武道・禅の心で臨床を読み解く(武道、禅、心理療法、ボディワークを学ぶ理学療法士)

21年間の運動指導・700冊の書籍からリハビリ・トレーニングを読み解きます。
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クリニカルリーズニングと脳幹 (プロサッカー中村俊輔選手に学ぶ)

2012年01月08日 | トレーニング・修行法
年末放送したNHK『ミラクルセンス』より

プロサッカー選手である中村俊輔選手。試合全体の流れを読み巧みなチャンスメイクで知られていますね。彼は試合の流れを予測するときに主に脳幹が活性化している事が番組の計測の結果分かりました。
彼曰く、「四の五の考えず感覚的にプレーしている」のだという。ちなみに二流選手では試合の流れを予測する際、前頭葉が主に活性化している。

中村俊輔選手は彼が小さい頃から自分のプレーを毎日こつこつとノートに細かく記して分析したり、有名選手のプレーを繰り返し見たりした上で更に肉体を使った練習を沢山やった賜物であるそうだ。

私も臨床駆け出しの頃はカルテをきちっと書き、こつこつ自分の訓練を分析したり研修に出向いたり、自主練したりしました。

だから中村俊輔選手ほどではありませんが、日々の臨床を直感的に動く事がままあります。

しかし、これに満足はしていません。なぜなら脳幹で自動化された過程がまだまだ幼稚だと感じているからです。
それゆえに稽古も学びもその速度は臨床駆け出しと比べ衰えてはいない自信がある。

皆さん、自動化する程深く臨床を追求してますか?
四の五のうんちくで分かったつもりで終わるのは二流です。

言葉で分かったら次は脳幹まで落とし込むまで日々身体を使って稽古しましょう!

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