渋谷のシアターNで上映されている
パティスミス・ドリーム・オブ・ライフを観て来た。
パティスミスは現在62才
ゴッドマザー・オブ・パンクと呼ばれている。
詩人でありパンクロッカーでもあり
2つを融合したとてつもない物を魅せる人だ。
今年のフジロックにも参加していたそうだ。
映画は
パティスミスを11年間撮り続けた物をまとめた
ドキュメンたりーになっている。
どうやってパティスミスがパティスミスになっていったのか
自分自身の淡々とした語りで綴られ
自宅での思い出の話や
ライブステージでのパフォーマンスや歌や詩が
ごちゃ混ぜに詰め込まれていた。
男っぽい顔立ちとガリガリに痩せたスタイル
髪の毛なんてちょっと汚い感じがするんだけど
それがパティスミスなのだった。
アーティストオーラが半端ない。
ビンテージなポラロイドカメラLand 250を持ち歩き
撮影する姿もカッコイイ!
写真展も開い事があるそうだ。
この映画を撮影したスティーヴン・セブリング監督は
雑誌や広告の写真を撮るカメラマンだった。
撮影でパティスミスに出会い
彼女の全てに感銘を受け
意気投合し
彼女の全てを記録したいと思った。
そして11年にも及ぶ撮影の末出来上がった初監督映画だ。
パティスミスは大切な友人・最愛の夫・かけがえのない実弟を
ある時期に次々と病気で亡くしてしまう。
悲しみのどん底から
引き上げてくれたのはボブ・ディランで
彼のツアーの前座を任される。
歌う事で救われる事
再生される魂の行き場を歌にして
バティスミスは再始動をはじめた。
環境問題や
イラク問題・・反戦
ブッシュ元大統領への怒りの歌は
ストレート過ぎるほどストレートだ。
シャウトしまくる彼女もカッコいいけど
Because The Nightのように
歌い上げるのも好き。
映画の内容はストーリーが有る訳では無いので
時々眠くなったりしてしまったけど
映画の何処を切り取っても
カッコいいポートレートみたいだった。
パティスミスの感性の玉手箱の映画。
あんまり上映してる映画館がないので
映画館は混んでいた。ほぼ満席。
そしてルックスもスタイルも雰囲気ありありなアーティストな人が多かった。
私はパティスミスは全然知らなくて
娘2号のお供(スポンサー)で行ったのだけど
感性が磨かれた気がする(笑)
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