「㈱丸京橋本ドライクリーニング工場中央店」
所在地:旭川市2条通10丁目左1
建設年:大正14(1925)年
外壁にアイヌ文様、玄関上は彫刻レリーフで飾られている。
旭川の個人住宅の中ではかなり異彩を放っているものだ。
「旧館脇倉庫㈱倉庫」 旭川と道北の建築探訪NO7
所在地:旭川市宮下通11丁目1398-2
建設年:大正2(1913)年
旧第七師団が旭川にあったころ、この地区は軍事用物資や道北への開拓物流品の集散地であった。
上川倉庫群など現在も一部健在で、この倉庫もその一部であった
主に政府所有の米を保管する倉庫として使用されていた。
明治31年ごろに創業した「館脇煉瓦工場」で作られたもので
アーチ型の入り口や、軒下や妻側に蛇腹で装飾しているのが印象的。
屋根はドーマ窓は後付けのようだ。
現在は札幌の人気カフェグループ森彦の「MORIHICO. RENGA1909」カフェが営業中。
2023年10月撮影
「上川倉庫㈱」 旭川と道北の建築探訪NO8
所在地:旭川市宮下通11丁目1604-1
建設年:大正2(1913)年
指 定:国指定登録有形文化財
この会社、倉庫群は旭川、道北への流通の貢献をなし
役割は変わったが今なお健在している。
旭川市は旧第七師団と旧国鉄の設置により明治より発展し
現在も北海道第二位の人口を持つ町になった。
それには商人と倉庫が支えた意味合いは大きい
上川倉庫は主に穀物倉庫として大きな役割があった。
その役割が終えたあと、壊すか残すかで悩んだ末に保存と再生の道を選んだ。
現在、この倉庫群は「蔵囲夢」と名付けられレストランやギャラリー、多目的ホールなど文化発信の場所として位置付けた。
木造造りの事務所棟は特にレトロ感が満載の建物で
外観は創建時からそんなに変わっていないという。
訪問時は紅葉のピークで建物群と併せて街並みに彩りを与えていた。
現存する7つの倉庫、事務所棟は国指定の登録有形文化財に指定されている。
2023年10月撮影
「旧岡田邸」
所在地:旭川市5条通16丁目1099
建設年:昭和8(1933)年
前回、初めて訪問したときより紅葉が見事だったので
改めて撮影をしてきた
現在は「おかだ紅雪庭」
2023年10月30日撮影
「洋館」
所在地:旭川市
建設年:不明
市内をめぐっている時に気になる住宅を見つけた。
表に見える棟の隣が木々が生い茂り全然見えない
だがよく見ると、そこには別館があり、以前に「松岡家」住宅で見たのと
そっくりな洋館が隠れていた。
おそらくこれから葉が落ちるときから春先くらいなら
なんとか外観は見ることが出来そうだ。
※住所等は載せません
2023年10月撮影
「旧石川理容美容器具店」
所在地:旭川市3条通13丁目
建設年:不明
参考にしているサイトで写真だけは見ていたが住所までは調べなかった。
市内を廻っている時に偶然通りかかって確認出来た。
印象的なファサードは左右で違うところが面白い
もしかすると増築したのかもと思ってしまう。
サイドから見ると木造板張りになっていたので
正面の飾りが一層目立つ建物だった。
現在は店舗の看板がないので倉庫か住宅に使用しているかも知れない。
2023年10月撮影
「合同酒精㈱ 旭川工場旧蒸留棟」 旭川と道北の建築探訪NO34
所在地:旭川市神楽岡8条1丁目
建設年:大正3(1914)年
「合同酒精」のというよりもはや地域のランドマークにもなっているような塔屋。
「合同酒精」は元は「神谷酒造」であり、ドイツから蒸留機を購入し、技師もドイツから招き寄せて技術指導をさせている
米からの日本酒ではなくジャガイモやトウモロコシから蒸留して作るアルコールの工場を日本初で造った。
この蒸留塔はレンガ造りで5階建てに驚く
これほど高い古いレンガの建物は国内にどれだけあるのだろうか
内部は公開していないが蒸留塔だったので吹き抜けになっているらしい
鉄骨補修もされており耐震性もある。
敷地内には熟成倉庫も3棟あり、こちらも歴史的建造物であろう
訪問時はことのほか紅葉で綺麗に彩られた。
2023年10月撮影
「旧登鶴酒造(株)倉庫」 旭川と道北の建築探訪NO35
所在地:旭川市神楽岡8条1丁目
建設年:明治43(1910)年
指 定:旭川の歴史的建物の保存を考える会 建築賞
美瑛軟石で造られたこの酒蔵は以前は旭川市の中心部にあった。
事業が終了した後に解体し、現在の地まで石を運び再建築した
以前は蔵に多い木骨石造りであったが現在の法により鉄骨石造りへと変わっている。
「登鶴」は昔の酒飲みには有名な酒だったらしい
その社長宅は現在も市内で歴史を物語る建物だ。
現在は「The Sun 蔵人本店」が再活用している
このお菓子企業も地元旭川を代表するメーカーであり
やはり地元が地元の建物を保存しようとする意志が感じられる。
2023年10月撮影
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