みなづきのなごしの祓する人は千年(ちとせ)の命のぶといふなり
松尾大社に行ってきました
『夏越の祓い』の神事は30日施行ですが、半年間のけがれが祓えるという『茅の輪』は6月28日~30日の3日間くぐることができます。
雨の境内はとても静かです。
古事記にその記述がある大祓いですが、実は応仁の乱以降一度途絶え、復活したのは明治時代なんだとか。それでも200年弱ぐらい前ですか。また、松尾大社では「お祓いさん」と呼ばれる茅の御裾分け(?)をいただくことができます(志納)。
足下が悪くても参拝客はちらほら。傘をささずに茅の輪をくぐっている方がいらして、えええっと思いましたが、いざやってみると、確かに傘が隔てのように感じられて、結局、自分も傘をささずに(カメラだけ死守して)くぐりました左、右、正面と8の字を描くように3回くぐるのがお作法です。
生きていくことはけがれることだと受け入れて、時を区切って自らを律していこうとした昔の人は立派ですね。
そして、とても健全な気がします。
この空気のすがすがしさの理由の一つは、松尾山から湧き出る清らかな水の存在にある気がします。
茅の輪だけでなく、ふり続く雨がこの半年分のけがれを洗い流してくれたようで、帰る頃にはとてもさっぱりした気持ちになりました。
6月も明日で終わり。
いよいよ夏がやってきます!
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