ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

黒い風 トニイ・ヒラーマン

2008年12月31日 | 小説-海外-
1991年
ハヤカワミステリアスプレス
☆☆

兎に角、勉強不足のせいか慣れるまで(関係を整理するまで)大変であった。
ナヴァホ族警察、ホピ族警察、そして白人の麻薬捜査官。
さらに、ナヴァホ続もホピ族もそれぞれ幾つかの種族に分かれるのだ。
大まかに言ってしまえば、インディアンなのだが、それではこの本を理解するのは難しくなる。
ナヴァホとホピでは慣習が大きく違ってしまうのだ。

内容は、コカインを積んだセスナが着陸に失敗し炎上してしまう。
操縦士と同乗者も死亡するのだが、コカインは行方不明となる。
そこで、たまたま事故の時に現場に居合わせたナヴァホ族のチー巡査がこのコカインを横領したのではないかと麻薬捜査官に容疑をかけられるのだ。
ホピ族の慣習を利用してのトリックに挑むチー巡査の推理に、
最初は種族の違いに戸惑いを感じたが非常に面白く読ませてもらった。


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