ろうとした。
と、そんな印象を受けますモン。
ンなもんだから、「花火」とか「桜の時」とかとの、音楽的共通点は、速攻で10項目くらい箇条書きに出来そうな感じ。

でも、デスな。

コレ、相当、イイです。

薄まった、どうしようもナイ二番煎じ、ではナイんですね。
つまり、二番煎じではなく「集大成」なンでしょうね~。

いつものコトながら、縦横に動き回る、このメロディは、ホント、天才。
「飛び跳ねるのに流麗に流れるメロ」って、フツーの人間には作れない。
そんで、高揚するサビのメロも天才のワザと言うしかナイ。

一体、aikoさん、どういう発想で、こんな曲を作るンでしょうか?

マジでスゴい。
ホントにスゴい。

このヒトには、ホント、ヒレフするしかナイね。

もぉ、今日は、コレ以上、書けンわ。

とにかく、聴くべ。


試聴は出来ねぇ↓
シアワセ
aiko, 島田昌典
ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る


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百恵サンってヒトは。

2007-05-22 23:01:07 | 日本のロック・ポップス
山口百恵サンの曲で一番好きなのは「ロックンロール・ウィドウ」(1980)です。
当時、ワタシは10歳くらいでしたが、その頃は全然好きじゃなかったデス。
コドモだったワタシには、カッコいいオンナってのが、分からなかったンでしょう。

25年以上も経って、今、聴くと、このカッコよさは、唖然とする程で、圧倒されるッス。
切れるギターのリフに、更に、数段上の切れ味で切り込んで行くヴォーカル。
やっぱ、山口百恵って、スゲェ人だったんだなと、思います。

で、このカッコ良さは、誰かに似ていると思いました。
誰ッスか?

・・・?

・・・クリッシー・ハインド(Chrissie Hynde)でねーの???

おぉ!!!

そういうコトだ!

一般的に、1980年は、山口百恵が引退して松田聖子がデビューした年、ってコトで、これを以て、新旧交代って言いますがね。
山口百恵を継いだのは、実はプリテンダーズ(The Pretenders)だったのかもしれねーッスね。

百恵サンってヒトは、実は、80年代以降、トンでもない凄みと深みを持ったニッポン最強のヴォーカルを聴かせる、そういう大御所になって行くべきヒトだったンでねーのかと思います。
引退は、あまりもモッタイネーね。

モッタイネー、と言えば、藤村美樹サン(←キャンディーズのミキちゃんね)の引退も、ニッポンの音楽界にとっては損失でしたね。

歌って、努力だけじゃ大成しないと思うので、こういう、大きな才能が引退していったって事実は、まぁ、仕方ないんですけど、やっぱ、勿体ないとは思いますよね。



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高橋ユキヒロ『Saravah!』(1978)

2007-05-16 23:59:30 | 日本のロック・ポップス
実は、極最近に購入したので、あんまり聴き込んでいません。

が、コレ、傑作デス。
間違いアリマセン。

サウンド的には、AOR~クロスオーヴァー~プレYMO~ティン・パン・アレー(←ニッポンのね)~ヨーロピアン、が渾然一体とゴチャ混ぜになった、オトナのポップ・ミュージックで、成熟度の高い、見事にグルーヴィーな人力演奏がクールに熱く繰り広げられてイマス。
ショーグンにヨーロピアン・テイストを軽くマブしたようなテイスト、と言えば、近いと思いますが、想像できマスでしょうか。

カッコええアルバムでっセ!


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モダンチョキチョキズの「くまちゃん」は傑作ッス。

2007-05-10 21:47:42 | 日本のロック・ポップス
くまちゃん「看護婦さん、オぉハヨ。」
マリちゃん「お早う、くまちゃん。今日は具合どう?」
くまちゃん「あんまり変わんねーなぁ。」

で、始まる、病院ものプチ・ミュージカル風の曲、「くまちゃん」。
コレが傑作ナンです。

くまちゃんには、何と、財津一郎氏をキャスティング。
マリちゃんは当然、濱田マリさんです。

なんだか必要以上に検査をやりたがるマリちゃんと、マリちゃんと恋がしてーなぁ、と言った風情のくまちゃんのやりとり。
この、看護婦マリちゃんと、患者くまちゃんのやり取りには、必ず笑みが漏れますデショウ。

音楽的には、ビッグバンドによる4ビート。
まぁ、リラックスした緩めなサウンドです。
適度にラッパ・セクションは吠えるし、リード・セクションのフカフカ絨毯みたいな柔らかい厚みも快適。
乗っかるトロンボーン・ソロもイイ感じに緩いし、サウンドだけでも魅力的。

そこに、歌でのやりとりの他に、随所にセリフのやりとりがあって、コレがホント、面白い。
ギャハハ、という感じの笑いではなく、フフフ系の笑いね。
何となく、スッとぼけた感じの面白さ。
当然、財津一郎サンの必殺技「キビシーッ!」も絶妙なポイントで炸裂シマス。

機会があれば是非聴いて頂きたい。
ホント傑作だから。

アルバムは同じタイトルの『くまちゃん』(1994)に収録されてマス。


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ユーミンと言えばワタシはコレなのヨ。

2007-05-08 22:57:48 | 日本のロック・ポップス
ハコダテでユーミンと言えば中華の有名店なんですけど、倭国全般では、まぁ、違いましょうなぁ。

松任谷由実
『Reincarnation』(1983)

尤敏、・・・モトイ。
ユーミンが松任谷サンになってからの最高傑作はコレだと、ワタシは勝手に思っているのデスが。
合ってますか?ユーミン・ファンの方?
ワタシ、ユーミンのアルバムって、10枚は聴いてませんからね。
エラソーなコトは言えんのデスが、このアルバムは、やっぱ、大したモンだと思いますのヨ。

