ババァの小言に耳を貸せ!

ババァである私が日々感じたことや体験したことを綴ります。

原発に思う事

2011年07月30日 | 妄想
「ワクチン?」
「そんなものがあるんですか?」
「ええ。あるんです
正確に言うとワクチンではなく
ワクチンの様な物なんですけどね。」
ある国家プロジェクトに参加していたというその男は
いかにも胡散臭かったが
県会議員の先生からの紹介だ。
先生はこの町のことを真剣に考えてくださる方だ。
「まだ研究段階なんですけどね。
聞いて損な話ではないと思いますよ」と
ニヤリと笑うと
メガネを人差し指でクッと持ち上げながら話し出した。
「日本に原子力爆弾が落とされた後
原爆障害調査委員会が発足され、
長崎・広島に施設を作り
放射線が人体に与える影響がどんなものなのか
徹底的に調べられたんです。
私の祖父が長崎で医者をしておりましてね。
その手伝いをさせられていたんです。
その研究で
同じように被爆しても
人体に影響の出る人と出ない人がいるのは何故か?
その何故を研究していくと
ある体質に関係していることが分かったんです。
地球には
自然放射線という物が存在していて
ラジウム温泉とか鉱物とかから放射線が出ているんです。
イランのラムサールと言う所は、平均の20倍の放射線量があり、
そうゆう高濃度の自然放射線を先祖代々浴び続けている民族などは
自然に耐性を強めていることが分かったんです。
日本も温泉地など自然放射線の高い地域が沢山あり
耐性能力を持っている人が多数存在していました。
更に調べていくと九州のある地方の民族は
放射線に耐性を持っているだけでなく
放射能を身体から排出する能力を持った体質だったんです。
そして、その体質の男女から生まれた子供はより強い体質を持ち
より強い体質の男女から生まれた子供は更に強い体質を持つ。
そうやって生まれた子供は
放射能に対して強い耐性を持つようになり
かなりのレベルの放射能を浴びても大丈夫になるんです。
わたしもそうやって生まれたひとりなんですよ。
私は3世・・私の子供は4世になります。
オゾン層の破壊で放射線や宇宙線などが増えてくると考えられる今
放射線に強い人間を作ると言うのは
世界各国で急速に進められています。
そして日本チームは
放射能を排出させる細胞を発見し
血液の中から取り出し
培養することに成功したんです。
この細胞を接種すると
骨髄に定着し増殖を始めます。
注射1本で私の様に
身体から放射能を排出できるようになり
放射線を浴びても耐性が得られるようになるんです。
まだ、実験段階で
臨床試験は行われていません。
でもこんな事態の時です。
今までの研究の成果を
役立てたいんです。
町長さん、
義援金も随分集まってるそうじゃないですか。
その一部で
このワクチンを買いませんか?
この町の皆さんが救われるんですよ。
この政府から見放されてしまった町を救いましょうよ!」
彼は天使?詐欺師?
さぁ!どうする?町長!

・・・ってのは私の超いいかげんな
よくぞここまで出まかせを・・って言う妄想なんだけどね(^_^;)

日に日に増える放射汚染の影響
週刊誌の見出しには恐怖をあおる文字
政府の発表は「大丈夫」
何を信じればいいのやら・・・。
すぐに影響が出る物でもなくて
10年20年後に結果がわかる物だから
タイムマシンでもない限り
「大丈夫」が嘘なのか本当なのか分からないんだもんね。
楽観しすぎるのも
悲観しすぎるのも
ダメなことは分かってるんだけど
政府の発表を信じるしかないのが現状だ。
原発推進、脱・原発
世界中の人たちが考えなくちゃいけない問題。
電力は絶対に必要な物
生活を豊かに変えてくれる物
原子力の力は大きい。
でも事故が起きたら
手におえないモンスターに変わってしまう。
絶対に安全とは言えない物。
東京電力は沢山お金を持っていたから
事故の終息のためにお金を注ぎ込むことが出来てるけど
貧しい国だったらどうなってたんだろう?
世界がタックを組んで助けてくれるのかな?
そう考えると
自国で解決できないような国は
原子力発電を持つべきじゃないんじゃないかな?
あと証拠を埋めちゃうような国も・・(笑)
日本はどう変わっていくんだろう?

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