札幌と小樽の建築探訪が終わり、市のみで発刊されているのは函館のみ。
このコロナ禍で遠出は一切していないので函館はおろか近隣くらいしか行っていない。
今回は道南、道央となっているが近場で飛び飛びに建築探訪を追いかけながら、記載はされていないがが味があるレトロ・モダン建築物も併せて紹介して行きます。
「旧北海道林木育種場庁舎」NO-107
所在地 江別市文京台緑町561-2
建築年 昭和2(1927)
指定等 登録有形文化財
開館時 *令和3年4月より改修工事のため見学出来ません
休館日 月曜日~金曜日 12月29日~1月3日
入館料 無料
江別市の高台に建つハーフティンバーの大きな施設の庁舎です
国道12号線からも見える近辺のランドマーク的な建物。
中は見学できるが2階は崩壊があり見学ができない
たまたま私が訪問した日がメンテナンスチェックをしていて、見学者が一人しか居なかったからか
一緒に連れて行ってくれた。
何と言っても昭和11年に天皇陛下が行幸時に休憩をされた部屋を見せてもらえたのは嬉しかったね。
(黄色の壁クロスの部屋)
確かに天井の天板が崩れ落ち危険な状態ではあった
その後に補修することが決まり関係者も安堵したことだろう
暫くは見ることが出来ないが再開後は木製ドアや窓枠、階段手摺に分電盤など往時の造作を見ることを
おススメします。
2020年9月撮影
「酪農学園大学旧精農寮」NO-108
所在地 江別市文京台緑町582-1
建築年 昭和20(1945)
指定等 江別市都市景観賞
開館時 *一般公開はしていません
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酪農学園の江別寄りに国道12号線からも見える特異な姿をしたレンガの建物。
この建物はかつて教員と学生が一緒に建てた学生寮
教員も一緒に暮らしていたらしい。
教員も一緒に暮らしていたらしい。
国道12号線を江別から札幌方面へ向かうとき、最初に酪農学園へ入る道を左折し、進むと左側に駐車場があり
そこからは目の前にある
レンガのサイロも見ながら一周するとユニークな形状の全容がわかる。
2020年9月撮影
「野幌公会堂」NO-109
所在地 江別市野幌代々木54
建築年 昭和13(1938)
指定等
開館時 *一般公開はしていません
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ドイツ下見という水平方向に細い溝をもつ板張りで改修された白い西洋館。
玄関上部は三角形の破風になっている。
サッシは替えられているが内部には古いペンキ塗りの格天井が残るとのこと。
公会堂として住民の交流の場として現在も利用されている。
2020年9月撮影
「江別市ガラス工芸館」NO-110 旧石田家住宅
所在地 江別市野幌代々木53
建築年 昭和18(1943)
指定等
開館時 5月~10月の土曜日、日曜日、国民の祝日 10時~17時
休館日 5月から10月までは月曜日~金曜日(国民の祝日を除く)11月から翌年4月までは全日休館
入館料 無料 *工作は受講料あり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/19/a801cb56f3da21f53d1814c33592b166.jpg)
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江別市のこの一帯は焼き物の都であった。
かつて西隣の区画には「北海煉瓦」があり、1ブロック札幌寄りには窯業の研究機関が今もある。
かつて西隣の区画には「北海煉瓦」があり、1ブロック札幌寄りには窯業の研究機関が今もある。
この住宅は北海煉瓦の社員が給与代わりに会社から規格外の製品を受け取り自ら築いたものとのこと。
前面に大きく張り出した窓面が印象的。
駐車場は邸の裏手にあり。
前面に大きく張り出した窓面が印象的。
駐車場は邸の裏手にあり。
2020年9月撮影
「江別市屯田資料館」NO-111 旧野幌屯田兵第二中隊本部、被服庫
所在地 江別市野幌代々木38-11
建築年 明治17(1884)
指定等 北海道文化財
開館時 4月29日から11月3日までの土曜日、日曜日、祝日及び振替休日 9:30~17:00
休館日 4月29日から11月3日までの月曜日~金曜日(祝日・振替休日を除く)及び11月4日~4月28日
入館料 100円
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/1f/57b4b5d059e7ea0a4c144b544481c8e2.jpg)
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屯田兵中隊本部の建物で現存している最古の遺構と言われる。