捨て曲、ナイですもんね。
「Night Walker」とか、地味目な位置にある曲も含めて、全曲イイんですけど、個人的に一番好きな曲は、「経る時」。
転調で、時間を越える、松任谷由実の「天才」を証明する、そんな一曲でもアルと思います。スゲぇ曲ですよ。必聴デス。

ダンナのアレンジも絶好調デスよね。
冒頭の4曲の圧倒的な完成度に、ソレが端的に現れています。
ココら辺を聴くと、当時の、松任谷正隆(遊民亭主)は、やっぱり、和製クインシーだったと思いますヨ。

天才的なメオトだと思います、このヒトら。

アルバムは、全体として、ホント、「爛熟」です。
しかも、「爛」なのに、「爽」な感じがアルんですよね。
このバランスは絶妙デス。
熟してるのに、瑞々しい、サラっとした甘さがあって、その奥に、濃さ、とか酸っぱさアルって感じで、イヤミがないモンね。

ま、いずれにしろ、80年代前半のニッポンのポップスを代表するスゲェ名盤だと、ワタシはそう思いますデス。

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m-flo『Cosmicolor』

2007-04-03 23:08:42 | 日本のロック・ポップス
m-flo
『Cosmicolor』(2007)

どうせ、いつか買うんだろうと思っていたm-floですが、やっぱりと言うか、遂に買っちまいました。
結論から言うと、やっぱり、良いです。

で、このアルバム、3秒で思いついたテキトーな安っぽいコピーでも付けると「未来を照射するノスタルジー」とか、そんな感じですかね。

まぁ、適度に新しめなモードに乗って、意外に甘酸っぱい胸キュン青春メロディーだったり、そんなに尖ってないラップとかテクノだったり、そんで、ストリングス系で映画音楽みたいな意匠を施したりしてて、ムカシ・ミーツ・現在とか、現在・ミーツ・近未来とか、近未来・ミーツ・ムカシとか、そんな感じもあって、ワタシは結構好きな音です。

当然ながら、ワタシが特に気に入ったのは、日之内エミさん、Ryoheiサン、とのラテンな「Summer Time Love」とか、Charaサンとのスウィング+ラップな「Love To Live By」あたりでしょうが、あとは、ブラス・セクションがもっと本格的にブワ~ッと来てたら、更に鳥肌だったでしょうねぇ。
あぁ、あとMINMIさんもエエですねぇ~。

しっかし、天国に行ったヨッパライが40年経って、倖田來未サンの元に帰ってたとは知らなんだ。
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「青空と白い花」は現代の空手チョップなのね。

2007-03-22 23:39:50 | 日本のロック・ポップス
カノ名盤『I could be free』が発表されて10年が経ちましたね。
先月ですけど。

と、そんなコトで、そろそろ、また、知世サン特集でもやろうかなぁと、思ったりもしてるんですが、まぁ、トにもカクにも、原田知世さんの音楽を聴きましょうねぇ。

今日は、1998年の『Blue Orange』の二曲目の「青空と白い花」に、再び、いや、三たび、いや、四たびか、百たびくらいにハマっているのデスが、この曲、やっぱり、スバラシイですね。

鮮やかな色が褪せて行く様子、ってか心境を鮮やかに描いてるンです。
ま、別に、そんな大層なコトではなくって、彩度とか色相の変化が、聴き手に時間の経過を感じさせるって、文学作品とか映画でもよ~く使われる、ある意味、平凡な手法でもアリましょうが、そういう、オーソドックスな手法が、アンビリーバブルなくらい実にミゴトに決まってます。
フツーの技で、効果抜群ってコトでは、「空手チョップでKOかよ?」くらいなノリですかね。

そんで、この歌は、褪せてしまった鮮やかな色彩を取り戻そうと、そういうベクトルを持っている訳なんですが、コレが、また、サウンドも、パステルとセピアを行ったり来たり、な見事なサウンドで作られてるんですね。ハイレベルなセンスによる、あえてシンプルでローファイなサウンド。やはり、現代の空手チョップと言えましょうねぇ。

ジャケ写真が、よ~く現していると思いますけど、実にセンスよろし。
鮮やかなんだけど、なんか単なる鮮やかじゃナイでしょ?

ホントに何度聴いても飽きませんデス。


【本日の自転車記録】

平日なので、1号車(ジェイミスのコーダ・スポーツ)デス。

走行距離:25.88km
平均速度:22.5km/h
最高速度:46.2km/h
積算距離:2156.5km

なんか、帰路は、調子が悪い、ってか、注意力散漫な気がして、どっちかと言うとノンビリ・モード。そんなモンだから、危険度が高いと思われるあたり(環7に交差する近辺とか)を中心に、二割くらいは歩道を走りました。
明日は、頑張って精神集中して逆走高校生を蹴散らします。(予定)

と言う事なので、パンチ佐藤の地元の男子高校生諸君。
明日はロン毛のクロスバイクに気を付けてチャリに乗れよ~。
ってか、逆走すんなよ。
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長い商品名と言えば。

2007-03-21 08:00:08 | 日本のロック・ポップス
長い商品名と言えばコレも長い。(商品名って言うか、曲名ですが。)
言えますか、アナタ?
レコード屋さんに行って、店員さんに「横浜銀蝿の『お前サラサラサーファー・ガール おいらテカテカ・ロックン・ローラー』下さ~い」って。
「B面が『It's only Rock'n Roll集会のテーマ』のヤツです~」って。
言えませんがな。
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