札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

木造校舎・廃校 真狩村の閉校 ※2校を追加しました

2024-06-30 16:35:23 | 木造校舎・廃校

真狩村の閉校(小学校) 赤字はレポート済 緑字は今回レポート

  • 真狩村立川崎小学校(1987年真狩村立御保内小学校へ統合)
  • 真狩村立知来別小学校(1999年)
  • 真狩村立富里小学校(2001年)
  • 真狩村立美原小学校(2003年)
    真狩村立御保内小学校(2023年真狩村立真狩小学校へ統合)

 

 

「旧真狩村立御保内小学校」

 

開校:明治37(1904)年
閉校:令和5(2023)年
校舎:昭和53(1978)年竣工~平成17(2005)年大改修 体育館:平成22年竣工

真狩村加野46

 

旧御保内小学校は昨年閉校になったばかりの小学校だ
道内の他の学校でも来年の3月で閉校になることが決まっているところがある。

残念なことだがこの少子化や過疎化の時代なのでやむを得ないだろう
今どきの閉校とはそういうことなんだろうなぁ

昔は炭鉱の町が閉山するとたくさんの人が流失し、学校もすぐに閉校になっていたが
何せ子供がいないことには学校は成り立たない。


「オホナイ」とつく地名は道内にいくつかあり
個人的には日高耶馬渓にある滝の名前がすぐ思いつく

ここは「御保内」でこの漢字だと他にはないようだ
ちなみにアイヌ語で「オホナイ」は 深い川というらしい。

 

学校への道しるべが今でもあるが、これは残してほしい

 

校舎は正面に対し横一直線で右端に体育館がある
この体育館は新しくお洒落な体育館だ。

校舎の玄関には板が打ち付けられており、閉校後の活用が
すぐにはされないのだろう。

遊具もポールもそのまま残っている
前庭は雑草が伸びてきた

また1年を超えるとさらに草の背が伸びそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この地区は羊蹄山が見える学校が多い
ここは?と思ったら校舎向かいの農家の間から…

 

2024年6月29日撮影

 

 

 

「旧真狩村立美原小学校」

※真狩村史より

開校:昭和26(1951)年
閉校:平成15(2003)年
校舎:()

真狩村美原

 

上記の「旧御保内小学校」はまだグーグルマップに表記があったが
「旧美原小学校」の位置は表示出来ない。

目印としては真狩村美原の道道257号線を真狩から喜茂別に北上すると右側に「種苗管理センター北海道中央農場後志分場」がある

(これは通り過ぎた後で左側に分場がある)

 

そこを通り過ぎると青看板があり左折出来るが
その左側の一角が旧美原小学校の敷地だった。

 

 

またシンボルツリーだった?大きな木とやはり羊蹄山が目印である

(真狩村史にある写真と位置確認を)

 

2か所ほど内部への進入口があるが、この時期は雑草などが鬱蒼としており入る気にならないし
他の方のレポートを見ても校舎はおろか、校門も遊具も何もないようだった。

 

 

 

ここで撮影をして終わりと思い車に戻ろうとしたら
道路向かいの林になにやら白い標識が見えた

 

 

 

行って見るとそこには「美原小学校メモリアルイベント記念」とあった

平成15年は美原小学校が閉校になった年
7月に何かイベントをして廻りを囲むように1本の木を植えた
その名残だろう。

なぜこちら側に記念の標識があるかは分からないが
これが、ここに学校があったという証明にはなるだろう。

 

真狩村の中心部から見る羊蹄山はどこか片流れして見えるが
ここの羊蹄山はきれいな形なんだな

2024年6月29日撮影

 

 

 

ここから過去レポート

 

「旧真狩村立川崎小学校」

 

開校:1905(明治38)年
閉校:1987(昭和62)年
校舎:(昭和8)1933年竣工(体育館は昭和30年)

真狩村川崎

 

三ノ原小学校のすぐ近くにある道道777号線(777とは!)を通りさらに南下する
今度はもう少しで豊浦町へ というところでスィッチバックするように97号線で北上をする。

ナビの指示を「川崎神社」にしていたのでほどなく到着。
車道の正面は羊蹄山だ。


 

広場(旧校庭)を通して川崎小学校が良く見える。

車道側にはシンボルツリーなのか高い木があり右側は何もない
徒歩で歩道から校舎に近づくと校門と表札あり

体育館は若干新しめだが校舎は歴史を感じる
屋根には順次修復した後が残る。

 


真狩村村史より

 

 

 

 


別の方の過去のレポートでは個人が住宅として使用しているらしい
確かに車があったので校門より先に入るのは止めた。



面白いのは表札のローマ字の綴りかも。

 


2022年4月撮影

 

 

 

「旧真狩村立富里小学校」

 

開校:1910(明治43)年
閉校:2002(平成14)年
校舎:()年竣工

真狩村富里


*真狩村史より


富里小学校も本当にここに学校があったのだろうかと
強く感じた場所にある
民家はあれどほんの数件でおそらく農業の方たちであろう
以前はもっと住人がいたようだ。

校門とプレートだけが学校があった証明だが
シンボルツリーらしき樹木もある。

後ろにそびえる羊蹄山のロケーションが素晴らしい
今回は雲がかかっていたが綺麗なお山と一緒に撮影したいものだ。


 

 

 

 

 


2021年11月撮影

 

 

 

「旧真狩村立知来別小学校」

 

開校:1905(明治38)年
閉校:1999(平成11)年
校舎:1933(昭和8)年竣工

真狩村桜川



*真狩村史より

知来別小学校は郷土の有名人、細川たかしが卒業生である
関係あるかはわからないがテレビのロケにも使われたことがある。

村史の写真にあるように校門から正面に玄関がある一直線の平屋だったようだ
羊蹄山は校舎の後ろにあり学校と児童を見守っている感じだ。

現存の写真がネットにあるくらい、そんなに前の解体ではない
もっと早くにこの趣味に出会えば、見ることが出来たと残念だ。


 

 

 

 

この旅の最後の羊蹄山は留寿都村の道の駅から
留寿都村や他の町の訪問残しは来年に譲ります。


2021年11月撮影