内部は中大隊長室、下士官集会室、事務室、軍医室などを配置
正面から見ると、隊本部として威厳がありそうだ。
内部は中大隊長室、下士官集会室、事務室、軍医室などを配置
正面から見ると、隊本部として威厳がありそうだ。
裏手には木造の被服庫も保存されている。
2020年9月撮影
「グレシャム市アンテナショップ」NO-112 旧肥田煉瓦工場
所在地 江別市東野幌3丁目1~3
建築年 昭和26(1951)
指定等 登録有形文化財
開館時 10:00~22:00(テナントにより異なります)
休館日 年末年始
入館料 無し
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江別市は昔から今も煉瓦の一大産地となっており、煉瓦を使用した建物が多い街。
旧ヒダ工場は平成10年に廃業した会社の工場であり、江別を代表する煉瓦造りである。
江別市が購入し姉妹都市のアンテナショップを開いた
その後は平成28年に商業施設「EBRI」としてオープンしている。
まだ「EBRI」の内部に入ったことがなく、商業施設なので近いうちに一度見てみたい
大きな煙突もあり廻りに存在感を示している。
大きな煙突もあり廻りに存在感を示している。
個人的には綺麗な煉瓦より歴史を感じる傷んだ煉瓦が好きなのだが。
2020年10月撮影
「江別第一中学校」NO-113
所在地 江別市上江別西町40
建築年 昭和26(1951)
指定等
開館時 一般公開はしていません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/0c/3a51e4ec9d696b611962824f78cf6afa.jpg)
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以前の江別第一中学は扇形の校舎で中庭を囲むように作られた。
総2階建てで緩やかなカーブを描く校舎は遠くから見ても美しく、江別らしい煉瓦の建物だったようだ。
総2階建てで緩やかなカーブを描く校舎は遠くから見ても美しく、江別らしい煉瓦の建物だったようだ。
写真の現在の校舎は平成27年に完成しており、前校舎の中庭に造られている
その歴史を引き継ぎ、煉瓦づくりのお洒落な建物で生徒たちが羨ましいくらいだ。
その歴史を引き継ぎ、煉瓦づくりのお洒落な建物で生徒たちが羨ましいくらいだ。
2020年9月撮影
「江別小学校」NO-114
所在地 江別市萩が丘19
建築年 昭和28(1953)
指定等
開館時 *現存していません
解体年 2016年
江別小学校は江別第一中学校の完成2年後に竣工した
こちらも煉瓦をふんだんに使用しており、学校という規模からみて重厚に感じたことだろう
何と言っても中心にあった4階建て規模の時計台、体育まで煉瓦と特徴ある校舎だったようだ。
こちらも煉瓦をふんだんに使用しており、学校という規模からみて重厚に感じたことだろう
何と言っても中心にあった4階建て規模の時計台、体育まで煉瓦と特徴ある校舎だったようだ。
広い敷地は空き地のままになっている。
「屯田兵第三大隊本部火薬庫」NO-115
所在地 江別市萩が丘19
建築年 明治19(1886)
指定等 江別市指定文化財
開館時 一般公開はしていません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/a6/800dfad3520f0e4ef0eacf3435c06ea2.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/34/46bec30362e81b511b05f0cd2ae3bf38.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/b5/2b35d3312ba652acad58a86e29142d36.jpg)
倉庫の廻りは綺麗に笹刈りがされており管理が行き届いている
道央で現存する最古の煉瓦造りである。
和風の屋根が面白い 煉瓦は札幌白石区の煉瓦を使用してるようだ。
和風の屋根が面白い 煉瓦は札幌白石区の煉瓦を使用してるようだ。
戦前は奉安殿(天皇、皇后の御真影と教育勅語が祀られる)に利用されていたとのこと
その痕跡もあると書いてあるが中は簡単には見せてもらないだろうなぁ。
その痕跡もあると書いてあるが中は簡単には見せてもらないだろうなぁ。
江別小学校の外周にあり2棟で長い間、街の歴史を見て来た
相棒がいなくなって寂しそうなので早く空き地の転用を決めてあげて欲しい。
2020年9月撮影
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