前祭の山鉾巡行がいよいよ17日に迫った祇園祭、接近中の台風も何とかしのげそうで一安心ですが、それに先駆けて火曜日に山鉾を見に行ってきました。阪急烏丸駅のホームを上がると早速ありましたよ。
「くじとらず」と言われ、毎年必ず巡行の先頭に立つ長刀鉾(なぎなたほこ)です。
てっぺんに疫病邪悪を祓うという長刀がついています。
近寄ってみると、あれ? 鉾の中に人がいる? あがれるの!? と喜んだのもつかの間、なんと「婦人と忌中の方は入れません」というお達しが。まじで~(T_T)
でも、鉾正面の建物の2階までは上がれるというので、パンフレットを買って(あがるためには両サイドにあるテントで物品を買わねばなりません。入場料替わりですね)建物の中にはいります。
2階の展示。この間、神戸ファッション美術館で見たばっかりの下水引が飾ってありました。
橋から先へは入れません(^^;)山鉾上の男性のカメラが向いているのはこのお祭りを捧げる八坂神社方面。いいなあ。
残念なご婦人方はめげずに窓際で鈴鳴り。
前日のニュースでは女性が鉾を曳いている映像が出ていましたから、ある期日以降はNGみたいです。それとも乗るのはずっと駄目なのかしら? 今度確認しておきます。
これ以外の鉾は拝観料さえ払えばご婦人でものぼれましたから、疫病邪悪を祓うこの長刀鉾は神聖で特別なもののようです。そもそも祇園祭は都に蔓延した疫病をはらう為に始まったもの。どんなにご陽気にやってても、ただのお祭りではないのだなと実感。
窓際からの風景。
お隣で写真を撮っていた上品な年配のご婦人に「(鉾に入れなくて)残念ですね」と話しかけたら、「でも、それはもうしょうがないわよ。しょうがない」と、至極当然という様子でお答えになりました。言いながら、カメラを構える姿が弾んでます。初めて来たと話したら
「楽しいでしょう?」
と満面の笑みでおっしゃいました。その通り。たとえ鉾にのぼれなくてもとっても楽しいです(^^)/
山鉾が見つめる八坂神社方面。
バスと鉾が並ぶシュールな画。運転手さんも思わず見ちゃう。
後ろに控える山鉾たち。
明日は、この山鉾たちのご紹介です!
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